宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑥-6    帝銀事件のつづき

 毒物をどのように混入したか

 帝銀に東京都の衛生班が現われ「近くの相田邸で赤痢が発生したので、予防薬を今から渡すのでこの場で飲むように」と言い、銀行員全員に予防薬と称した毒薬を飲ませた。
 銀行で遣っている小僧が、行員全員の湯のみを勝手から持ってきて、全員の湯のみに衛生員が予防薬を入れ、その後、衛生員が「今から手本を見せるので真似して飲むように」と言い、「歯のホーロー質を傷つける恐れがあるので舌に液体を巻き込むようにして飲むように」と言ってそのようにしてみせた。
 衛生員が予防薬を飲んだ際、ひとつのビンから皆の湯のみに予防薬が注ぎ分けられたが、衛生員の飲んだものだけ違うビンから注がれたのではないか、とも指摘されたが、これはあたらないらしい。衛生員の飲んだものも銀行員が飲んだものも、同じひとつのビンから注がれたものらしい。
 銀行員たちは、衛生員が自分たちのものと同じビンから注がれた予防薬を飲んで何もなかったので安心し、それで全員が同じように予防薬を飲んでいる。

 では、どのようにして銀行員のものだけに毒薬を混入したのだろうか。
 
 〕祝斌瑤修里發里貌琶が入っていたが、毒物と予防薬の重さが違い、毒薬は重くて下に沈み、上澄みは普通の予防薬だったので、衛生員は上澄みだけ飲んだのだろう、という説が出ている。
 これ以外に毒薬を入れる方法を考えると
 ⊂僧が持って来た湯のみに毒薬が入っていて、衛生員が飲んだもには毒薬が入っていない湯のみ(持参した?)だったので、衛生員は毒を飲まなかった。しかし、行員の使った湯のみには毒が入っていたので飲んだ行員が多数死亡した。
 ということが考えられる。

 この場合、湯のみを勝手から持って来たのは、銀行で遣っているという小僧である。勝手で洗って持って来た全員の湯のみを衛生員と行員のいる所に持って来た。
 小僧以外に事前に湯のみを扱った者は行員以外にはいない。
 犯人は、湯のみを持って来た小僧、ということになる。もし、事前に誰かが勝手に入り毒を入れたとしても、全員の湯のみは、洗った状態で揃えて持ってきているので、皆が湯のみを使う直前に湯のみを扱った者が怪しい。
 行員はその場で死亡した者が多く、他の者も後に死亡している。唯一生き残った女性行員のMさんという女性が、新聞記者と結婚している。
 

 しかし、この推測では、当時、整形・変装という概念が警察になかったかも知れないので小僧犯人説は却下されていた可能性がある。もしあったとしても、大人が子供に化けている、という考えが突飛すぎる、ということで皆が排除していたかも知れない。まさか子供が毒薬を盛るとは考えられない、という固定観念が毒の混入の方法について邪魔をした。
 小僧をしていた人物は、アメリカが圧力をかけてきた石井四郎ではないだろうか。
 衛生員をしていたのは、他の人物だ(東条英機であると思われる)。衛生員と一緒に来た人物が石井四郎であることも考えられるが、一緒に車で来ていた人物のことは一切触れられていない。

 大人が子供に化ける方法

 大人が子供に化ける方法は、義足を使用すれば可能だ。義足を使用する、ということは、足がない、ということであるが、戦争に行ったりした人が足を切断することがあるのと同じように、犯人の足はもともと切断されていて、義足を使用することにより歩くことが出来る。
 義足の長さは本人が決められるだろうし、身長を低くしようと思えば短いタイプの義足にすればいい。
 銀行で遣っている子供なので、5.6歳ということは考えられない。せいぜい小学校高学年ぐらいの10歳以上の子供だろう。
 犯人グループ(赤軍派でオウム)は、子供が9,10歳の頃に殺害し、その後子供になりすます、という手口でいろいろな家族を欺いている。だから、10歳ぐらいの子供なら、大人が整形変装することが可能なのだ。

 石井四郎は、K泉純一郎と同一人物である。CIAのスパイともいわれている。
 事件のあった帝銀(帝国銀行)は、現在のMずほ銀行の前身で、この事件によりK泉と確執がある、といわれている。
 Mずほ銀行は、ブッシュ政権の時にアメリカに株を所有されているらしいが、この時の大統領のブッシュもK泉と同一人物者である。K泉とブッシュが会談する時には、麻原彰晃などがどちらかの人物に整形変装して、別々の人間となる。

  東条英機とK泉(石井)の関係

 K泉純一郎の養父に、K泉M次郎という人物がいる。
 M次郎は軍国主義思想の政治家だが、顔を見ると東条英機にも似ている。
 M次郎と東条英機が同一人物なら、K泉と東条は親子ということになる。