宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 29-546    仮谷さん拉致事件のつづき

 日本企業を使い捨て
 
 B女子高は、私立高校なので、裕福な家庭の子女もたくさん入学する。その中には、大手メーカーなどの令嬢もいるはずだ。オウムは、この学校の女子高生を拉致して残虐な殺し方で殺すと同時に、その娘の親が経営している会社を乗っ取ることを計画した。
 オウムに石井久子という女がいるが、この女はオウムの金庫番と呼ばれている。金庫番といっても何のことがピンと来ないかも知れないが、例えばこういうことである。
 拉致して殺害した女子高生の親を脅迫しつつ殺害し会社を乗っ取る。その乗っ取った会社の金をオウム信者への自分への帰依(麻原より石井の方が上)の報酬に使い込み、従業員に支払う給料は、金融機関からの借入金でまかなうのだ。つまり、会社は売上げの金をオウムに着服され、従業員の給与は会社がする借金でまかなうのだ。このようにすると、石井久子には金があるが、会社には金がなくなり、会社が金を借りれなくなれば、倒産させたり清算したりしてオウムのための使い捨て会社にするのだ。
 石井久子はイギリスのカミラと同一人物であり、パートナーと思われる平田信はイギリスのチャールズ皇太子とも同一人物である。日本の長銀を買収した銀行は、イギリスの投資会社であり、長銀買収の時から、日本の企業は、イギリスの投資会社の乗っ取りの憂き目に遭っていたのだ。

 何故イラクなのか

 JRの最高幹部が、イラクフセインと同一人物である。
 イラクで手足を切断して「だるま女」にして見世物にしていた、という噂があるが、これは実はイラクではなく、日本の鉄道内で行なわれていた可能性がある。
 オウムは、日本の鉄道の線路上で行なっていた手足の切断を、イラクと呼んでいた。
 実際にイラクでも鉄道内のテロが多いようだか、遠いイラクに日本人をどのようにして連れて行くのかの具体的な方法が疑問だ。
 生きている人を飛行機に乗せるのには説得する必要があるし、飛行機代もかかる。拉致してしばらくの間いいなりにさせたり、飛行機の中で怪しまれない方法など、よっぽどのテクニックがないと無理だ。
 親を殺していいなりにし飛行機に乗せたという方法もあるが、パスポートをもともと持っていないと面倒もかかるし、度々では空港も不審に思う。
 だるま女にするいきさつに、フランスのブテッィクの試着室で試着途中に女性が行方不明になる、というものがあるが、こういういきさつなどもフランスではなく、日本の洋服店の試着室だったということも考えられる。
 試着室の後ろの壁が回るようになっていれば、試着室に入った女性が着替えている最中に壁が回りそこに数人の誘拐犯がいれば拉致できる。試着室の床が抜けるようになっていれば、地下に落ちて足や腰を怪我するので動けなくなっているところを拉致する方法もある。
 芸能プロ系の洋服店であれば、舞台に使う衣装、ドラマに使う衣装に着替える更衣室など特別に用意し、そういうことを行なっていたのだとすれば、やはり芸能プロの建物が多いK駅の洋服店であった可能性もある。

 高校生拉致事件は、オウムだけではなく、山口組の公然の秘密か暗黙の了解になっているようだ。
 渡辺芳則や司忍がオウム真理教の幹部であるので、山口組の構成員もこの拉致事件のことを守るべき秘密だと思っているようだ。

 JR大崎駅~西大井駅付近

 JR大崎駅は、最近、新駅の開通駅として注目されている。この大崎駅の一つ先の駅に西大井駅という駅があり、西大井駅は、湘南新宿ラインの停車駅、横須賀線の停車駅などになっていてる。
 周辺には踏切もあり、地下道もある。
 女子高生を拉致して気を失わせた後、深夜に運行する貨物線で轢死させたか轢いていたのは、このような場所である可能性もある。
 この付近では、深夜になると何かが行なわれていたのではないだろうか。
 JRは、国鉄時代に綾瀬の貨物線の線路上で下山総裁が轢死させられた場所であり、貨物線というのは、あやしい線路の代名詞になっている。
 湘南新宿ラインという列車は、東北線横須賀線埼京線の停車駅、山手線の貨物線を混ぜたようなルートで走っているが、だいたいが貨物線路を利用して走っている。
 貨物線路で例えば事故を起こした場合、人目に触れることなく処理できる。遅れの放送もいちいち誰かに聞かれることもない。従って、貨物線路で殺人が行なわれていても、内部で処理するため表沙汰になりにくい。そういう線を旅客線として利用しているのだが、特に、横須賀線は、米軍基地のある横須賀を経由しているので、よけいに秘密性があるだろう。また、旅客線と貨物線では法律に違いがあるかも知れず、例えば、遺体があった場合には、荷物として処理され、警察に通報する義務がないなどの殺人にとっての利点があるかも知れない。