宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 39-65    上野公園ボート池男性殺人事件のつづき

 殺害現場は亀戸の香取神社か 

 上野公園の事件の被害者だが、遺棄された場所は上野公園のボート池だとしても、殺害現場が別の場所である可能性もある。
 上野公園のボート池には亀がいて、亀と関連ということで、江東区亀戸天神亀戸天神の近くにある香取神社なども事件に関連した場所として出てくる。
 そして、この中で亀戸天神を調べるうちに、亀戸天神の近くにある亀戸香取神社という神社が浮上してきたが、犯人らは、亀戸の香取神社を、「亀戸天神」と呼んでいた可能性が出ていた。

 香取神社のトイレは、新しくなっていて、古いトイレは神社横の入り口の隅に置かれている。土が山盛りになりその上に置かれていて、場所的にも状況的にも使う人もいないようだ。
 このトイレの盛り土の中に遺体でも埋まっていそうだ、と思う参拝客もいるのではないだろうか。
 しかし、このトイレ内では、男が二人入るのは少し無理なので、やはり新しいトイレの中で殺人が行なわれたのかも知れない。

 何故、香取神社があやしいかといえば、2011年3月11日の午後14時48分に巨大地震が東方地方を襲う直前の午前8~9時の間に、Aという放送局が、亀戸香取神社をテレビで紹介している。この香取神社は、有志らが集まって、勝運神社というサブネームをつけて、商店街を盛り上げようというものを運営していた。
 そして、この勝運神社が紹介された5~6時間後ぐらいに巨大地震が起きたのだが、この香取神社の勝運神社商店街は、そのことを気にすることもなく、しかも、そのことと掛け合わせて、東方グッズを販売する店まで出来たのだ。
 この神社と東北地方の関係はないのだが、この神社の商店街には、東北に関係する店がいくつが作られている。被災地のグッズや食べ物を販売する店だ。
 A放送局のテレビ番組のことを知らない人は、何故、この神社と東北が関係するのか全くわからないようになっているのだろう。
 
 ・勝運神社なのに、放送された日に巨大地震が起きたのに、それを気にしていない
 ・それを匂わせるように商店街には東北に関係する店がいくつかある
 ・東電の社員が地震の起こる1~2時間前に香取神社にいたことがわかっている

 などがあやしい点である。

 地震をおさえる意味の神社が逆に使われた?

 香取神社の総本社は、千葉県香取市にある香取神宮だが、香取市香取神社には、地震を押さえるという意味の「要石(かなめいし)」という石がある。石は、地震を起こすといわれる「なまず」を押さえている。
 しかし、この神社で大変な人(アメリカの国防長官)を殺害したことによって、意味が反対になってしまったというようなことも考えられる。
 しかも、被害者は、フセインということにされて(仕立て上げられて)殺害されていたのだ(犯人はフセインである可能性が出てくるが、犯人グループの中の典子とフセインは同一人物)。

 亀戸・香取神社で殺害され上野公園に遺棄  

 例えば、被害者は、亀戸の香取神社のトイレ内で殺害された後、上野に運ばれ、ボート池に遺棄された。
 ボート池には、亀が放されていて、殺害現場の「亀戸」とボート池が混じり合い、亀戸、神社、池(亀戸天神にも亀がたくさんいる心字池がある)、亀、ということで全部に一致する亀戸天神と間違えられたのではないだろうか。
 そして、何となく言葉を言うのに、香取神社ではなく亀戸天神という風に変わってしまったのだ。