宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑪-2    ケネディ大統領暗殺事件のつづき


宝財探偵所の迷宮事件-1のつづき

 ケネディは、ダラスに来る前の朝食会でなんと、帽子をプレゼントされている。しかし、すぐかぶらずに、後の予定で使うことにしたという。もし、この朝食会の人たちが事件を予期してプレゼントしていたものだったら、共犯者であったのだろうか。その帽子をかぶっていれば、狙撃はないという合図になっていたと考えられなくもない。
 ケネディはその朝、何を食べたのだろうか。
 狙撃に失敗し、もし次の昼食会に行っていたら、今度はどんな出迎えが待っていたのだろう。

 バンパーの後部に乗っていた男性はその後名前を変えている。
 K元大統領は、異常なほど共産国に執着する。
 
 アメリカは、この事件を共産党の仕業であると結論づけている。

 ケネディを殺した者が、はっきりとオズワルドで陰謀説も何もないと言わないのは、この先の大統領が、共産国をもっとたたくようにという魂胆があってのことなのでは、と勘ぐりたくもなる。
 2039年まで事件の機密文書が公開されないのも、第二次世界大戦共産国が敗北しなかったので、ちょうど100年後の2039年まで、大統領に共産国をたたかせる材料にしよう、という思惑があるのではないだろうか。

 いや、もしかしたら、捜査をする警察の側の都合かも知れない。

 ケネディが暗殺されたダラスは、B大統領のお膝元のテキサス州である。B一族は地元でも大変有名だ。しかも、ケネディの後のN政権で、父親のB元大統領は、CIAの要職に就いている。

 テキサスは、石油で有名である。
 アメリカにとって得にならない戦争を行った者は、こういう人たちに嫌われた。石油といえば、アラブが有名だが、例えば、地元の名手がアラブ人で、部下のマフィアが警察にいた。パキスタンのマフィアあたりが気にくわないと暗殺を実行した。警察署に前もって入り込んでいたことも考えられる。
 オイルダラーといえば、マフィアがつきものだ。
 地元の警察は、石油に関係する彼らと親しかったとしてもおかしくない。
 タリバンは、アメリカと結びつき、中東に戦争をしかけ石油でもうける人達だ。オサマビンラディンパキスタン生まれのアラブ人である。
 タリバンテロが起こると共産国が疑われるのは、このケネディ暗殺からきているのではないだろうか。 
 そして、タリバンのテロが起こるのは、このB一族が大統領になった時である。

 タリバンは、ベトコンと呼ばれている人たちであると聞いたことがある。
 ベトコンとは、ベトナム戦争の時、北ベトナムが作った南ベトナムを奪取するための組織のことをいうらしい。(北ベトナム政府がつくった南ベトナムを、諜報活動によって北ベトナムに恨ませる作戦だと思われる)
 ケネディは、ベトナム戦争に対し、つらい戦争だったため、自分は指揮をするだけで、ベトコンに恨まれてしまっていたのではなかったのだろうか。
 あるいは、政策上の失敗を恨まれていたとも考えられる。
 朝食会でプレゼントされた帽子が気になる。
 ベトナム戦争の軍の人たちは、ケネディと謁見する時に緑色のベレー帽をかぶっていたという。彼らはグレーンベレーと呼ばれる、軍の特殊部隊で、ベトナム内での諜報活動や、かく乱を狙って組織された。これがベトコンである。
 その朝食会で渡された帽子の意味は、お前もグリーンベレーの一人として行動しろよ、という意味だったのだ。
 しかし、彼はそれを後に引き伸ばしている。
 そこで、ベトコンの多いテキサスで殺された。
 
 B元大統領は、ベトコンの司令官のような職に就いていたのではなかったのだろうか。
 ベトナム戦争の軍の中の人たちが、タリバンだったとすると、タリバンのテロが起こると共産国が疑われるということも意味が通ってくる。
 つまり、タリバンのテロとは、ベトナム戦争の仕返しだったのだ。
 しかも、まず、アメリカ国内にテロを起こし、アメリカはそれを「お前たちだろう?」と共産国につめよる。その後CIAなどが国をかく乱する。
 自分の国の大統領を殺してしまったので、だから自分の国のものを破壊するのだろうか。テロで破壊されるのは、N.Yの決まったビルである。
そのビルはもともと誰が持ち主だったのであろうか。

 ケネディは、前方から3発の銃弾を浴びている。ということは、殺害現場から前方に犯人がいたことになるが、犯人がいたとされる教科書ビルは、ケネディから見て前方だったのだろうか。
 さらに、ケネディに弾が飛んできた方向は、いずれも同じ方向からだったのだろうか。もし、他方向からの弾があった場合、ケネディを殺した人は2人以上ということになる。
 
 テキサスといえば、B一族が有名だが、息子で現大統領のBは、地元でもそのサクセスストーリーを何度も取り上げられている。