宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 天皇陛下殺人事件 55    グリコ・森永事件 中国に香港が返還される

 
 漫画家Fの二人の息子は、ある人物に名前をつけてもらっている。
また、漫画家Fは別の企業とも関係があり、自分は二企業と親しくしているということだった。
 また、ある菓子メーカーと皇族は関係があり、この皇族の背格好や顔が漫画家Fによく似ている。
 この皇族は、茨城県のある地名が宮名の由来になっているが、S会の幹部の朴が逮捕されたのは、茨城県内のこの地名と似た名前の地名である。
 この三つの企業は、グリコ・森永事件で脅迫された企業である。
 また、菓子メーカーの娘は、A元首相の妻だが、A元首相は漫画家Fから金を借りている。
 菓子メーカーを経営する人物とある皇族は、同一人物である可能性もある。この菓子メーカーの娘の実の父親は、I知事であるといわれ、漫画家FとI知事は、I知事が知事に就任した頃、通った地下鉄のキャラクターに、漫画家Fが描いた漫画のキャラクターが採用されている。
 
 その皇族とは、HTの宮である。

 HTの宮は、天皇と昔継承問題でライバルだった。
 渡辺芳則は、茨城県の出身であるといわれていて、この皇族と親しくしている可能性がある。
 
 つまり、グリコ・森永事件で脅迫された三企業は、HTの宮に似ている漫画家Fと親しいか自分の会社である可能性があり、渡辺は、自分と関連のある企業を脅迫した、ということになる。
 早く言えば自作・自演の可能性もあるが、しかし、グリコは別であるかも知れない。
 茨城県のHTという地名に、誘拐された企業の工場がある。
 自分の地名でMG製菓の会社関係者であるのに、とHTの宮が思っていたとしたら、そのことが原因だったことも一応、有り得る。
 
 菓子メーカーの社長が誘拐されたのは、1984年3月18日、解放されたのが21日。自力で逃げてきたということだった。
 
 3月18日の直前に、茨城県の工場で何か起きたか、皇族に関することで何かが起きていたことが考えられる。
 
 もし、本物のHの宮を誘拐し、だんじり祭りとゆかりの地で殺害したのが3月で、そのためにHTの宮が疑われたとしたら、事件を起こす動機にはなる。そこで、前々から目障りだったグリコの社長を誘拐し、他の自分の息のかかった企業に脅迫しよう思い立ったことも考えられる。
 しかも、その計画に加担していたのがHTの宮だったら、事件を起こして未解決にすればうやむやになる、と踏んだとすれば、何故、自分と親しくしていた企業に脅迫事件を起こさなければならなかったのかの説明がつくことにはならないだろうか。
 グリコ・森永事件で脅迫状を書いたのは、自民党の政治家であるといわれている。他にも政治家の関与があったかも知れない。脅迫状を書いた政治家は、森順子のことが大好きだと言っている。
 もし、3月に本物のHの宮が殺害されていたとすれば、ニセモノが次期天皇になる可能性が増大する。大好きな森順子の息子が天皇になれるかも知れない、と思いその政治家は脅迫状を書く(切り貼り?)役をした。

 天皇とHTの宮は、昔天皇の継承問題でライバル関係にあった。次はどうしても自分の息子に天皇になってもらいたかった、と思っていたとしても不思議はない。
 そこで、Hの宮が24歳になった時に、殺害した。
 
 Hの宮が24歳になった頃の前年ぐらいから、中国に関する明るいニュースが流れるようになっていた。
 日中友好平和条約を締結したのは、T元首相でニセのHの宮の祖父である。しかも、台湾との問題など初めから自作自演であるかも知れない。何故なら青嵐会の政治家はほとんどT派で、Hの宮のすりかえに関わっていた政治家ばかりであるからだ。疑われないために、反対勢力を作ったのではないだろうか。そもそも、日中友好平和条約自体が、Hの宮を中国に応援してもらおうと思って締結したものであることも考えられる。中国パワーは、戦前から関係者の間で重視されていた。

 つまり、日中友好平和条約の効果が表われ出したので、本物のHの宮は不用になってしまったということだ。
 1983年12月に、イギリスで香港を1997年に中国に返還する法案が提出されている。
 Hの宮を誘拐した犯人たちが、そろそろHの宮を殺そうと思っていたのか、自然とそのような成り行きになったのかはわからない。
 
 Hの宮を殺すなら今だ、と思ったとしても不思議はない。

 イギリスに関していえば、イギリスの王室も子供のすりかえ事件が発生しているという説もあり、もしかすると、すりかえたイギリスの皇室の子供が83年頃に殺害された可能性もある。そのために、中国に香港を返還する法案が出された可能性もある。