宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件35-3松山ホステス殺人事件(福田和子事件) 同僚が名前を偽証?名前の冤罪事件?

 この事件を持ち込んだ警察官寮は、赤軍派の土田長官の名をかたる者で、本当は警察官僚ではない可能性がある。
 この人物は、山口組の構成員をまたがけしている者(後藤組工藤会)でもあり、渡辺芳則の娘の犯行をF田元首相の娘ということにし、どちらも逮捕しない、という警察の密約があった場合、犯人の女の方から名前の借り代を払い、犯人の女の名前を福田和子とした。

 角栄派の中に一人の福田派

 同僚のホステスは、同じ会社(店)という以外に、何か共通の集団(例えば、福田和子を除いて全員山口組の構成員であるとか)に属していたかも知れず、その中で一人だけ仲間はずれになっていたのが福田和子だった、というような人間関係があったことも、事件を複雑にさせている要因でもある。
 人気のあったお客は、T元外相の息子であった可能性もあり、角栄派の中に福田派が一人混じっていた、などということも考えられる。
 実際に、福田和子を名乗っている女は、男を手玉に取るタイプではない。
 そういう意味でいえば、渡辺芳則の娘がそのタイプにあたる。男女関係の仲になり、相手の男を誉めたりして、男にいい気分をさせ、すっかりその気にさせるような術があるようだ。しかも、母親にべったりで、渡辺の娘であることを隠そうともしている。
 人気のあったお客とも面識があり、事件を持ち込んだ警察官寮との間には後に子供をもうけていもいる。
 この警察官僚は、やはり、角栄派と親しくしていて、T元外相と山口組は、結託している。

 F田元首相の姉妹の名前と、犯人の女(T中M奈子)の名前がすりかわったのは、同僚のホステスに、T元外相(もう一人の犯人で殺害実行者)らが金を払ったか、親族だったために、偽証をさせたことも考えられる。

 松山ホステス事件の犯人の娘は、中学時代の同級生で、会社の同僚を最近殺害し、バラバラにして福岡県の海や競艇場に遺棄した。中学時代、仲が良かったか、おしゃべりしていた同級生だが、自分の正体がバレるのを怖れて、殺害していたと思われる。バラバラにする際、会社でよく使う裁断機を使用したものと思われる。共犯者は、夫のH山Y紀夫であると思われる。
 
 松山ホステス殺事件事件で殺害された被害者は、資産家だったことが推測できる。家財道具を盗んで良家のお嬢さんに見せようと思ったところが犯行動機だといわれている。しかし、本当の犯行動機は、安岡さんを殺害することで、親の財産をふんだくってしまおうとしていたことも考えられる。

 松山ホステス殺人事件の実行犯は、T元外相であると思われる。T元外相の娘は、T中M奈子といい、この親子が被害者に殺意を持った犯人であると思われる。
 しかし、T中真奈子は、当時、18~20歳ぐらいだったが、年齢を誤魔化し中学校に通っていたので、母親が金を払い、裁判に出たらしい。