宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ㊴-14    帝銀事件のつづき 自作自演事件だった?

 

 石井四郎は支店長代理の男

 

 帝銀事件は、平沢貞通の他に共犯者がいるのではないだろうか。

 警察が調べた証拠は、どれも平沢が実行犯であることを示すものが多いのに、当の平沢は冤罪だと主張しているためだ。これは、共犯者がわからなかったり、全容が解明されないことをののしっているためではないだろうか。

 事件には、石井四郎が関与している可能性があるようだ。GHQが「石井四郎は逮捕しないでくれ」とわざわざ言ってきているためだ。

 それは、捜査の中で石井四郎が出てきたからだろう。

 銀行関係者の中で、石井四郎は、当日、支店長代理をしていた吉田武次郎という人物でると思われる。支店長の牛山仙次は当日、腹痛のため早退していて、吉田が支店長代理をしていた。

 平沢貞通は東条英機と同一人物者で、石井四郎はその親のようである。

  女性差別から起こった第二次大戦は、一応は男尊女卑国家のドイツや日本、イタリアが負けたことになっているが、それでは都合の悪い人たちがたくさんいた。 

 「女は戦地に行っていないのに勝利するのはおかしい」。当時から、この主張は起きていて、戦争をする者、裁く者にも女性はいなかったことから、戦争が終わっても女の勝利ということにはしないようにしよう、という思想が支配していた。

 東条英機ヒトラーも自殺したことになっていて、戦犯の償いをしていたかどうか疑問だ。むしろ、東条英機の親である石井四郎も裁かれると、東条英機(イラン人)があやうくなり、男尊女卑思想が破壊されるという理由で、東条やその親の石井は温存しようということになっていたようだ。

 帝銀事件の直後、日本の銀行の大編成があり、これに関与するのに帝銀事件を起こした可能性がある。それは、銀行の男尊女卑思想(イスラム思想)に関係があり、事件が未解決になったことにより、銀行の男尊女卑思想が横行するようになっていたと考えられる。

 銀行の男尊女卑思想とは、「女性に給料以外の金は渡すな」というもので、給料以外の金が女性に振り込まれたとしても、それを銀行が制御し、他の男の口座に渡るよう操作し、女性に金が渡らなくするように女性が金を持たないようにする、経済制限をするというものだ。ちなみにこの思想は、現在でも受け継がれるていて、女性の金回りが悪い原因となっている。

 帝銀事件は、銀行の男尊女卑思想を行うための政治的、行政的干渉事件だったのではないだろうか。

 

 どうやって毒物を排除したのか

 

 実行犯の平沢は、行員が毒を飲む前に、「こうやって飲むように」飲み方を示してその後、自身で飲んで見せている。

 助かった人、助からなかった人がいるが、石井四郎と同一人物であると思われる、吉田武次郎は、実行犯の言うように毒物を飲んでいるようだが、実際には飲まなかった可能性がある。

 その方法は、口の中に綿かチリ紙を小さくして入れ、口の中で毒を吸収させ後で捨てるという方法ではないだろうか。

 よく、変装の方法に頬にチリ紙や綿を入れて顔の形を変えるというものがあるが、これを利用したのだ。口の中のつばが製造される場所かあるいは頬に綿かチリ紙を入れておき、毒物が口内に入っても綿かチリ紙に吸わせることにより体内に毒が回るのを防いでいたのではないだろうか。

 吉田支店長代理は、この方法で毒を体内に摂取せずに済んだが、倒れたフリをした後に警察に通報しに行くことによって責任逃れをしているようだ。これが、「石井四郎は逮捕しないでくれ」の内容なのではないだろうか。当日、責任者としての責任を問わないでくれ=表沙汰にしてマスコミに根堀葉堀突かせるのはやめてくれ、ということだったのではないだろうか。マスコミが話を膨らませて、実はあの戦争は処理がずさんだ、といった問題を提起されないためだったのではないだろうか。

 生存者の中にも、この方法で体内に毒を摂取しないで済んだ人物がいるとしたら、その人物が共犯者であった可能性がある。

 生存者の中に、後に読売新聞社の記者と結婚した者がいるが、読売新聞社の創業者は東条英機で平沢貞通と同一人物者である。

 重要な証言をしないでいた、あるいは隠していた、というところが目に留まり気に入られた、等のいきさつがあったとしても理論的にはおかしくない。

 むしろ、全員が綿かチリ紙を口に入れて、実際には毒を飲まずに排除していたことも考えられる。事件が未解決なのは、自作自演事件だからで、目的は銀行大編成に干渉して、戦争の続きである、女に人権や金を渡さないようにすることだったのではないだろうか。

 この事件と同じ時期に三鷹事件という列車の爆発事件が起きているが、この事件も未解決である。これなども関係者は全員仲間で自作自演事件だった可能性もある。目的は、列車の中で女にいい思いをさせるな、ということではないだろうか。

 旧国鉄、JRの列車内では、車掌の女性差別があり女性の列車内における居心地の悪さは有名だ。