宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 番外編    口蹄疫問題

 
 腐った水
 
 腐った水というものがある。
 例えば、沼などの水草が水の中で腐ってドロドロになっているものが生えているたまり水のことだ。
 身近なものでわかりやすくいえば、腐ってドロドロになったレタスに水を加えたようなものだ。
 この腐った水は、おそらく、苦くて水が腐ったような味がするだろう。
 口蹄疫が発症した家畜は、このような腐った水を飲み水の中に入れられるなどして、体内に摂取させられたのではないだろうか。
 これに、火山噴火の微細な灰なども混じることにより、ますます環境が悪化するというわけだ。
 草食動物は、草を餌にしているので、腐った草は要注意というより致命的なのではないだろうか。
 
 炭そ菌
 
 また、炭そ菌と呼ばれる菌があり、1993年頃、オウムが炭そ菌を使用した生物テロを試みるが弱毒化していて失敗に終わった、とされている。
 この菌は、土壌中の常在細菌だ。
 炭そ菌は、草食動物にかかることが多く、人畜共通の病気だという。
 炭そ菌は、土壌菌で、土壌表面に表れた芽胞が外気温に暖められた沈泥中などで増殖する、ということだ。
 陽のあたるたまり水などが増殖する場所であるということだが、土壌菌なので、特に何もしなくても勝手に増殖する、というものだ。
 空気中で飛散もし、直接吸い込んだりする中で、炭そ菌に対して無治療の場合、100%死亡するのだという。 
 口蹄疫では、この炭そ菌を何らかの方法で動物が摂取し、農家全体の家畜が感染した、ということなのだろう。
 
 
 一方、同じ嫌気性細菌で、ボツリヌス菌という菌があり、これはとても強い細菌で、多少水分のある土壌中に生息している。人間や動物が摂取すると死に至り、解毒剤も難しい。
 ジメジメした土の中にいるので、火山灰などで太陽が翳った地域では、ボツリヌス菌の出現は多くなるだろう。
 例えば、東京の住宅などで、外で魚を飼育していたりする場合、周辺の土が乾きがよくなく、常に湿っている場合もあり、こういうところから土を取り出し、汚水と調合してボツリヌス菌を作り、住宅で飼われているペットなどに与えて死に至らせる、などということがある可能性もある。
 ボツリヌス菌中毒の症状は、悪心、嘔吐、喉が渇く、複視、下垂、調整不能、えんげ障害、発声障害などで、脳卒中アルカロイドに起因する中毒と間違えられることがある。
 これは、口蹄疫が発症した家畜にみられる症状と似ているところもある。
 
 水泡ができる薬品
 
 使用すると、水泡ができる薬品がある。身近な薬品で、主に漂白剤などに使用されている。その薬品は、次亜塩素酸とか、次亜塩素酸ソーダと呼ばれるものだ。次亜塩素酸ソーダは、化学式がNaCloで、ナシオとも読める。
 この薬品は、BリーチやHイターという名前で販売されていて、食器や調理器具の漂白に使われる。プール、上水道の殺菌に使われたりもするが、誤って浴びると水泡ができるらしいのだ。
 例えば、農家で家畜舎の清掃にも使われると思われ、これが誤って飲み水や食べ物に入って中毒になる可能性もある。
 口蹄疫は、草食動物で反芻する動物が罹る病気といわれるが、この反芻によって、もともとの物質に水分が加わることが考えられる。
 反芻というのは、一度飲み込んだ食べ物を、また口にまで戻して再び噛んで飲み込み、また口に戻し、などという作業を繰り返す食べ方だが、一度胃に入った食べ物は、胃液などで濡れることがあり、次亜塩素酸と混じり反応して、強力な物質になるか、反芻することにより、胃だけでなく、胃から口までの経路全体を病気に侵す可能性がある。
 
 口蹄疫は、戦争回避のためだった
 
 大変なことがわかった。
 IS(イスラム国)のテロが現在、各国で横行しているが、このISに対抗する組織として、アノニマスという組織がある。このアノニマスという組織は、「アニマル」に語源が似ているが、語源だけではなく、「動物をたくさん殺している人たち」がメンバーで、ISに対抗する手段として、動物を使おう、という人たちだったようだ。
 この口蹄疫が起きた頃、同時にサイバーテロが起きていたが、このサイバーテロをする組織がアノニマスで、同時にアノニマスは動物をたくさん殺している人たちの集団なので、ISからの戦争を回避するために、動物を犠牲にする、という手段で、先日、フランスがテロ攻撃された時に、アノニマスが待ったをかけたが、その直後から、次々とペットが死んでいるという状態になっていた。
 口蹄疫民主党政権時代に問題になったが、この頃、非常事態宣言が出されていた。非常事態宣言は、戦争と関わっているので戦争がらみ、という意味あいにも取れる。
 おそらく、口蹄疫を人工的に発症させているのは、アノニマスで、これがISと似たりよったりのメンバーであるので、だから動物を犠牲にして時間稼ぎをしているのだ。ここに、人が介在すると、働く、働かない、金がある金がない、で、勝敗や世情が変わってくるので面倒だ。しかし、動物を犠牲にすれば、「後腐れがなく」「どっちかに転ぶ」ということが避けられるのだ。
 口蹄疫は、戦争を回避するためのアノニマスの手段だった、ということになる。