宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 60-11    マレーシア航空機事件のつづき

 バルセロナ行き
クアラルンプール→マラッカ海峡マラッカ海峡上空→アンダマン海ニコバル諸島→インドのバンカロール、マンガロール上空→アラビア半島付近上空→エジプトのカイロ→バルセロナ

 不明のマレーシア機
クアラルンプール→ベトナム沖→(引き返し)コタバル→、マラッカ海峡上空→アンダマン海ニコバル諸島→(進路を変えて)南アンダマン島ポートブレア空港着陸?

 イポー上空~ニコバル諸島まで、高度違いの同じ飛行ルート

 バルセロナ行き(マレーシア航空)
 マラッカ→インドのニコバル諸島→バンカロール、マンガロール

 不明機(マレーシア航空)
 マラッカ→インドのニコバル諸島南アンダマン島ポートブレア空港?)

 立入禁止区域を飛行 インドに撃墜されたのか?

 しかし、ニコバル諸島は、インド政府の管轄にあり、原住民保護のため、外国人は立ち入り禁止になっている。
 立ち入るには、自治大臣の許可が必要だ。
 もし、自治大臣の許可が得られなければ、空港に入ることも不可能だ。
 バルセロナ行きの航路からはずれた不明機が、進路を変えてポートブレア空港に着陸しようとして、不審機とみなされ、インド政府に撃墜された可能性もあるがどうだろう。
 あるいは、ポートブレア空港に不時着し、救助される者と機内に残りたい者に分けられ、救助される者は集団で移動し、機内に残った者は機長の仲間とみなされ疑われ、町へ出ようとしても島民たちに囲まれるので身動きがとれずしばらくして銃殺されたのではないだろうか。

 モルジブでの目撃証言

 その後報道で、中央アジア上空を通っていた、というものがあり、その後、モルジブでの目撃証言が出ている。
 この目撃証言が本当なら、

.ぅ鵐匹離縫灰丱觸島を経て、インドのバンカロール、マンガロール付近までバルセロナ行きと同じで、その後、不明機はモルジブ方向へ向きを変えて(インド洋南部へ)、モルジブの南部まで行ったことになる。この時、バンカロールかマンガロール付近からモルジブ方向へ行く別の飛行ルートをインプットし、再び、別の旅客機と高度違いの同じ飛行ルートでも飛んでいたのだろうか。
 そして、不明機は、モルジブ南部でも同じように別の旅客機の飛行ルートをインプットし、不明機は、他の旅客機に隠れるようにして高度を低くして飛行し、どの地点を飛んでいるのかわからなくしたのだろうか。

南アンダマン島への着陸を拒否された不明機は、その後、セイロン島のマンナール湾、ポーク海峡を経て、モルジブの南部へ向かったのだろうか。
 セイロン島は、英国連邦内の共和国である。
 英国連邦内なので、英国か米の戦闘機に撃墜されたのだろうか。

 モルジブは、イギリス領であり、インドのデカン高原の先端部は、セイロンとモルジブというイギリス領の島にはさまれている。
 しかし、モルジブ島民がウソをついて目撃証言をしたとしても、後でバレてしまい、バレた後のデメリットを考えてもそこまでする必要はないだろう。
 そうすると、モルジブ島人が見た低空を飛行する大型の飛行機とは、マレーシア機とは別の緊急の旅客機か何かだろうか。

 赤い線の入った飛行機 エアインディアか

 モルジブの島人が目撃した、赤い線の入った飛行機とは、マレーシア機ではなかったらいったいどこの飛行機だろうか。
 赤い線の入った航空機を調べてみたところ、エアインディアとキングフィシャー航空というインドの航空会社の旅客機があった。
 エアインディアは、2本の赤い線に、エアインディアという文字、それから前の方にも何か英文字のようなものが書いてある。白の機体の他には赤以外の色はない。また、キングフィッシャーという航空機も、赤を基調とした白地の旅客機で、白地に赤の線が入った航空機といえば、この二つが該当する。

 慌てて進路を変えたエアインディア機か

 モルジブスリランカに行くのに、インド航空機が使用されるが、南アンダマン島付近で、戦闘機がマレーシア機を撃墜しているのを目撃したか、レーダーで危険と表示された旅客機が慌てて進路を変えてどこか着陸するところを探していたところエアインディア機がモルジブの島人に目撃されたのではないだろうか。
 モルジブの空港は、最南端にガン空港という空港があり、以下、北方向に向かい、カーデッドウ空港、カッドウ空港、ハニマードゥ空港、マーレ空港がある。
 目撃証言のあった島の一番近い南の空港に緊急着陸しようとしていたのかも知れない。
 
 戦闘機に襲われた場合

 ニコバル諸島から南アンダマン島に着陸しようとしたマレーシア機を不審機として戦闘機攻撃をしたのは、インド軍ではなく米軍だろうか。あるいは、タリバン機というものが存在するのかも知れない。
 インドは、独立国といっても他国の干渉がある国で、国防を米軍に頼っていたのではないだろうか。