赤軍派が起こしたハイジャック事件は、
・よど号事件→北朝鮮
・ドバイ日航機ハイジャック事件→アラブ首長国連邦
・ダッカ日航機ハイジャック事件→パリ、バングラディッシュ
である。
よど号は北朝鮮、ドバイはアラブ首長国連邦、ダッカはバングラデッィシュである。
アラブ首長国連邦は、国名が示すアラブ人(イランと仲が悪い)の国であり、ダッカはバングラディッシュ(インドの隣)だ。
バングラディッシュの隣には、インドがあるが、インドとイランはの間の地域はゾロアスター教の発祥地として知られている。バングラディッシュは反インドともいわれることがあり、アメリカや中国寄りらしい。インドと仲が悪ければ、イランとも仲が良くない可能性がある。
問題は、北朝鮮だ。
イランと北朝鮮の関係は、本当はどうなのだろう。
よど号事件は、皇太子と皇太子妃の間に生まれた子供を金に「この子供をお願いします」と言って顔見せに行った事件なのだが(宝財探偵所の迷宮事件 よど号事件参照)、その8~9年後に、子供は赤軍派の手によって殺されている。
もし、本当に仲が良かったとしたら、殺す、というのはおかしい。
中国と北朝鮮の国境付近に、龍井という市(吉林省)があり、ここでは、北朝鮮の拉致被害者の遺体が眠っているという。
龍井は、朝鮮自治区になっており、朝鮮人がたくさん住んでいるようだ。
この辺りは、関東軍が第二次大戦頃に支配していた周辺の街であるが、関東軍のメンバーはイラン人である。
つまり、イラン人が土地勘のある地域だ。
北朝鮮の仕業に見せかけて、実はイランの反日思想が関係している可能性がある。
平和の使者のような人たちをたくさん拉致して、平和状態を一転させ、テロが狙いやすい国家にするのがイランの目的なのかも知れない。
北朝鮮は、日本の三分の一ぐらいの小さな国であり、そのような大掛かりな犯罪をしたり、いつまでも真相がわからない、というのおかしいという感じだ。しかし、イランがバックにいて、そのことがわからないので、真相がわからなくなっている、ということも考えられる。
アラブ赤軍派(日本赤軍)とは
アラブ赤軍派とは、重信房子が1971年に設立した。1974年に、京都で日本赤軍に名称変更した。中東等に活動拠点を置き、テロ活動をしていた。
重信房子は、麻原彰晃と同一人物である。
主な事件は、
・ジャカルタ事件(インドネシア)インドネシアのアメリカ大使館と日本大使館にロケット弾が発射されカナダ大使館が爆破された。
・ダッカ事件(バングラディッシュ)前述
・クアラルンプール事件(マレーシア)マレーシアのアメリカ大使館とスウェーデン大使館を襲撃・占拠し、アメリカ大使館の総領事など52人を人質に取り、仲間7人の釈放を要求。右翼の経団連襲撃事件として影響を与えた。
・ハーグ事件(オランダ)オランダのフランス大使館を短銃で武装し占拠。日本企業の駐在員誘拐を目論み失敗して逮捕された山田義昭の釈放と30万ドルを要求。
・ドバイ日航機ハイジャック事件(アラブ首長国連邦)
・テルアビブ空港乱射事件(イスラエル)イスラエルのテルアビブ空港で、無差別に銃を乱射し、死傷者100人以上を出した。PLO(パレスチナ解放機構の指図だと重信が主張→当時のパレスチナ解放機構のトップは、アラファトで上裕)
・三井物産マニラ支店長誘拐事件→ハーグ事件は、この事件の逮捕者を釈放させる目的で起こされたようだ。
である。
米国防省は、日本赤軍を「国際テロ組織である」と発表していたが、2001年に解散したため、解除した。
日本赤軍は、麻原彰晃が創設したテロ組織である。
1990年代には、ほとんど活動をしなくなったとされているが、タリバンやオウム真理教の活動の方を重視するようになっていたようだ。
ほとんど同メンバーだが、日本赤軍の活動は、オウムというよりもタリバン、アルカイダの活動に似ている。
テルアビブ空港乱射事件やハーグ事件では、重信房子が「PLOに頼まれた」などと主張しているところが、イラン人っぽい。
イランは、イスラエル・パレスチナと対立しており、PLOの名前を出すことによって両方を犯人にしようと思っていたようだが、この時のPLO議長は、上裕史浩であり、上裕史浩の命令というところを、PLOの命令、ということにすりかえたのではないだろうか。
イギリスのバックであると思われるオランダでも、大使館襲撃事件を起こしており、国際世界の優劣は、オランダよりもイランの方が上である可能性がある(魔女狩りで一番最初に被害があったのはオランダだが、首謀国はオランダではなくて、ヨーロッパで権力を持っていたイラン人である可能性もある)。