宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 36-2    ポーランド政府専用機墜落事故のつづき 翼部分近くに爆発物

 
 全日空羽田沖事故との類似点

 ポーランド政府専用機墜落事故は、日本で起きた羽田沖墜落事故に似ている。羽田沖墜落事故とは、1966年に、羽田空港に着陸寸前の全日空の旅客機が、突然消息を絶ち、羽田空港近くの海に旅客機が墜落した。この墜落の際、滑走路の点灯台に旅客機がぶつかり、大破したなどと報じられている。似ているというより、ほとんど同じともいえる。
 この事故の原因は、ある赤軍派のメンバーが、左右にある主翼付近の席にいたが、着陸寸前に爆発物を自分の席に置き、そのままトイレに立った。爆発物が爆発することを知っていたので、四方を壁に囲まれたトイレから出ずにそのままいたら、そのうち旅客機が墜落した。もちろん、爆発物を仕掛けたテロリストは助かっている。しかし、乗員・乗客全員死亡と報じられている。
 ポーランド政府専用機も、左右どちらかの主翼付近に座っていた者が、爆発物を自分の席に置き、そのままトイレに立ち、そのうち爆発物が爆破して墜落していた可能性がある。
 羽田沖事故の場合、主翼付近には、第三エンジン※があり、ここが爆発によって破壊され、操縦不能になったのかも知れない。この事故では、機長がさんざんたたかれていて、機長と赤軍派がグルだった可能性がある。この羽田沖墜落事故の犯人は、赤軍派の奥平純三という人物で、機長は、A前首相か息子だった。
 ※主翼部分には、離発着の際に揚力を補うために使用される高揚力装置や、燃料タンクがある。この部分の席に爆発物が仕掛けられると、離発着の際の高揚力装置や燃料タンクが爆発により破壊され、燃料に引火し、炎上・爆発すると思われる。離発着時に操縦不能となったのは、高揚力装置が爆破されたために、低飛行での操縦が出来なくなったものと思われる。

 ポーランド政府専用機に使用されたツポレフ154型機は、第三エンジンが垂直尾翼部分にある。垂直尾翼部分とトイレの位置が近い機種は多い。ツポレフ154型機は、尾翼部分に集中してエンジン部分があるため、この部分が爆破されると、やはり操縦不能になる。しかし、燃料タンクは主翼部分にあると思われ、この部分が爆破されると大きな火災になる。旅客機が着陸寸前に墜落したところをみると、テロリストは、燃料タンクではなく、垂直尾翼付近のトイレに爆発物を仕掛け、自分の席に戻った可能性もあるが、着陸寸前にカチンの森事件式典が困難になると感じ、咄嗟に主翼部分に爆発物
を置き、トイレなどに逃げたのかも知れない。