宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件⑧-10 世田谷祖師谷一家4人殺害事件 キムタクが主演したドラマBの脚本家を狙った

 このドラマは、TBSのBというドラマで、事件の時のトレーナーを木村がドラマの中で着ていた、という。
 木村は、このドラマで初の主演となり、その後、人気が急上昇したという。このことを妬んだのがN居で、N居は、キムタクの人気が上がったことを、ドラマのスタッフを殺すことでうさを晴らそうとした。
 このドラマの脚本は、K川という女性が書いており、トレンディドラマの人気作家だった。
 N居は、この脚本家を殺そうと計画した。
 夫の宮沢みきおさん(本物の宮沢さんではないらしい)は、TBSの重役のA比奈豊さんという人物で、妻の恭子さんがK川さんだった。
 被害者一家が誰だかわからないように、A比奈さん家族を世田谷の家で一日だけ留守番をするように頼み、犯行は、留守番を一家がしていた日に行なわれた。
 本物の宮沢一家は別にいるが、被害者が宮沢さん宅で一家4人が殺害されていたので、宮沢さんの家族が殺害されたと誰もが思った。
 しかし、これは被害者が誰であるかを隠すための偽装であり、TBSの重役や人気作家が殺されたことがわかり、騒がれると困る犯人の細工だった。
 他のメンバーも、木村の人気について妬んでいた。
 他のメンバーは、見張り役をするなどしてN居の共犯者となった。
 K川さんは、殺害後もK川の名前でドラマなどを書いているが、これはニセモノによる脚本である。
 K川さん殺害の後にK川さんの名前で脚本を書いたのは、N居の前々からの妻で、オウムの大内早苗である。