宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 66    栃木県・茨城県にまたがる女児殺害事件

●事件名 
栃木県・茨城県にまたがる女児殺害事件

 

●事件の概要
2005年12月1日栃木県今市市の小学1年生の女児吉田有希ちゃんが殺害され、翌日2日に、有希ちゃんの自宅から60km離れた常陸大宮市の山林で遺体が発見された。

 

●事件の背景
吉田有希ちゃんの写真が東京都に住むМ子ちゃんという女の子によく似ている。М子ちゃんは、当時9歳で、この事件の被害者の人物像とは2歳年が離れている。

 

●犯人は誰か
 2005年夏に、静岡県の別荘地で子供が拉致されている。拉致されたのは、当時9歳のМ子ちゃんという女の子で、М子ちゃんは両親とあまり仲が良くなく喧嘩が多かった。しかし、母親の体調不良の仲、やっと生まれた子供がМ子ちゃんだったようだ。
 М子ちゃんは、当時から何者かに狙われており、水着に水銀を塗られる等のいやがらせを当日されていた。そうとは知らず、水着を着用して子供プールに入っていたМ子ちゃんは、気分が悪くなり、また母親と喧嘩になり、М子ちゃんは「子供プールを出て外へ出た。母親が「もう終えなんかいらない、出て行け」と言ったためである。外へ出たМ子ちゃんを呼び出す声が聞こえ「うちにくるか」と誘ってきた女がいて、М子ちゃんはそのまま拉致されてしまった。
 М子ちゃんがいないことに気づいた両親は、地元の警察に相談したが、当日は見つからなかった。
 しかし、数日後、М子ちゃんは急に今度は両親の東京の自宅に戻ってきた。
 錯乱していた両親は、戻ってきた子に「本当のМ子なのか」を聞くと、子供はそうだと言ったので、その日から、その戻ってきた子をМ子ちゃんとして同居するようになったが、この戻ってきた子というのが、今市市に住む有希ちゃんだったのだ。
 有希ちゃんは、М子ちゃんと2歳離れていて、有希ちゃんの方が2歳年下だった。
見知らぬ家に<М子ちゃんとすりかわってやってきた有希ちゃんも読経のある子供と言える。
 その後、両親はやってきた有希ちゃんがМ子ちゃんではないことに気づき、今市市に住むМ子ちゃんを取り戻しに行ったが、また、М子ちゃんが今市市に連れて行かれる等の堂々巡りを何度かしている。
 しかし、2005年12月に事件が起きる。
 今市市の7歳の女の子が栃木県と茨城県の県境で殺害された。
この殺害された女の子が、東京のМ子ちゃんなのか、今市市の有希ちゃんなのかが判断が難しい。
 しかし、事件の後、今市市の有希ちゃんの両親が、М子ちゃんの自宅近くで飲食店を経営していたり、М子ちゃんの親族に嫌がらせをする等の行為をしていることや、М子ちゃんの母親が事件から3年後に死亡したり、父親も、有希ちゃんの親が関与した事件の容疑者と間違えられたり、自宅にいる「娘」から度々金をせびられる等の行為を受けていることから、殺害されたのは、有希ちゃんではなく、М子ちゃんの方である可能性が高い。
 今市市で女の子を殺害した人物は、М子ちゃんの親と間違えられるような人物像になりすまして女の子を殺害しているようだ。
 殺害されたのは、東京のМ子ちゃんの方だとしたら、動機は何だろう。
 М子ちゃんの家は、都内の自宅や別荘も持っていたので、その資産を狙っての犯行である可能性がある。
 М子ちゃんは度々両親と喧嘩していたのは、両親自体もあまり仲が良くなかったこともあるが、何者かに子供を嫌がらせされていたので、その嫌がらせをしていたのが、犯人ではないかとも考えられる。
 М子ちゃんと有希ちゃんは、年が2歳離れているので、同じ学年であることはあり得ないし、病院ですりかわることもない。まして東京と今市市なので私立小学校でない限り同じ学校に入学することもない、
 接点がどこにあったかだが、例えば、М子ちゃんと両親の別荘の近くの宿泊施設に有希ちゃんや両親が泊まりに来ていて、通りがかりにМ子ちゃん家族を見かけて家族仲が悪いことを知っていた、ということでもあったのだろうか。
 その別荘地の地域に貸別荘やコテージを運営する企業があり、М子ちゃんと両親の別荘の隣に犯人が宿泊に来ていたのだろうか。
 水銀中毒になったМ子ちゃんを呼び出し、隣の別荘にいた犯人は、М子ちゃんを隣の別荘に連れてきて、ガスをかがせた後昏睡状態に陥らせ、今市市にМ子ちゃんを運んだのだろうか。  

 

 犯人の被害者宅に対するたかり行為

 

 犯人の男は、有希ちゃんの母親と同一人物(本当の性別は男)で、栃木県警の警察官をしていた。事件の捜査の指揮も執っていたとみられる。 
 М子ちゃんが有希ちゃんとして殺害されたかどうかわからないМ子ちゃんの両親に対し、自身の娘である有希ちゃん対する「殺した責任を取れ」、とМ子ちゃんの両親に脅迫し、М子ちゃんの両親に金品をたかったり、М子ちゃんの親に入ってくる金をすかさずもらいに行く等、М子ちゃんの両親の家にたかり行為をしている。

 しかし、有希ちゃんは、М子ちゃんの自宅近くの施設に7歳頃から入所しているという情報もあり、М子ちゃんの親に金品をたかっていた人物が、有希ちゃん本人かどうかはわからない。さらに、有希ちゃんは別の時期に殺害されて、有希ちゃんになりすましている人物は有希ちゃんの母親で、施設に入所している有希ちゃん(殺害されたことになっているので別の名前を名乗っている)は母親と同一人物者である可能性がある。

 有希ちゃんに扮してМ子ちゃんの親にたかり行為をしていた有希ちゃんのような女は、事件から3年後に病死したМ子ちゃんの母親であることも考えられ、子供を事件で亡くした母親(本当の性別は男)が、死んだ後に有希ちゃんになりすまし、夫に金品をたかっていたという可能性もある。