宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 33-7    よど号事件のつづき

 
 田宮高麿は死んでいなかった
 
 1995年11月30日、田宮高麿が死亡したとニュースが流れた。
 1995年といえば、まだ日本経済は崩壊したと言われていなかった頃だ。
 しかし、最近になり、田宮高麿は死んでいなかった、という説が出た。そして、その人物は、前述の須藤さんで、スマップのマネージャーⅠ氏だというのだ。
 確かに、マネージャーⅠの顔は、演歌歌手Mに似ている。二人が別人だとしたら、見分けがつかないほど、顔の一部がそっくりだ。この二人を別人として考えて、田宮高麿がⅠ氏だったとすると、何が起きていたのだろう。
 田宮高麿によく似た、演歌歌手Mと同一人物のエリザベス女王は、田宮の訃報を聞き、カトリック教会にお祈りに行った、という。これはなんだろう。この直後、赤軍派の小西が逮捕されている。
 エリザベス女王は、プロテスタントの信者で、ダイアナがカトリックを信仰していることをあまり感心していなかったようだ。なのに、田宮が死亡した、というのでカトリック教会にお祈りに行った、というのは不思議でもある。
 実は、昔から、「北とイギリスの娘、あるいは息子」がいる、と言われていて、それが誰であるのか謎のままだ。
仮に、エリザベス女王と田宮高麿との間に子供がいたとしたら、田宮の死は、その子の父親の死でもあり、子供の行く末を案じてカトリック教会にお祈りに行った、ということが考えられる。
 田宮の子は、2001年、2004年などに日本に帰国しているが、子は全部で三人いるようだ。この中の一人に、エリザベス女王と田宮の子がいた、ということなのだろうか。
 田宮高麿と同一人物の芸能人には、N沼謙治やF石一恵(F山雅治の妻)などがいる。そして、田宮は死亡したどころか、その直後から暗躍をし出している。演歌歌手MとN沼謙治は、F山雅治とF石一恵の夫婦と同一人物である。
 
 田宮高麿と本富士警察署
 
 1960年代、赤軍派は、東京戦争という名で、警視庁・本富士警察署の署長室に爆弾を仕掛けた(火炎瓶による放火)。当時、署長だったのは、国松長官だ。
 この事件で、署長室に爆弾を投げたのが、田宮高麿だったと仮定すると、次のような推測ができる。
 1995年11月30日に、北朝鮮により「田宮高麿死亡ニュース」が流れた。しかし、これは大ウソで、田宮が暗躍するための謀略ニュースだったのだ。しかし、このニュースを聞いて動いたのが、イギリスのエリザベス女王で、田宮死亡のニュースの直後、エリザベス女王は、カトリック教会を訪れ、お祈りをしたという。
 赤軍派の子供の中に「北とイギリスの娘」と呼ばれる子供がいて、この北というのが北朝鮮、イギリスというのがイギリス王室、という意味らしい。田宮高麿には、三人の子供がいるが、長男は素性がわかっているが、他の女と男の子供の二人の素性がまだわかっていない。「北とイギリスの娘」だというからには、子供は女の子で、北朝鮮のスパイ田宮と、イギリス王室のエリザベス女王の子という可能性もある。
 エリザベス女王カトリック教会にお祈りに行ったのは、父親の田宮が死んだので、その子の身を案じて、ということも考えられる。
 とにかく、田宮死亡のニュースを聞いて、エリザベス女王が動いてしまった、という可能性があり、だから、田宮死亡のニュースはあたかも本当であるかのように思う人もいたのだ。その中に、35年前に爆破事件の被害にあった本富士警察署も含まれていて、これまで田宮のやることに目をつぶっていた本富士警察署も、一旦は、田宮死亡のニュースを聞いて解放されたと思ったのだが、実は、死んだのではなく暗躍するニュースであったことに気づかなかいでいたのだ。
 1995年11月といえば、その本富士警察署の署長であった国松長官が、オウム真理教の信者三人を指名手配した時期と同じ時期であり、まだ本当は解決されていない事件の犯人に、国松が支配されていた可能性もあり、国松の指名手配には、実は、田宮の思惑の影が潜んでいたのではないだろうか。
 田宮死亡ニュースの後、本富士警察署は、K村拓哉(田宮高麿と同一人物)を逮捕しようとしていた。しかし、直前になり、「俺はK村拓哉なんですけど(だから逮捕しないでよ)」ということを言ってきたために、本富士警察は「じゃあ、K村拓哉なら仕方ないや」と、K村拓哉であることそれだけでK村の逮捕を見送った。しかし、K村は、これを利用し、「K村拓哉であれば、K村が人気でありさえすれば何でも無罪になる」と思い込んだ。それがSマップが強い理由である。
 何をやっても無罪放免なので、人気を上げるために何でもやったのだろう。
 そのうちに、Sマップ支配のような治安が出来上がり、加熱し、当初は芸能人だけの治安が、だんだんと民間にも広がるようになり、民間の人たちもSマップには何も言えなくなってしまう。
 これは、もちろん政治家の中にも広まり、K村がいいというなら何をしてもいい、という思想に変わり、その理由として「本富士がK村ならいいと言ったから」という言い訳が成立するようになったと考えられる。
 
 ところで、東京戦争で、本当に国松長官は、助かっていたのだうか。
 国松長官の顔は、田中義三の顔にも似ているが、この頃から、警察署にテロリストが署長をしている、ということがあったのだろうか。
 赤軍派は、大阪戦争と東京戦争を行っており、このうちの東京戦争が、本富士警察署を襲撃することであれば、もし、本物国松が死亡していたとしたら東京は赤軍派のいいなりになっているはずである。
 田宮が死ぬ前はそうでもなかったが、死んだとニュースが流れた時から、田宮の治安は始まっていたが、これは、多少なりとも、本富士や他の警察署が田宮を取り締まっていたからであり、それができなくなったので、田宮のパワーが増幅したと考えられる。
 
 森順子と田宮高麿は本富士にいる
 
 現在の本富士警察署には、森順子扮する婦人警官と、田宮高麿扮するヤングっぽい警察官が出入りしている。この二人が、パワー全開して、「本富士」としての治安や政策を決めるまでになっているようだ。
 森順子というのは、田宮高麿の妻のことで、この二人の間に子供がいて、それが田宮の次男である。
 森順子は、H本龍太郎として、本富士警察のご意見番のようなことをしていたらしいが、H本が死亡した後も、影響力が強い。一方、田宮高麿は、オウム国松長官狙撃の際、国松の動向をオウムに教えた、と言われる小杉巡査長と同一人物で、赤軍派メンバーは、オウム真理教という団体と重なってパワーアップしているようだ。
 森順子は、一方で、E川紹子とも同一人物であり、本富士がオウム捜査をする時、大部分でE川紹子の意見を参考にしていた、というので、オウムの逃走犯が捕まる前までも本富士に参考意見を呈していたし、捕まった後は、婦人警官としても出入りしているようだ。
 
 田宮、イギリス、小西のニュースが相次ぐ
 
 ところで、田宮高麿が死亡したニュースの直後に、エリザベス女王カトリック教会にお祈りをしに行った、ということだが、その直後に、今度は、田宮と同じよど号グループの小西隆裕が死亡している。これは何なのだろう。
 北とイギリスの娘が拉致されていた、という説があるのだが、この拉致された娘というのがエリザベス女王北朝鮮金日成総書記の娘で、田宮が死亡すると行方がわからなくなる、ということで、お祈りに行った、という可能性もある。
 東京戦争は、1969年9月30日に起きており、よど号事件の前年だ。この東京戦争の時の本富士警察署の現場で、田中義三と小西隆裕がいたという。田中義三は、国松長官と同一人物者だが、小西隆裕も警察官だった可能性もある。
 このように、田宮死亡のニュースからエリザベス女王と小西のニュースが相次ぎ、田宮死亡のニュースを北朝鮮が発表したと言っても無視できない状態に近かったと考えられる。
 
 北とイギリスの娘見つかる
 
 北とイギリスの娘であると思われる人物がいた。
 この女性は、よど号事件の頃、文京区にいたが、その後、埼玉県浦和市に移動していたことがわかった。
 名前は、T木綿子さんで、40代になっていたが、学校を卒業した後、一度も就職をしなかったという。
 エリザベス女王は、この女性の存在を知ってはいたが、まさか自分の子と思わず、「自分が北とイギリスの娘だ」、と主張するTさんを「お前は働きに出るな」とたしなめていたという。
 エリザベス女王とは、Tさんが高校時代に、先輩・後輩の仲だったようだ。
 しかし、Tさんは、2000年代半ば頃に、森順子に殺害されていたという。
 
 田宮高麿と森順子の娘
 
 田宮高麿には、長女、長男、次男がいて、このうちの長女が田宮と森の娘ということになる。
 漠然と、田宮と森の娘という時には、二人は夫婦なので、田宮の長女が娘ということになる。
 しかし、生年月日や名前がはっきりしないので、誰、と特定するのは難しい。
 紀の宮は、北とイギリスの娘だとして、田宮と森の娘は北とイギリスの娘ということにはならない。田宮か森のイギリス要素を無理に探せばあるだろうが、赤軍派カップルとイギリスを結びつけるのは不自然だ。
 
 田宮高麿と演歌歌手Mは別人
 
 田宮高麿と演歌歌手Mは、別人であることがわかってきた。
 田宮と演歌歌手Mは、顔の一部が似ているが、男と女という差があり、二人は同一人物ではない。しかし、田宮の存在は、最近になって明らかになってきているので、これまで演歌歌手Mと同一人物者だとしていた人物が、田宮と同一人物である場合も出てくる。
 しかし、二人は夫婦関係である場合もあり、密接に結託していることもあるので、一人の人物を二人で一役として扮する場合もあり、判別が難しい。