宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 29-732    仮谷さん拉致事件のつづき


 不可解な公安

 オウムがひかりの輪になってからもオウムに在籍しているという2000人の信者とはいったい何なのだろう。
 やはり、1997年7月に、オウム信者でないのに当時のオウム幹部に偽造口座を作られた一般人なのではないだろうか。
 しかし、公安に報告されているオウム信者という人たちがこの人たちであると、その報告書自体がウソ情報で、元オウムの謀略に引っかかっていることになる。
 公安がマークしているのは、この一般人の方で、ひかりの輪の信者も実態があまり把握できていないので、ほとんどノーマークだろう。
 公安の仕事とは、元オウム幹部に濡れ衣を着せられた何の武器も持たない化学薬品にも縁のない一般人なのだろうか。
 公安は、この人たちをストーカーしなければ、自身が盗聴される、という事態になっていて、そのために、罪もない人たちを追い掛け回して取り締まり、自分たちの盗聴をその人たちになすりつけるためだけの機関になっているフシもある。
 また、オウム事件で騒がれた後何年か後には「オウムはそんなに危険な宗教団体ではない」というようなデマが流れたのは、公安がオウムと一般人を間違えていて、一般人の方をオウムである、と思っているからであるという。

 特定の口座を持つ人たちがオウムにされた りそな銀行への疑惑

 今でも2000人いるというオウム信者は、本当はオウム信者でもなければ信仰した覚えもないし、入信した覚えもない人たちであるのに、公安が元オウム幹部が提出した名簿を真に受けて公安の中でオウム信者ということなっている人たちである可能性がある。
 この2000人の一般人たちは、住所、名前も電話番号などをオウムに知られていたわけだが、偽造口座を作られているということは、口座番号なども知っていたか、あるいは、オウムの息がかかった銀行に、新規口座で書き込む書類を見せるように言い、この銀行が書類をオウム幹部に見せたために住所や名前がわかってしまった、ということが考えられる。
 当時、オウムではないのにオウムである、と疑いを持たれるハメになった偽造口座を作られた人たちは、文京区に住んでおり、文京区の銀行が書類を元オウム幹部に見せた可能性がある。
 文京区のある地域にカナダの諜報機関が使う寮があり、この寮の最寄銀行は、富士銀行とあさひ銀行、郵便局であった。
 このうち、あさひ銀行は、りそな銀行と名前を変えているが、りそな銀行テレビ東京と関係がある。
 テレビ東京といえば、麻原彰晃を会長とする弘道会の構成員である、という説があるが、麻原を助けるためにありもしない情報をテレビ業界に流していたテレビ局である。
 りそな銀行弘道会テレビ東京が同じ系列であるなら、会長の麻原彰晃の命令に従い、書類をオウムに見せていたということが考えられる。
 りそな銀行本郷支店を初めとする各支店は、K泉純一郎の金融改革の時に注目された銀行でもあり、疑わしい感じもする。
 元オウム幹部に、預金者の情報を提供したのはりそな銀行だろうか。
 また、りそな銀行本郷支店の店長が麻原彰晃だった可能性もある。