仮谷拉致事件の黒幕
最初に仮谷氏の方をやろう、と高橋に持ちかけたのは、仮谷氏が自分の肩を持っていることをいいことに松本知子の方が言い出した。
松本知子は高橋克也の母親か姉なので、高橋はそれに同意した。
しかし、松本知子にもバックがいて、それは石井久子であるという。
石井は、松本の母親かも知れない。
昭和天皇の息子は、高橋克也、明仁天皇(仮谷氏)、早川紀代秀がいるが、このうち、早川紀代秀は、上裕が実の父親である。そのため、上裕と昭和天皇はあまり仲が良くなく、昭和天皇は、上裕のやることに対してたいてい苦い思いをしている。
高橋克也は、上裕と協調する姿勢があり、明仁天皇で仮谷氏は、上裕に対してよい感情はあまりなかったのだう。
石井久子は、上裕の母親でもあると思われるが、上裕を嫌っていた仮谷氏をあまりよく思っておらず、昭和天皇の息子の中で、上裕が嫌いな人物を殺人の対象に選んだ。
このため、オウムの主流派は上裕となった(前々からそうだったと思われるが、麻原が裁判で死刑判決を受けてから、ますますその傾向が強くなった)。
仮谷拉致事件の直後から、上裕に逆らう者の急先鋒だった仮谷氏が殺害され、一族も殺害されたことにより、オウムのターゲットは、上裕が嫌いな者となった。
上裕は、日本で天皇職に就いたことがあるかどうかわからない。首相はH山由紀夫が上裕である。しかし、1年足らずで政権を放り出している。
上裕の息子や孫は、天皇職や首相の座に就いているが、この政権や権限を維持するにあたり、必要な人材がいて、こういう人材を上裕は嫌った。
息子や孫の方が自分より、いい政治をされると困る、というのが本音のようだ。
政権を維持するために必要な人材とは、暴力団ではない真面目なタイプの人材もそれに含まれるが、上佑は、経済支配との兼ね合いで、孫や息子が見つけて来たこのような人材を殺してきた経緯があり、うまくやることが出来ない。
自分が.1となると、体裁を取り繕う必要が出て来るが、上裕の場合は、これをせずに、.1の腹心として、裏の汚いことをすることが多いので、人材たちと軋轢を起こす場合があるのだ。
日本で上裕がトップの座に立たないのは、裏で行なう殺人の方に興味が向いているからで、上裕は殺し屋として暗黒の世界に君臨している。その方が、経済がうまく回るからである(殺人資本主義者)。