宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ①-318    9.11同時テロ事件のつづき

 初動捜査を混乱させた

 オサマビン・ラディン師の写真を見ると、幾人かの人物かオサマビン・ラディン師をしているか替え玉をしているようだが、オサマビン・ラディン師は、上裕と同一人物である。
 9.11のテロの後、武田という女が演歌歌手Mが悪い、というような通報をしているが、悪いというより、この通報は、ビン・ラディンへの矛先を別人にすりかえるための通報だったことも考えられるが、全くわけのわからない通報者に対して懸賞金を支払ったアメリカが初動捜査をミスした可能性がある。
 武田通報者(歌手のA室奈美恵)は、捜査をよけい混乱させるためにかそういう人物なのか、無関係な第三者の名前を出し、その人が演歌歌手Mの娘だと主張しているが、その人は娘でない。全くの証拠もなく、事実無根である。自分が懸賞金をもらうために第三者を保険にかけたような感じである。
 しかし、アメリカの思惑としては、オサマビン・ラディン師は、アメリカの手下の軍の一つとして見ているので、庇った方が得策になる。そこで、第三者を取り締まることによって、タリバンを泳がせ、犠牲者を多く出し、戦争に持ち込もうとしたのだ。
 G・ブッシュは、ビン・ラディンの長兄と石油会社の共同経営者であるし、W・ブッシュはビン・ラディンの父親と共にカーライル投資グループの大口投資家であるという。このように、ビン・ラディン家と家族ぐるみでつきあっているのがブッシュ家なのだ。
 ビン・ラディンは、アメリカと同盟を結んでいる国々の国民を殺害する義務がある、とも言っており、アメリカの同盟国の国々に、泳がせていたタリバンを派遣し、犠牲者を続出させたのだ。また。アフガニスタンの政治情勢と絡んでロシアとも敵対している。さらに、イスラム主義だけが価値があるので、社会主義共産国などもいらなく、アフガニスタンだけがイスラム主義を貫いている、などという世界観を持っているようだ。
 アメリカにテロを行なっているが、ブッシュ家やアメリカのビジネスマンなどとビン・ラディングループは関係が深く、真の狙いは、アメリカの同盟国をいびって戦争に持ち込むこと、ロシアへの敵対であり、こういう点でアメリカの思想(政策)と一致しているようだ。
 アメリカがタリバンを逮捕したくない証拠には、何千件もあったに違いない「タリバンの通報者」をアメリカ合衆国の名目で「捜査対象」にしていること、いくらオサマビン・ラディン師の情報を通報したとしても、諜報機関しか相手にしないこと、などが挙げられる。
 また、武田という女とビン・ラディンの捜査への矛先を別にずらすためか、自分が懸賞金をもらいたい一心か有名になりたくてやった通報であったのに、とぼけて懸賞金を支払い、ビン・ラディン中心の政策をアメリカが展開していることもその裏返しと言える。