宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 28-28    八王子大和田スーパー殺人事件のつづき

 制服の件

 夏休みの日曜日に女子高生が制服を着てレジを打っていた、という証言があるが、殺害された時には私服に着替えていたという。
 ここで不審なのは、前述のように
_撞戮瀉罎瞭鑈貌釮棒服を来てバイトに出ること
∧津晃紂∋簓?肪綢悗┐討い拭△箸いΔ海箸世、自宅から制服で来て、私服を持ってきて、閉店後に着替えた。バイト勤務が終わった後に、皆でどこかへ行くつもりなら、最初から私服で来ればいいのに、わざわざ制服を来て勤務先に来ていた
 ことである。

 部活をしていて、学校からバイト先に来た、ということも有り得なくはないが、普通、バイトをしている者が部活と掛け持ちするかどうか疑問である。
 また、高校生の被害者の1人は、自宅から自転車に乗ってやって来た、とされている。自宅から学校が休みの日に制服でバイトに来るものだろうか。しかも、私服を持ってである。
 例え、部活をしていたとしても、発表会か何かがない限り、夏休みの日曜日に部活に行くのは不自然ではないだろうか。部活も一生懸命やり、保育士になる夢があり、なおかつバイトまでしていたとすれば、相当なパワフルな高校生である。
 
 もし、そういう高校生でないとすれば、この制服の不自然さの理由は、わざわざ制服を着ている姿を披露していることから、被害者を女子高校生に見せかけて殺害し、被害者の特定を遅れさせるか身元の特定を防ぐつもりだった、ということが考えられる。 

 被害者は高校生ではない?

 つまり、被害者が高校生かどうか本当のところ、わからないのではないだろうか。
 
 被害者3人の顔を見たところ、全員上裕史浩に顔が似ている。騎世気鵝⊇?匚盥酸牽何佑蓮⊂緲気扮していた同一人物者で、高校生は別の学校に行ったり来たりし(同一人物なので、1時間目(ある日)はM田として、3時間目(別の日)からは別の女子高校生として行ったり来たりしていた)、さらに、夜には騎世箸靴謄侫リピンパブにも勤めに出ていたのかも知れない。
 被害者の3人が、上裕だとすれば、名前の出ている被害者は、本当の被害者ではなく、別の人が殺害されたのに、制服があったために、女子高校生だと思われてしまったのだ。これは、犯人側のトリックである。
 殺された3人は、実は、騎世離侫リピンパブに勤務していた同僚のフィリピン人の3人かも知れない。
 このうちの1人は、最初は犯人側と共犯のつもりでいたが、後から犯人側に裏切られ、殺されてしまった。裏切られることは被害者の予定に入っていなかった。だから、銃で頭を殴られるというような一瞬のスキを突いた殺し方だったのだ。

 事件後のフィリピン情勢

 この事件の後、フィリピンの政治情勢を見てみると、1970年代~80年代にかけて台頭してきた、イスラム勢力のモロ人民解放戦線が、フィリピンの政府軍と和平協定を結んでいる。これが1996年のことで、事件の翌年である。
 情勢が変わるには、それなりに何者かの殺害があったはずで、このスーパーで殺害された3人の被害者は、フィリピンの政府軍の関係者ではないかと考えられる。
 軍人本人か軍人の身内などで、何かの都合で日本に働きに来ていたのではないだろうか。
 妓郷蟻析困蓮▲侫リピンのアキノ大統領と同一人物なので、日本で妓兇砲弔感覚で働きに来ていたのかも知れない(妓兇脇鐱椶砲い襪海箸多いので)。
 フィリピン政府のトップの近くで働きに来ていたフィリピンの政府の軍の関係者だったとすれば、もしそうである場合、例え、娘ではなくても、妓兇娘と呼んでしまっても違和感はないだろう。

 犯人は、モロ人民解放戦線というイスラム組織とフィリピン政府と関係のある人物(妓兇半緲気叛篤L脆?砲如▲ぅ好薀爐魯謄軈反イ覆里如▲ウムとも関係が出て来る。

 フィリピンに軍事対立があるのだから、スカイヤーズ・ビンガムかその製造会社もその争いに使用されていたり、武器製造もしているのだろう。

 犯人は第一発見者か

 事件の登場人物で誰にあたるかといえば、第一発見者の2人である。
 騎世涼凌佑涼法幣緲機砲氾垢僚?(斉藤)だ。
 知人の男は、フィリピンパブの経営者か騎惜椰佑如▲后璽僉爾療皇垢前の店長で、パブとスーパーの両方に出勤していた人物だ。
 被害者の3人は、パブの従業員だがスーパーの従業員かどうかはわからない。しかし、皆でどこかへ行くとスーパーに呼び出して、別の者が「何をしている強盗か」などと言って手を粘着テープで縛った。
 縛った者は上裕で、店長か前の店長の姿になり、事務所に入ってきたのかも知れない。