宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 29-729    仮谷さん拉致事件のつづき

 オウムは急激に数を減らしたのか

 気になることに、1995年3月に15400人いたオウム信者は、1997年7月に5500人となり、1997年12月には2200人になっている。
 15400人いたオウムは、2年間の間に約1万人減り、その5ヶ月後にはさらに2200人と半数以上減っている(2800人減)。
 これはこういうことではないだろうか。
 15400人いたオウムは、その後多少は減ったかも知れないが、1997年7月の偽造口座作成により、15400人が被害者扱いとなり、5000人がオウム信者とされてしまい、その偽造口座を作られた5000人のうち、2800人が死亡したか殺害され人数が減った。1997年7月からの公表人数は本当はオウムの被害者の数で、逆に被害者となったオウム信者はそのままひかりの輪アレフに行き、5000人の中の生き残っているオウムの被害者が現在のオウム信者の人数ということになっているのではないだろうか。

 もし、普通に考えて、オウム事件が明るみになった1995年3月を境に信者数が減ったとすれば、1997年7月までの間、信者たちはどこへ消えたのだろう。
 S価学会が辞めた元信徒をストーカーし妨害するのであれば、オウムもまた同じように妨害するはずである。そんなに簡単に辞められるものなのだろうか。麻原とは殺人の共犯者などでつながっているのではないのだろうか。
 オウムは1995年3月を境に勢力を衰退させるどこか、連日のようにテレビに出演し暴言を吐いたり内部事情を公表するなどしてむしろ、明るみになる前より宣伝が出来勢力を拡大させていた、とみるべきではないだろうか。
 上裕のおっかけギャルなども出てきたようなので、他の信者にもファンが出来て入信者が増えていた可能性がある。しかし、警察の発表としてそれは出来ないので、オウム信者ではない人たちを信者ということにしてそちらの情報をオウムということにすれば、オウムにも警察にも得が出てくる。

 また、97年7月と12月の間では2800人の差があるが、5ヶ月の間に半数以上の信者が脱退していることになる。果たしてこれは本当なのだろうか。実は、5000人がオウム信者ということにされ、その苦痛のあまりに自殺したり親から何か頭がおかしくなったと思われて喧嘩になった挙句にオウムに殺されたりして5ヶ月の間に2800人が急に死んでしまったのではないだろうか。
 文京区本郷の例をみると、この間、本郷での急死者が相次いで、連日のように葬式が執り行われていたようだ。
 これは、それまでオウムなどテレビで見るぐらいであまり知らなかった人たちが急に偽造口座を作られてそのショックで死亡していたという現象が起きていたために急死者が相次いだのではないだろうか。

オウム真理教の信者数の推移

1985年12月 ・・・15人
1986年10月 ・・・35人
1987年2月 ・・・600人
1987年7月 ・・・1,300人
1988年8月 ・・・3,000人
1995年3月・・・15,400人(出家1,400人、在家14,000人)
1997年7月・・・5,500人(出家500人、在家5,000人)
1997年12月・・・2,200人(出家900人、在家1,300人)
2000年・・・1,115人(教団が公安調査庁に報告した数)
2003年2月・・・1,251人(教団が公安調査庁に報告した数)

 オウムが解散した後も1000人ぐらいがまだ信者である。
 このような信者たちはいったい何なのだろう。
 勝手に偽造口座を作られたオウムではない人たちがそのまま名簿に残されていて、その数をオウム信者数であると上裕が報告しているのではないだろうか。

 入った覚えもないのに勝手に信者にされている

 オウム真理教ひかりの輪アレフなどに入信した覚えもないのに、勝手に信者として登録されている例もあるようだ。
 これは、団体の幹部などが狙いをつけた人の顔や姿になりすまし、勝手に入会書にサインしたり、「入る」と言ってしまっている、というケースが考えられる。
 ひかりの輪の信者数が公表される時に、特にひかりの輪に有利な情報があるわけでもないのに、「若い人の入信が目立つ」などと上裕が言い、信者数が増えていることがあった。
 これなども、幹部の上裕や石井、平田、菊池などが入っていたらいいことがあるだろう、と狙いをつけた人になりすまし、勝手に登録し、知っている住所や電話番号を教えたり書いて入信したことにしている可能性がある。
 インチキな宗教団体はそのようにして自分たちの窮地をウソ情報で変えるなどして生き伸びようとしている。
 こういうものにはやはり確認が必要だし、気づかなければ財産を奪われたり、何かうまくいかなかったり、仕事がない、などの不利益を被る場合がある。

 本当は信者ではないのに、勝手に信者にされている人たちが多い地域が宮城県であるという。
 宮城県地震が多いのは、このことと関係があるのだろうか。