宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑧-2   世田谷祖師谷一家4人殺害事件つづき 荻窪でトレーナーを買った者

宝財探偵所の迷宮事件─ 崟づ鎮祖師谷一家4人殺害事件」のつづき 


<トレーナーについて>
 荻窪駅から15分ほど歩いた場所に、Jという着くへるみショーの会社がある。子供に人気のアニメのぬいぐるみを着て、ショーを行う会社である。
 その会社に、若者に人気のSというグループも所属(登録)していて、彼らは、着ぐるみショーにも出演していたようだ。
 荻窪といえば、この事件で犯人が着ていたトレーナーを売っていたマルフルという店がある。
 グループのSの中に、Kという青年がいて、この青年が犯人と同じトレーナーを持っていた、といわれている。
 Kがトレーナーを買ったのは、この会社の行き帰りの荻窪のマルフルであると思われる。
 彼が、前述の不動産会社の男に混じり、殺人に加担したのだろうか。

 トレーナーを買った者(K)と不動産会社の男との関係は、わかっていない。しかし、Kが買ったトレーナーが現場に脱ぎ捨てられており、宮沢さんの土地の売却益が不動産会社の男の口座に入っていたことは、事件の重要な鍵である。

 不動産業の男は、Hという演歌歌手かお笑いコンビHの片方のmに似ている。この男も、Jに登録していたという情報もあり、二人の接点が見受けられる。
 2000年12月30日、どちらかあるいは二人は、ショーがあるはずだったが、
すっぽかしているか、何か失敗をし、それをこの事件のせいにしている感触がある。
 このショーの会社と宮沢さんの間に何かいざこざがあったことも考えられる。
 Jの社長は、三井住友銀行荻窪支店の支店長を殺害していたという噂があり、この殺された支店長と宮沢さんが親しかった可能性もある。

 気になることがある。Jの近くの銀行4行がオレオレ詐欺師を未然に防いだとして、警察署から感謝状を受けている。しかし、Jの社長が支店長を殺したといわれている三井住友銀行だけが、感謝状を受けていない。これは、三井住友だけが、オレオレ詐欺師の捜査に協力しなかったようにも見える。
それは、何故かといえば、三井住友銀行の支店長を殺したJの社長が、オレオレ詐欺師と関係があったからではないだろうか。
 よく、こういうことの裏には、この4行のある荻窪駅周辺に、オレオレ詐欺師の本拠地があることがある。そこで、地元をあげて、捜査に協力していたところ、全ての銀行が感謝状をもらったということになる。しかし、三井住友だけが、捜査に協力しなかったということだ。これは、三井住友の関係者(預金者や会社の指定銀行なども含む)にオレオレ詐欺師がるということに近い。 
 宮沢さんがオレオレ詐欺師の被害にあっていたか、いざこざを起こしていて、それが原因で殺害されたという可能性もある。宮沢さん自身か宮沢さんの妻が、このショーの会社に登録していた可能性もある。

 しかも、この会社の社長は、オウム真理教の二ノ宮耕一に顔が似ている。
 二ノ宮耕一といえば、坂本弁護士一家殺人の起きた坂本さんの家のすぐ近くに住んでいた。
 
・宮沢さんの妻は、学習塾を経営していた。犯人の子供も学習塾に通わせるつもりだったが、断られた、という動機も考えられる。例えば、オウム信者なので断ったのでもめていた、ということはないだろうか。前述の不動産業の男と、開業医の男が共犯だった場合、犯人らは塾のPTAで、宮沢さんの経営する塾と話し合う予定だったため、夜、家を訪ねたところ、口論になり、一家を殺害したとも考えられる。もちろん、オウム信者だったため、宮沢さんの方がそんな無理なことは出来ないと突っぱねたため、喧嘩になったが、犯人らは、それは計画の中に入っていた。
 もしくは、犯人像が若いことから、塾生本人(この場合は、断られたのではなく塾生だった)可能性もある。
 なぜ、塾の中に犯人がいるかというと、塾関係の被害が多いからである。
 塾の受講料が盗まれ、塾の書類(名前や住所が記載されていた?)が風呂場などに破かれて水に浸されていた。これは、犯人が自分の素性をかくすために、塾に関する物を消したかったためである。そして、パソコンもその一環である。パソコンには、塾生の名前や住所や電話番号が打ち込まれていたに違いなく、犯人は、それを消すためにパソコンを使った。そしてそのうち、余裕が出てきたのか、時間を忘れてパソコンに興じた。





 


 宝財探偵所の迷宮事件 -3につづく