宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 39-64    上野公園ボート池男性殺人事件のづつき

 栃木・茨城の事件と上野公園の事件
 
 栃木・茨城の事件は、渡辺芳則が犯人であると思われるが、渡辺芳則は、九州では、道仁会の高塚という会長代行をしている人物と同一人物である。
 2007年8月18日に、道仁会の松尾義久という人物が、車から降りたところを銃撃されて殺害されている。
 犯人は、敵対する誠道会の石橋という人物だが、道仁会は、松尾義久が三代目会長に就任したことをよく思わない者が反発し、誠道会という組を作っていた。松尾義久を銃撃したのは、松尾が三代目に就任したことをよく思っていなかった誠道会で元道仁会の幹部の犯行だとすると、渡辺芳則である可能性もある。
 栃木県・茨城県の事件が渡辺芳則の犯行であるとすると、その被害者の父親を殺害したのも渡辺という可能性が出てきて、その父親が、道仁会の松尾であったことが考えられる。
 何故、松尾が出てくるかというと、松尾という人物は、道仁会の二代目会長の松尾という人物の息子か親戚であると考えられるが、松尾城という城が九州地方にたくさんあり、宮崎県延岡市にも松尾城がある。松尾城は、福岡県北九州市朝倉郡にもあるし、長野県飯田市などにもある。
 城の主ということは、松尾という人物は(城主)松尾城の多い九州地方で土地をたくさん持っていたことが考えられ、口蹄疫事件があった宮崎県の農家の一帯の土地の所有者だった可能性もある。
 だから、この松尾という人物が、宮崎資産家拉致事件の被害者である可能性もある。
 
 上野の事件が起きたのは、8月4日だが、この上野の被害者と松尾義久は、同一人物だろうか。
 もしそうだとすれば、上野で発見された後、生き返ったが、福岡に戻ったところで殺害されたことになる。
 殺害した者は渡辺芳則か息のかかった者で、松尾が気に入らなかったので、まず娘を殺害し(栃木県・茨城県の事件)、その後、上野公園で本人を殺害したのだ。娘のことで話がある、と言って呼び出したのだろう。

 松尾城

 松尾城の所有者として出で来るの名前が、松尾と小笠原である。
 深志(府中)小笠原氏、鈴岡小笠原氏などがあるが、松尾城は、松尾小笠原氏が所有していた。
 宮崎資産家拉致事件の被害者は、皇后美智子と関係があり、皇后美智子の親戚の家である、という説があった。
 その場合、松尾城は、皇后美智子の実家に近い日清と関係のあった家、ということになる。
 この上野公園の被害者は、皇后美智子の親戚にあたる人物で、相当の土地の所有者であったはずである。