タリバンは、アフガニスタンとの結びつきが強いようだ。それは何故だろう。そして、タリバンがインドのヒンズー教徒であるとすると、アフガニスタンとの関係も理解できてくる。
1947年、それまでイギリス領だったインドが独立した。独立に当たり、ヒンズー教徒が多く住むインドと、イスラム教が住んでいる東西パキスタンに分離した。最後のインドの総督のルイス・マウントバッテンは、パキスタンの独立を8月14日、インドの独立を8月15日にすると決めた。
パキスタンは、東西に分かれてしまい、イスラム教徒が移住(引っ越し)するにあたり、暴力や虐殺が横行したという。その後、東パキスタンが独立し、バングラディシュが誕生した。
実は、昔、パキスタンは、インドと同じ領土だったのだ。しかし、インドの独立により東西に分かれ、インドと対立するようになったのだ。
タリバンがインド人のヒンズー教徒だとすると、分離独立したイスラム教徒が住むパキスタンとは対立することになる。そこで、パキスタンの隣国のアフガニスタンと親密になったのだ。
ヒンズー教徒とイスラム教徒は対立して仲が悪かったことも興味深い。
インドとパキスタンは仲が悪く、インドの諜報機関のもっぱらの監視対象は、パキスタンだったようだ。
しかし、1980年代に入り、ロシアがアフガニスタンを侵攻した。タリバン(インドやアフガニスタンのヒンズー教徒)は、それに反発した。この時頃から、インドの諜報機関は、パキスタンだけでなく、ロシアも監視対象となったようだ。
このように、タリバンはイスラム教徒であると思っていると、アフガニスタンとの関係がわからなくなる。
インドには、RAWという諜報機関がある。RAWは、名前こそ知られていないが、とても大きい組織で、諜報機関としてはとても有名らしい。インドの諜報機関に、IBという組織があったが、IBは、インドの独立前の1887年に設立された世界最古の組織だということだが、1968年にIPS(警察)RAWに分かれた。IBは、スコットランドヤードやイギリスの諜報機関の仲間だったようだが、今でもそうなのかは不明だ。
インドは独立する前は、イギリス領インドだったからだ。
エリザベス女王の夫のフィリップ殿下は、イギリス領インドの最後の総督のルイス・マウントバッテンの家と出身が同じだ。イギリス領だったインドを独立させる野望を持っていたのかも知れない。
М元首相はビンラディン
М元首相は、ビンラディンと同一人物であることがわかった。イラク戦争の時に怪物のようにいい思いをしていたのは、本来なら自身が責められ攻撃されるところを、敵国が戦争になっていたからだろう。自身も助かり、嫌いだった国家が戦争になり、二重の喜びだったのだろう。
イラクは、元々94年に殺害された女王がフセイン大統領だった。
当時の大統領ブッシュもビンラディンと同一人物なので、このテロ事件を契機にして、自身に逆らう国や人々(女性全員も対象)に攻撃を与えようと思ったのではないだろうか。