中国への特命全権公使とは
ブッシュは米中関係で重要な役割を持っていた人物だった
1972年頃、アメリカのニクソン大統領は、中国との関係を重視し、米中関係を正常化しようとしていた。
中ソの対立を契機として、ソ連と中国が対立していくのでアメリカは中国との関係を重視するようになった。
その頃、日本の財界では、日本をさしおいてアメリカと中国が関係を良くすると困るなどとしていたが、すぐに中国の独立を認めた。
米中は、1979年1月1日に国交を正常化した。
このいきさつで米中関係を改善する事務局が米中連絡事務所だった。
ブッシュは、この米中連絡事務所の大使だったのである。
ブッシュはこのために、ロッキード社の福田和子から狙われていたのだ。
1979年に国交を樹立した最中に日本ではロッキード疑惑の裁判が行なわれていたわけだが、このことにより、米中関係で献労した政治家たちが陥れられていた可能性があり、ロッキード裁判の判決が出る頃には、親中派勢力が衰退していたものと考えられる。
ブッシュの殺害は、このことに役立っていたのだ。
ロッキード疑惑は、日本国内だけでなく、アメリカやイギリスでも起きていた。
中国を孤立させようとする(中国を支配するため)勢力が親中派の政治家を陥れるために献金し、中国との関係を改善しようとするのを邪魔していた。これがロッキード社だったのだ。