宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑩-2    中国冷凍餃子毒混入事件のつづき

 もしも、1955年のヒ素ミルク事件のことで厚生省に恨みを持っていたとしたら、同じように工業用に使用する化学薬品を使用して、厚生省に仕返しをしようと企んだだろう。
 厚生省の次官を狙った事件が2008年11月に起きている。この事件の犯人は、小泉容疑者という男だが、A元首相から金をもらっていた水心会の幹部のOという男が、小泉容疑者に依頼し、殺害を実行した後、水心会のトラックと思われる車で逃走したと思われる。
 もし、A元首相の妻がK元首相の娘であったら、二人は義理の親子である。利害が一致する。
 A元首相の妻は、1995年頃、勤務していた会社で、オウム信者のアルバイト社員と親しくしている。

 ヒ素ミルク事件の起きた1955年当時、MG乳業とMG製菓は、会社の中に中国人(グリコのスパイであるとも思っているという)がいて、その中国人がヒ素をミルクの中に故意に混入したのではないかと疑った。そして、その疑いはいまだに晴れないという。
 グリコ・森永事件も、餃子事件も、1955年のヒ素ミルク事件の、中国人に対する疑惑がカギになっていると思われる。
 グリコは戦中、満州でグリコ・青年学校と称し、中国人に菓子を配りコートを寄贈していた。
 餃子事件では、中国製の餃子に毒物が混入されている。
 
 ヒ素ミルク事件の犯人は中国人の犯行であると、いう主張が事件を起こさせたのだろうか。

 A元首相で麻原彰晃にしてみれば、厚生省への恨みを、外国人が混入した毒による食品テロということで、捜査が難航するだろうと踏んで、わざと中国人の仲間に犯行を起こさせたのだろう。

 毒物を混入したのは、中国の工場や、日本の冷凍倉庫とも考えられるが、スーパーなどの店で働いていた店員の中にオウム信者がいて、そのオウム信者が商品を陳列するフリをして、毒を混入していた可能性もある。
  
 別の事件で、スーパーの店頭に置いてあったダンボール箱の中の菓子の封を、ハサミかカッターで切り、菓子を戻した人物がいる。
 この人物は、赤軍派の田中義三といい、赤軍派議長だった塩見孝也と親しくしている。
 餃子事件が起きたスーパーは、コープであり、コープと共産党は関係がある。共産党の幹部には、北朝鮮を崇拝している者もいて、餃子事件の犯人も、赤軍派である可能性もある。
 赤軍派のリーダーだった田宮高麿は、オウムの麻原彰晃と同一人物であり、赤軍派の犯行であっても、リーダーがオウムの教祖であるので、オウムの仕業に見えるのかも知れないし、オウムと赤軍派のダブっているメンバーが餃子の袋に穴を開け、メタミドホスを混入したのかも知れない。
 赤軍派の議長だった塩見孝也は、天皇明仁と同一人物である。顔の特徴や声がよく似ている。
 餃子事件が宮内庁と関係があったので、捜査を熱心にしなかった、などという話も聞かれたのは、餃子事件を指示したのが、赤軍派塩見孝也で、明仁天皇だったからである可能性もある。
 動機については不明だが、中国のオリンピックを妨害するためであるとかも考えられなくもない。
 北朝鮮は以前に韓国のオリンピックを妨害するために、大韓航空機爆破事件を行わせた、という説もあり、共産圏でオリンピックが開催されるのを、妨害していることも考えられる。 

 オウムが窮地に立たされると自分がまた狙撃される

 田中義三は、警察庁の次長のK長官と同一人物である。K長官は、オウム真理教高橋克也らに狙撃され、重体となり、その後、警察に復帰している。しかし、事件の後遺症がとれず、オウム真理教が窮地に立たされると、自分がまた狙撃されるのではないか、という感覚に襲われ、オウムの窮地を防がねばならない状況に置かれたようだ。
 オウムが中国が嫌いであったことで、オリンピックが中国で開催される年の前年の年末ぐらいから、K長官や塩見は、オウムが苦しい立場に追いやられるのを防ぐため、餃子事件を計画したものと思われる。
 塩見や田中のつてで、共産党(コープ)が実行したのではないかと思われる。

 共産党の委員長は、麻原彰晃だろうか。
 共産党が経営しているといわれるコープに、事件前、背の高い平田信によく似た食肉業者が現れている。
 平田信は、都内で食肉を卸す仕事をしていたことがあり(今も関係がある)、焼肉店なども経営している。
 その焼肉店に卸す肉を、コープが買っていたとしたら、この食肉業者が、
毒物を混入していたことが考えられる。
 コープの冷凍餃子も他の冷凍餃子も、日本の肉を原料にしているか、流通の過程でこの肉業者を経由していた可能性がある。