宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 21-19    地下鉄サリン事件 郵政民営化は、自民党のリクルート事件の復讐?

 <菊地直子の手配写真について>
 菊地直子の手配写真はどこで手にいれたのだろう。
 1995年頃、菊地直子であると思われる同級生の家に、警察官が訪ねてきた。菊地直子という名前は他人の名で、本名で通っていた高校の同級生の家である。その時点で警察は、菊地直子の本名と高校を把握していたことになる。菊地直子の写真をよこせ、と言ったのではなく、熊倉N子(アナウンサーAと同一人物)の写真が欲しいと、言ってきたのだ。
 もし、K元首相が菊地直子の素性を当時から知っていたとすると、テレビ局に勤務するアナウンサーという菊地の職業を利用し、オウム信者をテレビに出すよう指示し、郵政省の管轄であった電波事業を改革するために、わざとそれをやってのけた、ということになる。
 地下鉄サリン事件が起きたのは、築地である。テレビや広告業界にいる人なら誰でも知っている広告代理店の最大手・D社の最寄駅である。
 テレビや新聞、雑誌の収入のほとんど全ては広告でまかなわれている。例えば、新聞の15段広告を出すにあたり、企業が広告代理店に支払う金は1億円くらいである。
 広告とは、それほど巨額な金がかかるもので、マスメディアは広告収入がなければ生きていられない。
 地下鉄サリン事件オウム真理教は、まずそれに目をつけた。
 つまり、築地を選んだ理由は、D社への脅しであったというわけだ。
 その後、テレビ番組が毎日のようにオウム特集を組んだが、スポンサーは何も言わなかった。D社もしかりである。オウム信者をテレビに出すな、という者は一人もいなかったに違いない。その時は、何が何だかわからないし、情報を知るということでテレビのオウム番組は役に立っていたかも知れない。
 しかし、この後、オウム信者が行ったことは、広告調査会社を用いての、広告業界の締めつけである。次に、テレビ局の監督責任という形で、郵政省の民営化の下地を敷いた。霞ヶ関にもサリンは撒かれた。つまり、マスメディアの収入源である広告業界と、真の狙いである電波事業法を管轄する霞ヶ関に多くの被害が出ている。
 地下鉄サリン事件は、オウムの計画性が浮きぼりになっているといえる。

 オウム信者の中に広告業界で働く者がいて、その男は、サリン事件後もたびたびD社に出入りしていた。その男が関係するテレビ長崎や高知テレビは、D社のすぐ近くに支社がある。その後、汐留の三井ビルで広告事務所を開いたという。1990年頃から麻原彰晃と折り合いが悪く、彼の方もいつか麻原を上回ってやる、と思っていたらしい(この条件に当てはまるのは上佑である・彼は、警察に同行を求められるが、得意のディベートで鍛えた話術ですんなり釈放されることが度々あるという・この人物は、トレンディードラマなどに出演していた俳優のIに顔が似ていてる)。

 郵政の分割・民営化は、K元首相がとうしても実行したかった行革である。
 その裏には、N元首相当時に行った、国営企業の分割・民営化の後に、リクルート疑惑事件によって、証人喚問を国会でさせられたN元首相の恨みがあったと思われる。
 K元首相とN元首相は、その時からテレビに恨みがあった。同時に、菊地直子の父親であったA首相も同様の理由があった。
 N元首相の官房長官をしていたFという国会議員がいて、その人物がA首相によく似ている。Fは、N元首相をかばい、逮捕された。リクルート事件では、贈賄側のリクルートとNTT、労働省、文部省の官僚が逮捕され、政治家ではF元官房長官一人が逮捕され、公明党議員が在宅起訴となった。F議員はその後、2007年10月に死亡したといわれている。
 もし、F元官房長官がA首相の身内か本人だったとすると、N元首相のリクルート事件によって、逮捕され、世の中から陰口をたたかれることになった復讐をしようとN元首相やK元首相、N元首相の派閥の宏池会とグルになったことが考えられる。

 地下鉄サリン事件に関与した政治家は、K元首相、A首相、A元首相などである。
 K元首相はN元首相の親族で早川紀代秀の兄である。早川紀代秀は、演歌歌手Mで、菊地直子と愛人関係にあった。菊地直子をかばうのは、早川紀代秀であり、オウム事件のほとんどを把握しているのも早川である。K元首相と早川は兄弟関係があり、菊地直子の素性をもし、K元首相が知るとすれば、早川経由である。A首相は菊地直子の父親、A元首相は宏池会麻原彰晃の父である。その他のオウム信者も、ほとんどが、自民党議員の子供たちである。
 1億円の賄賂を受け取っていたM元首相は、リクルート事件の起きた当時、文部相だった。


 オウムと計画者の狙い通り、テレビ局をはじめ、マスコミや行政は、自民党のいいなりとなっている。
 リクルート事件の復讐を、N元首相と関係のあった政治家が一致団結して大謀略を企んだ。それが、地下鉄サリン事件だったのだ。