宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 29-547    仮谷さん拉致事件のつづき

 例えばだが、貨物線は人の遺体も荷物として運ぶことがあり、この荷物の遺体がもしも線路内に落下したということにすれば、通報の必要がなくなる。


 N社

 西大井には、カメラ製造企業のNの工場があり、西大井自体がNの社員のために作られたとまで言われている。
 仮谷清志の妹が通学していたT女子大の近隣には、Nの関連会社があった。

 実際の西大井駅周辺

 西大井駅周辺に行き調べてみたところ、確かにN社のビルがある。N社の隣には、同じ人物が経営していると思われる学校がある。ここは、この人物の建物が多い地域なのだろう。
 踏切は一箇所しかないが、それらしき形跡は見当たらなかった。
 オウムがこの場所をイラクと呼んでいたのは、この人物がフセインと同一人物だからである。
 駅の近くには広いグランド場があるが、ここで昔大量殺人があったという噂があるらしい。
 グランドの地下に何かが埋まっているのかも知れない。
 女子高生を轢き殺すとすれば、横須賀線の上の高架に新幹線が走っており、この線路上なら、近隣の人にわからずに轢死させることができることはできる。しかし、轢いた遺体をどのようにして運搬するかというと、整備車を走らせるだろうが、新幹線ではどうだろう。
 やはり、横須賀線の線路上だろうか。だったら、踏切の多い大崎駅付近の方がやりやすい感じもする。
 そんなことを思っていたら、横須賀線の大崎方向から西大井駅までの横須賀線の線路は、駅に近づく手前まで高架を走っていることがわかった。駅を過ぎると地上に下がって線路が出来ている。
 つまり、西大井駅の手前までは横須賀線も高架上にあるのだ。高架上で人を轢き、後で整備車両で回収する。これなら、気づかれないで出来そうだ。
 N社の経営幹部であると思われる人物は、1998年頃から文京区にあるSという会社の社長として勤務していた。その会社は、N社の関連会社で医療器械を扱っているが、当時、この会社が多くの人を人体実験に使う人を物色して大量に殺し、医療器械のテストに使っていた、という噂が地元に流れていたことがある。 
 例えば、S社があった町の周辺で、同じ区内の女子高生などをタレントにならないか、と言って拉致して殺害するか気を失わせ、N社の近くまで運び、列車で轢き、遺体をグランドの地下に埋葬していた、という連想も浮かんでくる。
 この時、遺体は、献体に利用されたとすれば、N社に運んだはずである。
 グランドとN社の距離は極近といえ、グランドのすぐそばまでN社の地下室があるのかも知れない。
 医療器械のテストに気を失わせた人を使い、殺害され、その後、証拠隠滅か死者が逃げないようにという思想で、列車で二度殺したのだろうか。

 駅を過ぎた線路付近には、幽霊が出る、といわれている場所があり、轢き殺したのは、こういう場所である可能性もある。
 
 メトロ総裁の轢死も西大井か

 2010年11月頃に、大江戸線内で女性が轢き殺される事件が発生したが、この時の女性の夫が、東京メトロ総裁で警視総監で、この総裁も女性が死亡する前日に殺害されていた、というようなことがあったらしい。
 この時死亡した総裁も、実は西大井の線路上で轢き殺され、捜査していた警察官が、高架下のガード下で自殺していたということがあったかも知れない。これまで、その現場は、江東区越中島貨物線上である、と考えられていたが、西大井駅の線路と越中島線が高架を走る箇所があること、江東区にも西大井にもガード下通路があること、部下が自殺したという大きな公園内のトイレなど、共通する場所が多いのだ(西大井運動場)。
 このことから、メトロ総裁で警視総監だった人物が、轢き殺されていた場所は、江東区ではなくて西大井かも知れない。
 そして、その場合、どこかに河川があり、その河川に警視総監を呼び出した者が、警視総監の足を撃ち、生きたまま線路上に体を置かれて轢き殺したのだ(西大井の先に多摩川がある)。
 その後、その遺体は、西大井の地下ガードと線路の間に置かれ、しばらくそのままだったが、誰からも発見させられず何者かによって運び出されたようだ。
 総裁が住んでいたのは、社宅のような場所だった。これも西大井に警視庁という名前のついている社宅がある。
 大江戸線で死亡した女性と夫は、この社宅に住んでいたのだろう。
 しかし、西大井の周辺に河川はない。
 あるとすれば大崎である。
 警視総監が銃で撃たれた場所は、大崎の目黒川かも知れず、ガード下、公園のトイレなども大崎である可能性もある。