宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 番外編-7    口蹄疫事件

 
 イモチ病に対する防御策として、置き稲は焼却したり土中に埋めるなど早めに処分するとある。
 韓国で発症した口蹄疫の原因は、カビが繁殖したイモチ病にかかった稲を家畜に食べさせたところ、症状が出たのだと思われる。

 また、中国では、イモにカビが生えた状態のものを家畜に食べさせ、その後、動物が嘔吐や下痢をしたという説がある。
 この病気はベト病といわれるもので、野菜のカビによる病気である。
 

 口蹄疫の症状と似ているエイズや梅毒との関係はわからないが、エイズなどは、亜熱帯地方やアフリカなどで多く発症している。アジアでは、中国、インドネシア、インドなど、温度や湿度が高い地域で発症している。
 カビもジメジメした風通しが悪く高温な場所で発生することがある。
 穀類のカビから免疫不全症を引き起こすことがあり、これがエイズと同じである。エイズの正式名称は、「後天性免疫不全症候群」という。
 
 穀類の赤カビ病は、作物の組織を殺しマイコトキシン(カビ毒の総称)を産出し、人畜の健康被害をもたらす。マイコトキシンは、汚染された穀類を摂取することによって、食中毒性白血球症(ATA)といわれる中毒症状を引き起こす。
 中毒症状は、嘔吐、腹痛、下痢、潰瘍(かいよう)、造血機能障害、免疫不全などであり、ゼアラレノンは家畜に不妊、流産などを引き起こす。
 感染経路
 “乕罅粘膜。
 ∧歓个竜朧悊砲茲覽ご瓢戞肺。
 4淪する植物摂食。
 穀類のカビは、発ガン性がある。
 戦後の黄変米は、食糧不足からミャンマーから輸入した米が1/3がカビ繁殖していて、長期間により在庫を抱えていたが、再精米して家畜の飼料にされたが10年かかって処分したという。

 米や穀類のカビ毒のマイコトキシンは、摂取してから数分か数時間で発症するといわれている。
 しかし、石鹸に水による洗浄で毒を減らすことができる。
 皮膚については、ヤケドの治療をし、毒性を吸着させるために活性炭を服用させるという。宮崎県で人の往来時の消毒に、石炭が使用されていたのはそのためだろうか。
 環境中の物の消毒には、アルカリ性の中での次亜塩素類の使用が有効で、5%の次亜塩素酸ナトリウム溶液だけで6時間以上の接触時間で消毒されることがあるという。

 保存の長いエサなどにも、カビが生える危険性もある。エサの原料は、穀類である。


 口蹄疫は伝染病ではない?

 しかし、マイコトキシンは、伝染病ではない。
 マイコトキシンを含有した穀類を摂取するか、粉塵による呼吸などが経路であるが、隣の家畜がかかったからといって隣の家畜に病気がうつるわけではない。しかし、同じ量のマイコトキシンを含有した穀類を食べていれば、同じといえば同じで、それが伝染病にみえるのかも知れない。
 
 そうすると、エサか誰かが持ち込んだ稲わらが、感染源ということになる。
 エサの中の穀類にマイコトキシンが含まれていたことも考えられるが、発症の時期が同時期なことから(数分から数時間で発症するので)、何者かが数分から数時間前にイモチ病にかかった稲か稲わらを持ち込み、それを食べた家畜が口蹄疫にかかったものと思われる。
 伝染病であると思われたのは、原因となった稲わらが、小屋の中に残っている場合、全ての家畜が伝染病にかかったものと勘違いした可能性がある。
 

 原因となったイモチ病にかかった穀類(稲わら?)を小屋から取り除き、焼却処分か土中に埋めるかすると、収まる可能性もある。
 しかし、持ち込んだ者が、いつまた、農家の小屋に持ち込むとも限らず、しばらくの間は人の出入りを監視する必要がある。
 口蹄疫の問題が大きくなったつい最近でも、都農町の牧場を経営しているN村は、えびの市の牧場主を殺害している。
 川南町でも、発症源の平田の牧場の隣の牧場主を殺害している。
 
 メタミドホスは、カビを誤魔化すためのものだった?
 
 平田がもし、エサ業者に扮しているとしたら、エサに農薬を混ぜていた可能性もある。
 三笠フーズの米汚染事件の時、カビの生えた米に農薬のメタミドホスを混ぜて誤魔化そうとしていた産地の意図がみえる。
 餃子事件の時、メタミドホスを混入していたのは、餃子の皮の原料が小麦であり、それが古かったために、気になる者がメタミドホスを混ぜていたのかも知れない。それをオウムが知っていて、メタミドホスなら現地の工場と同じだからバレないと思い、餃子の入った包装や注射器で穴を開けてメタミドホスを混入していた可能性もある。


 口蹄疫の問題では、発症した家畜ではなく、口蹄疫でも何でもない家畜が殺処分されているという。
 これは、北朝鮮や日本を憎む経済CIAが支配している世の中の象徴的な出来事である。