宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 29-422    仮谷さん拉致事件のつづき

 上祐はY崎えり子?

 上祐はY崎えり子である可能性がある。
 上祐は、菊地から金をもらって写真の人物をしていた張本人ということだろう。
 平田信は上祐ではないことになる。しかし、上祐を嫌う人が多いので、信者がわざと上祐に変装して街にいる場合もある。
 アレフの資金源は、指名手配者からのものだ。
 だから、指名手配者の写真の人物をしていたのが上祐だが、いざ裁判となると、その人が本当に指名手配者かどうかが争点になるのだろう。
 オウムの指名手配者の写真を集めて来たのが麻原だという説があり、信者のために、わざと別人の写真を用いていたということが考えられる。
 上祐は、I原典子と同一人物者であると思われるが、I原の高橋克也なので、アレフ(資金をもらった者)と指名手配犯(高橋)の関係があり、かばい合う。
 上祐は、Y代亜紀(菊地)の影武者もしている。
 平田信は、もし脱獄していないし釈放もされていないなら、実物と写真が同一人物ということになる。

 資金をアレフに払わない平田が上祐から嫌われていた?平田が自首した理由

 平田は、資金をアレフに払っていなかったので、見つかりやすいか、仲間はずれになっていたというようなことがあったのかも知れない。平田は、盗聴について気にしていたフシがあり、一人だけ自分に資金を払わなかった上祐が、平田にだけ盗聴器をつけていたとか、弱い立場に立たされていたというようなことがあったのかもしれない。
 また、平田は、菊地直子の別名者のKという女の息子をしており、Kからもよく思われていなかったことが考えられる。自分の面倒を見るので精一杯なのに、息子の面倒まで見ていられるか、ということだろう。
 平田の替え玉がいて、この人物が麻原彰晃ではないだろうか。大晦日に出頭してきた平田はニセの平田の麻原彰晃で、本物は別にいた。

 オウムの大量殺人とは

 オウムの大量殺人というものがある。これは正確に言うとアレフ主導の大量殺人といえる。
 アレフは、オウムの逃走犯の救済と称して、犯人を隠匿し、逃走犯だと言われないように、一般人などを逃走犯に仕立て上げて殺害していた。
 オウムよりアレフの方が金の利益を追求し、逃走犯から資金をもらいかばうといって一般人などの殺害をし、また、逃走犯は資金稼ぎに金を持っている人を殺していた。また、その殺人を、商品開発や臓器売買に利用もしていた。
 この中心にいたのが上祐だと考えられる。石井は、逃走犯から逃げたいと相談を受けた者だ。この二人はよく似ているので見分けのつかないことがある。
 
 大量殺人は一人10人殺せば5万人

 オウムの幹部は、たいてい暴力団の組長をしている。オウムの幹部の人数は、20人前後だが、同一人物者がいるとして10人とする。この10人がそれぞれ暴力団の組長をしていると、支配下にある暴力団は10団体である。しかし、一人が一つの組の組長ではなく、一人が幾つもの暴力団の組長をしている。だから、支配下にある暴力団の数は10ではなく、20以上はあるだろう。
 一つの暴力団の構成員の数はそれぞれ違うが、中にはオウムの信者ではない者もいて、信者数が3000人と公表していても、協力する者はそれ以上だ。
 例えば、協力者が2000人いたとしても、合計で5000人がオウムやアレフのために動く。本人たちはそういう感覚でなくても、組長がそのように思えば命令に従うし意図を汲む。
 5000人が一人殺しても5000人が殺せる。二人殺せば1万人、10人殺せば5万人殺せる。
 大量殺人とは、何もオウムやアレフの幹部だけがしていたのいではなく、支配下暴力団構成員も加わっていたのだ。
 この数は、協力者が何人かで変わって来るが、倍なら10万人、三倍なら15万人ということになる。

 上祐が日本の男といわれた理由
 
 警察官に上祐の信奉者が多いのは、Y崎えり子が無罪になったことと関係がある。冤罪事件が起きると、その捜査に関わっていた警察官が死んだり左遷されたりする。Y崎えり子が無罪になったことにより、それに迎合する警察官が多くなった。そうしないとしっぺ返しが来るからだろう。
 裁判の判決を出した裁判長は行方不明だが、この判決が自分に有利にはたらいていた者が殺害している、という説もある。
 
 上祐は、1990年代前半頃に名古屋のお寺の家で子供を産んでいる(相手は麻原)。実は女だが、日本の男と呼ばれている。1988~1992年頃まで、豊島区にある大正大学にAという名前で通っていた。
 
 
 平田信について

 2011年暮れに出頭してきた男は、平田の替え玉をしていた父親の麻原彰晃である。本物の平田は、12月にオウムと仲間割れして、オウム仲間から殺害される計画を立てられたが、それを察知した平田は、別人を殺害して、小菅の病院の病室に寝かされていたところを、石井久子に再び殺害されたようだ。
 本物の平田は実はまだ生きている。