福田和子は、オウムの飯田エリ子と同一人物であると思われる。飯田エリ子は、福田と同じ年に脳梗塞で倒れているからだ。
そして、福田和子と同時期に脳梗塞で倒れた、というオウムの飯田エリ子が、田中M紀子の娘の田中M奈子と会社の同期であると言われている。
T中M奈子は石井久子と同一人物で、福田和子によく間違えられている。
福田和子をしていた人物は、オウム幹部で言えば、大内早苗、飯田エリ子である。二人共同一人物で、福田和子とも同一人物だ。
福田和子を取り調べていた警察署に電話
福田和子が逮捕された後、取調べをしていた警察署に一本の電話がかかる。電話は、T中真紀子からのもので、罪を軽くしろ、という内容のものだった。
T中真紀子と福田和子は、顔が似ていて、同一人物である可能性があるが、取調べを受けていた者が警察署に電話をかけることは不可能だ。しかし、娘のM奈子か替え玉が、母親かM紀子になりすまして声色を変えて電話をかけてくることなら可能だ。
このようなことで、石井久子が福田和子によく間違えられるのかも知れない。
福田和子は福田の娘
犯人が田中M紀子(T親が田中角栄)の一派だとして、福田和子(斉藤明美)は角福戦争の対立相手の名前と苗字が同じだ。
元首相のF田赳夫に、和子という名前の娘がいて、福田和子と同じ名前だ。もし、T中が殺害したのが、福田という名前だとすれば角福戦争で争っていることとつじつまが合う。しかし逆だ。
残る疑問
福田和子が犯人なのに、対立相手のT中真紀子が罪を軽くしろ、と電話をかけてくるのは、政治家としておかしい気がする。さんざん角福戦争の対立を言われている政治家が、対立相手の名前の女の罪を軽くしろ、と電話してくることは変だ。
娘同士なので、F田赳夫の罪をT中角栄が軽くしろ、と言っていることと同じだ。
電話の後、T中は、犯人を救うために金も用意している。
殺害された被害者が働いていたのは、英国亭というクラブだ。福田和子らしき人物は、イギリスとも関係のある人物だ。また、英国亭というからにはイギリスと関係のある人物が経営をしているはずだ。
この場合、クラブの経営者が加害者(福田和子)で、殺害されたのは、金の無心に来たホステス(安岡厚子)ということになるが、安岡厚子が金の無心に来るのは変だ。安岡厚子は、金持ちで家財道具だけでも一千万円する家に住み、客からの受けもよかったという。
そうすると、福田和子らしき女がイギリスの権力者だが、英国亭を名乗っている経営者(安岡厚子)に「どうしてお前がイギリスを名乗る?」ということで良い感情を抱いていなかったということも考えられる。
安岡厚子は金持ちで美女らしいが、福田和子は逆だ。
安岡厚子は、店で二つの名前を持っていたとは考えられないのだろうか。一つは経営者の名前、一つは福田和子と同僚のホステスの名前だ。
経営者なので従業員にとって金持ちだろう。
客からの受けがよかったのも、福田が好意を寄せていた客が安岡のことを誉めていたのも経営者だったからだ。
経営者が、福田が好意を寄せていた男と同一人物だった、ということも有り得るが、その場合、殺害されたのは福田が好意を寄せていた客ということになるが、この客らしき男は生きていて、被害者が誰だったのかわからなくなる。
被害者
被害者についてだが、実は本物のT中真紀子だった、ということは考えられないのだろうか(捜査関係者の間で被害者がT中真紀子に似ているということが言われていた)。
福田が好意を寄せていた客は、T中角栄と同一人物者(上祐?)である。T中角栄は娘の真紀子のことを誉めていた。しかし、それに対して恨みを持ったのが、対立する家の娘の福田和子だったのだ。
真紀子が何故、イギリスを名乗っていたのかはわからない。仮に働いていた店がリオの方だとして、後から英国亭にすりかえられて、福田和子に有利になるように従業員が英国亭だった、と口裏を合わせた。福田和子はイギリスと縁が深いためだ。
T中角栄がロッキード疑惑で逮捕されたのは、1976年だ。この7年後の1983年(福田和子事件の翌年)に懲役4年と追徴金5億円の判決が出される(控訴した)。
そして、1985年に脳梗塞で倒れている。
また、福田和子は、2005年3月に刑務所内で脳梗塞で倒れ死亡したことになっているが、実は生きている。
福田和子と同一人物者の女は、2008年頃にも、脳梗塞で倒れて死亡したことになっている。