宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ㉙-591    仮谷拉致事件のつづき

 

 仮谷であるという上祐の手法

 

 仮谷清志であるという上祐史浩の手法だが、「特殊ななりすまし」がある。

 通常のなりすましとは、中身も顔も別人になり、その人として話をする。

上祐の場合、中身は上祐なのに、身近な人に顔や姿をなりすまし、その人に罪をなすりつける方法である。 つまり、極端に言えば、中身は上祐なのに顔だけ知っている別の人になりすまして話をするのだ。

 

 例えば、ABCという人物がいて、AがBになりすます、これがよく使われている手法だ。その場合、「私はAではない」という。

 上祐の場合、中身はAなのに、顔や姿だけBになる。自分のことを無責任にするのに、他人の顔を使うという方法だ。「私はAだ」と言い顔がBになっている。それで周囲の人が「えっあの人Bなんじゃないの?」と勘違いするのを待っている。

 上祐は、よく他人の写真をコレクションして、顔の研究をしているようだ。

 その場合、本人が不在でないと上祐のやっていることは成立しないか、何かの理由でその場に顔の人物がいない時にその方法を使っている。そこで、本人が何も言ってこなければ、顔の人物に押し付けてもいいんだ、とみなしエスカレートする。

 上祐は、よくこの手法を用いて謀略行為をし、最悪、無罪になることもある。

 そのターゲットになっているのが、Ⅰ原慎太郎で林郁夫である。

  

 麻原彰晃のエピソードにこんな話がある。

 オウム神仙の会を開設した麻原は、名前と顔を取られたという。

 上祐があやしいが、麻原が開設したオウム神仙の会を勝手にオウム真理教にした人物がいたのだろうか。

 Aという麻原がいてCという場所にいる。

 上祐がA不在の時にCに出てきて「私はBという人物だ」と言いAの顔になっている。

 麻原が市川にいて、麻原が不在の時に上祐が出てきて「私は〇〇教の教祖だ」と言いAの顔になっている。

 このようにしてオウム真理教ができたのだろうか。

 

 麻原彰晃は上祐

 

 麻原彰晃は、上祐史浩であることがわかった。麻原彰晃と同一人物とみなされていた飯田エリ子が、上祐と同一人物であることがわかったからだ。

 この人物は、K池百合子、天皇とも同一人物である。

 ただし、裁判に出たのは別人なのだろうか。裁判に出た麻原は自分を演歌歌手Mか聞かれた際に「そうです」と答えているという。

 しかし、上祐がもし裁判に出たなら話は別だ。本当は演歌歌手M(早川紀代秀)ではないのに、演歌歌手Mです、と答えたかも知れないからだ。

 

 仮谷さんは元々の麻原彰晃

 

 仮谷さんは、元々、オウム神仙の会で麻原彰晃と名乗っていた人物で、それを上祐に「名前を取られ」た人物であると思われる。

演歌歌手Mと妻の離婚問題を担当していた公証役場の男性だが、当日拉致されたのはなりすました上祐ではないだろうか。

 拉致が「成功」し、上祐扮する仮谷さんがサティアンに連れて行かれ、そこで何か注射のようなものを打たれて目が覚めてはまた眠るというような昏睡状態に故意にされた時に、周りにネコが入れられたゲージのような物をわざと置いて、このことによって「ネコが嫌いになった」という状況を作りたかったのだろう。

 上祐は、元々ネコが嫌いだったが、事件になったことをいいことに、仮谷さんだけではなくネコをも呪おうとしていたことがうかがえる。

 その後、仮谷さんは殺害されたということだが、本物も上祐も生きているので、仮谷さんが殺害された、というのは誰が死んだのかが不明だ。

 飯田エリ子(上祐)が「仮谷を拉致しろ」と命令した首謀者だが、これは、新しい麻原彰晃と同一人物である。

 オウム内で革命が起きていたのだろう。

 〇オウム神仙の会の代表者→仮谷清志で林郁夫

 〇オウム真理教の教祖→ニセの仮谷清志で上祐史浩

  

 仮谷の拉致に関わったとして逮捕された三人

 

 その仮谷清志を拉致したとして、関わった三人が指名手配されているが、逮捕された平田信高橋克也は、松本知子である。

 松本知子は、元々の麻原彰晃がオウム内革命により代表の地位を奪われたことをもちろん知っているだろうが、松本知子自体は、元々の松本朋子なのか新たな上祐教祖の新しい妻が扮しているのかわからない。

 もし、松本知子も入れ替わっているのなら、仮谷拉致事件で殺害されたといっている人物は、元々の松本知子である可能性もある。

 まだオウム真理教がありひかりの輪が創設されない前から、松本知子は「ひかりの輪に入らない?」と周囲の人を勧誘している(1995年頃)。

 革命が起きた時点で、オウム真理教=ひかりの輪であったことがうかがえる。

 上祐からしてみれば、ひかりの輪が自分が設立した宗教団体なので、オウム真理教を破壊し、ないものにしてからその信者を取り込んでひかりの輪をスタートさせようと思っていたのではないだろうか。

 そうすると、地下鉄サリン事件や国松長官狙撃事件も、オウムを破壊するつもりでわざと命令し、大規模に警察に捜査させ、解体する目的で行われたと考えられる(ジャーナリストのE子は上祐と同一人物)。

 オウム真理教の1995年頃の事件は、上祐が「オウム真理教を解体する目的で命令した」自作自演だったということになる。

 仮谷拉致に関わったとする、菊池直子は、逮捕された女性(メガネをかけた方)は、その元々の麻原彰晃で、仮谷清志と同一人物である。

 もう一人の菊池直子は、革命後のオウム真理教(ひかりの輪)の麻原彰晃で、上祐である。

 

 松本知子は新旧がいるのか

 

 夫が革命を起こされひどい状態になっているのに、妻がひかりの輪の側に平然とついている、ということがあるのだろうか。

 もちろん、妻と上祐が結託して元々の麻原を攻撃していたということも有り得るが、妻を殺害してさらに元々の麻原にダメージを与えようとしていたということも有り得る。

 指名手配の三人は、松本知子と上祐であるから、新体制の二人ということになるが、高橋克也平田信のニセモノが出てこないので、松本知子は元々の松本知子なのかも知れない。

 

 松本知子が裏切った 

 

  しかし、松本知子を味方につけると、元々の麻原の財産のことがわかってくるので、上祐が味方につけた可能性がある。例えば、「麻原を裏切って二人で財産を取らないか」等と持ち掛けた。松本知子は「どうせオウムは解体されるから今のうちに新しい団体に移行していた方がいい」として、そこで1995年頃にはもうその活動(ひかりの輪への勧誘)をしていたことになる。

 その麻原彰晃で仮谷清志の財産を狙っていた二人が、菊池(上祐)と平田と高橋(松本知子)ということになる。

 拉致に関わったというより、二人で首謀して財産を搾取しようとしていたのだろう。

 このことにより、元々の麻原の財産である会社や家が上祐に乗っ取られている。

 

 ひかりの輪麻原彰晃の写真が飾られていたとしても不思議はないのだ。まだ信仰しているというより、オウム真理教は元々、上祐の団体だったからだ。

 

 平田・高橋は平成の天皇、菊池は令和の天皇

 

 平田信高橋克也は平成の天皇と同一人物で、菊池直子は令和の天皇と同一人物である。

 平田と高橋が逮捕され裁判で有罪判決を受けたのは、平成時代(後半)の途中なので先は短いと思って刑を受けたのではないだろうか。一方、菊池の方はこれからの天皇と同一人物なので、しかも女性差別が激しい人物であるから、女性を餌にし令和時代を作ろうと思い、菊池だけ無罪かニセモノ逮捕となったのではないだろうか。

 

 菊池直子は仮谷清志の妹か

 

 仮谷清志の妹は、名前も写真も公開されておらず、仮谷拉致事件が起こるきっかけとなっている人物であるのに、情報が何一つ公開されていない。

 これはおかしいのではないだろうか。

 例えば、菊池直子と同一人物ということであったなら、ちょっと状況が変わってくる。菊池直子の情報がわかっていないので、仮谷清志の妹の情報もわかってないということだとつじつまも合ってくる。

 港区南麻布に、仮谷清志によく似た老人が住んでいたことがある。

 この南麻布の一軒家には娘とその母親も住んでいたが、母親は、1980年頃に亡くなっている。その後、父と娘は二人で住んでいたが、1990年頃に父親も他界している。

 娘はその後、父親のきょうだいの女性を頼って柿木坂に引っ越しているが、柿木坂といえば目黒区である。仮谷清志は目黒公証役場の事務総長だった。さらに、仮谷拉致事件のもう一つのきっかけとなったⅯ川清という人物の離婚問題があると思われるが、M川清も目黒区の住民である。

 港区から目黒区に引っ越した女性(仮谷清志の娘)は、Kという苗字だが、仮谷という苗字ではない。しかし、Kさんがオウムの信者であるということは周囲の人たちには知られていて、在家信者だと聞いたこともある人もいる。

 広尾や柿木坂に自宅があり、オウムの在家信者でもあるというKさんは、仮谷清志の娘で、父親の親戚(叔母)が仮谷清志の妹なのだろうか。そして、このKさんか叔母さん(

Kさんと叔母さんは同一人物の可能性がある)が、菊池直子なのだろうか。

 Kさんは、タレントのWという人物と同一人物だが、この人物の自宅はよく守られていて、何かにつけてWは自宅を盾にしていると言われている。

 Kさんの一族は確かに資産家であるようだが、その資産を守るために、様々な人が犠牲となっている。

 Kさんは、俳優のN村Ⅿ俊のマネージャーをしていて、芸能プロダクションのA二塾という会社の従業員もしている。

 テレビ関係者は、一般の人が知らないところで、一般の人の情報を得て勝手に使うなどしているという噂もあり、仮谷清志の娘や妹とテレビという新たな関係も見え隠れする。

 Kさんの幼馴染にテレビ東京の役員をしている人物の息子もいて、テレビ局と関係がありそうだ。

 オウムはテレビを効果的に使っていると言われていた。

 

 Kさんはその後、平田信と同一人物であるこがわかった。

 つまり、仮谷清志の娘が平田信だったことになる。

 他の指名手配犯も、実は仮谷清志の娘や息子で、親の遺産をもらおうと仮谷清志を狙ったのだろうか。

 しかし、仮谷清志は、麻原彰晃や国松長官と同一人物であり、仮谷拉致事件も自作自演の可能性が高い。

 三人の指名手配犯には、親の遺産をもらう、という目的があったとしても、それを指示したのが仮谷清志本人で、真の目的は、麻原が裏では国松だったり仮谷清志だったりいい人に見えるようにするための事件だったのだろうか。それは、オウムが暗躍するためでもある。