●事件名
菓子袋開封事件
●事件の概要
2010年4月13日、午後7時頃、江東区南砂駅から250mほどのスーパーで店頭にダンボール箱に入った菓子を来店客が購入。購入した客が買い物から帰宅し、少し時間が経った後、菓子を食べようと思ったところ、スーパーで買った菓子の封が、ハサミかカッターのようなもので開封されているのを発見した。
袋は、端からやや直線に3,4センチ切り目が入っていた。
●事件の背景
買った食品の封があいていた類似の事件には、グリコ・森永事件がある。2007年には、冷凍餃子の袋に穴が開けられ、メタミドホスという毒物が混入されていた冷凍餃子事件がある。
●犯人は誰か
江東区のスーパーに、4月13日、昼頃かそれ以降、不審な男が目撃されている。
ボウフラのような雰囲気の痩せた男である。
その男がダンボールに入った菓子に、ハサミかカッターで封に切れ目を入れ、何も買わずに立ち去ったのだろうか。
このスーパーは、5,6年程前に開店した店で、大通りをはさんで大手スーパーのJがある。Jが出来たのは、それより前で、この近隣では、Jの競合相手となるスーパーが、土地を売れよとJに言われ、閉店した店もある。
目撃された不審な男は、スーパーから1.5kmほど離れた会社で働いている男である。この男は、Jの社長の親戚で、愛人にはJの社長の娘もいる。
この会社には、Jの社長の娘や息子も働いている。
目撃された男は、オウム真理教の高橋克也(演歌歌手M)に似ている。赤軍派の塩見孝也と親しくしている人物の、田中義三である可能性もある。
この男は、昼休み(12時20分頃)に何かを思い立ち、食堂の席を立ち、その後、行方をくらませているが、午後の就業時間の13時頃には戻っている。
この間に、スーパーに車で行き、ダンボール箱に入った菓子にハサミかカッターで切り目を入れ、(毒物を混入し?)戻ってきたのだろうか。
会社のある場所からスーパーまでは、車で7,8分位である。往復でも15~20分ぐらいである。
13時までの30~40分の間に、往復する時間を加えても、スーパーで切れ目を入れることは、不可能ではない。
この会社には、山口組の構成員なども働いている。赤軍派のメンバーも多数働いている。
山口組といえば、グリコ・森永事件で脅迫状が関西弁を使用していたこと、脅迫金が振り込まれたのが、当時幹部でその後組長となった渡辺芳則の銀行口座であった(脅迫状を出したのは、今の組長の司忍→K元首相であることが後にわかっている)。
最近、中国では、麻薬を運んだ日本人を3人処刑しており、この日本人が山口組の構成員であったといわれる。このことに対して、山口組が中国に対して報復を企んでいるとすれば、餃子事件のような事件がまた日本に起こる可能性もある。
会社には、中国の法輪功(オウムの日本版)という宗教団体の学習員も働いている。
この菓子袋開封事件は、警察の様子をうかがうための、予行練習かも知れない。
今度の標的は、冷やし中華であるという説もある。
赤軍派の塩見孝也と田中義三は、親しくしていて、塩見の命令を聞いて動く人間の中では、田中が重要な位置を占めている。
スーパーの菓子の封をハサミかカッターで開封したのが、もし、田中であるとすると、この手の食品テロには、赤軍派が関与していることが考えられる。
意外な犯人、息を呑む犯人の動機
ところで、田中義三の正体は、警察庁のK長官である。
K長官は、高橋克也らによって銃撃され、重体となり、その後、警察に復帰している人物である。
K長官が何故、菓子の封をハサミなどの刃物を使い、開けなければならなかったかといえば、K長官はオウムに対して恐怖感が取れず、オウムが窮地に追いやられると、自分がまた狙撃されるのではないかと思っているためである。事件のあった時、同じ会社で働くオウム信者が窮地に立たされていて、オウムの嫌いなものを妨害する必要があり、それがスーパーで菓子の封を開ける事件のきっかけとなった。
中国の餃子事件でも、オウムが嫌いな物が餃子であったために、毒入り餃子事件を起こす必要があったとみられる。
K長官が高橋克也と似ている理由は、K長官を狙撃したのが高橋克也らであるからである。
開封された菓子について、毒物については現在調査中だが、開封された菓子袋の菓子の一部からクロロホルムかサリンが検出されたという説もある。クロロホルムは、光と酸素の下で、ホスゲンを発生させる。ホスゲンは、第二次大戦中、化学兵器といて使用された窒息性の毒ガスで、摂取すると、肺水腫や、心不全などを引き起こし、ひどい場合には死亡する。
サリンも、大戦中開発され大量生産されている。開発したのは、オウム信者の父親(渡辺芳則)で、オウムはそれを兵器にして、大量殺人を行っている。