宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 35-38    松山ホステス殺人事件(福田和子事件)のつづき

 被害者の部屋から家財道具を運び出した理由とは
 
 この事件は、やはり、被害者と加害者が入れ替わっていたようだ。
 この事件の本当の被害者は福田和子で、加害者の方が安岡厚子なのではないだろうか。
 例えば、警察がクラブの同僚に被害者について訊ねた時、同僚が全員グルで口裏を合わせて「この人は安岡厚子です」と集団偽証すれば、それが成立することがある。
 本当は、被害者の名前が福田和子なのに、犯人の安岡厚子の方が被害者だ、と証言したのだ。
 事件後、F田赳夫の家に帰宅してきたのは、娘の名を名乗った見知らぬ女だった。しかも、指名手配もされていた。
 本当は、松山市で殺害されたのは、福田和子の方なのに、犯人ということにされて戻ってきた。しかも、F田家が全然知らない女だったのだ。
 F田家は二重に被害に遭ったことになる。
 家財道具を運び出した理由は、被害者の福田和子の家から、安岡厚子の家に家財道具を運び、安岡厚子を福田和子に見せかけようとしたのだ。例えば、福田和子の着ていた洋服、使っていた日用品、身分証明書、光熱費が記載された預金通帳、カード、その他、身の回りの物全てが、安岡厚子の手に入ったことになる。
 このようにして、安岡厚子は、安岡でありながら、被害者(福田)の物を手に入れ、「被害者」になりすますことができのだ。
 この事件は、ロッキード疑惑事件に対するT中側の復讐だろうか。
 T中が被害者なら、角福戦争の関係から、犯人がT中側の人間であることが推察されるからだ。
 犯人が一旦逮捕された時、T中真紀子から警察に一本の電話がかかってきた、という。その時、T中側は犯人が福田和子であることから、T中側が被害者になっていることを察していたはずだ。しかし、実際には、T中側が犯人だったので、犯人の口からそれがバレると裁判に影響するし、T中がまたこんなことをやっている、と非難を浴びかねない。そこで、「この事件はもういいわ」という電話を、被害者側を装ったT中真紀子が電話をすることにより、犯人を逃がすことができたのだ。
 この事件のずっと後に、東京で起きた事件で福田和子の息子が逮捕されたことがあったが、この息子は、福田和子事件の後に作られた「にわか工作隊」だろう。福田和子がこの事件の犯人だと知っていて、福田の名を名乗り、事件を起こして後から苗字を変更したのだ。
 
 犯人はロッキード社組
 
 犯人は、T童よしみである、という説がある。しかし、この人物が、逮捕された犯人と顔が違っている。犯人は、名前が違うが殺害した本人であるとすると、T童(以下Tとする)が犯人である、というのは少しおかしい。それは、帯などを使って首を絞めたのかTだとしても、その時死に至らずに、次に入ってきた犯人がまだ生きていた被害者にとどめをさして殺害した、ということではないだろうか。
 福田和子が逮捕される直前の1996年後半頃から、Tの曲が売れ出しているのは、もうすぐ、その事件が被害者と加害者の「名前」が入れ替わったまま、「解決」する、という前兆なのではないだろうか。
 もし、Tが犯人だとしたら、逮捕直前に曲が売れるのはおかしい。Tは、事件に関与はしているが、直接被害者が死に至ったことの犯人ではない、ということなのではないだろうか。
 被害者が殺害される前、被害者に対して「福田さんは金持ちで器量がいい」などと褒めていたお客の男は、福田和子の夫である可能性もある。夫が事件を計画していたフシもある。
 ところで、Tの身長は平均より低めだ。140cm代のようだ。
 福田和子さんの方の身長はわからないが、犯人は身長が低めだったようだ。安岡厚子も身長が低めなのかも知れない。
 
 犯人は、やはり逮捕された女なのだろう。但し、名前が違っている。
 F田家に図々しく上がりこみ、娘のフリをしてF田家に居座っていた女だ。
 この女は、やはりロッキード社の会長と同一人物である。
 T中側とロッキード社会長が結託した共謀事件である、という人間関係が成り立つ。
 この女は、最近になり、A倍晋三ではなく、H本龍太郎やN田佳彦の妻で、時折、A倍晋三に扮することもあることがわかった。
 
 被害者はロッキード事件の通報者か
 
 この事件で殺害されたと思われる福田和子さんは、ロッキード疑惑の通報者ではないだろうか。
 ロッキード社から献金をもらった側に福田の名前があったとしても、通報者なので関係なし、になっているはずだ。
 T中とロッキード社は、ロッキード疑惑の通報者を殺害することを計画し、松山市でクラブで働いていた福田赳夫の娘の和子さんを殺害したのだ。
 
 写真をみると
 
T中真紀子→Ⅰ原慎太郎
 
F田赳夫→N岡赳夫、S木俊一元都知事
F田康夫→T中角栄
 
だ。
 
 ここから想像されるのは、
 F田家に入ってきた、ロッキード社の会長は、和子の兄の康夫を殺害し、T中角栄が康夫に扮し家に入ってきた。F田赳夫は無事だったようである。
 
 時の政権は、H本龍太郎政権である。H本は、T中派である。
 しかし、H本は、妻が事件の犯人と同一人物だ。
 T中派は、F田家を殺害したH本の妻の久美子を、ロッキード社を利用して軍事・シビリアンコントロールにし、逮捕地獄から逃れさせた。
 事件の影響よりも、シビリアン・コントロールを強くする必要があり、その対策をマスコミに頼んだ。
 テレビ東京は、もともと、官庁と財界、政界が出資してできた会社だし、テレビ東京を助けるためにできたテレビ局がTBSである。
 従い、自民党の命令を聞くテレビ局は、二局ある、ということになる。
 自民党は、自分たちの党の派閥の領袖が、殺し合いをしてF田家の子が全滅したこと、T中側とロッキード社が事件の犯人だったことを隠すために、関係のない年端も行かない若い人を、福田和子だ、と風説の流布を流させて、真相が明らかになることを阻止した、と考えられる。 
 その延長線上が、現在の自民党政治である。
 
 やはり謀略
 
 この事件は、謀略であることがわかってきた。
 謀略というのは、殺害された人物がいないのに、事件を公開し、指名手配者を作った、というものだ。
 詳しく言えば、Tに殺害されたかと思われた、福田和子さんは、実は死んでいなかった。しかし、この事件を警察に持ち込んだ者が、死んだことにしてほしいと依頼して、これを了承したために、架空の「殺人事件」となった。
 殺害された被害者が福田和子なら、指名手配犯人も福田和子である。
 殺害された被害者の名前は福田和子だが、被害者の写真を見せて「これは誰ですか」と同僚に聞いたら、安岡厚子という全員一致した答えが返ってきたが、これは集団偽証によるものだ。実際の被害者は福田和子だが、福田和子自身が、いなくなった安岡さんの家財道具を運び込み、両方の名前を手にしたので、死んだのが安岡厚子で、犯人が福田和子、という都合のいい設定ができたのだ。
 福田和子は、被害者でありながら、犯人である、と指名手配された気の毒ともいえる女だが、この女が、全貌に関わっていないわけはなく、何らかの動機があり、被害者と加害者の一人二役を演じたのだろう。
 同僚たちは、殺害されたのが、福田和子であることがわかっているのに、安岡厚子である、と答えているので、その後、どういうことだろう、と試行錯誤し、だんだん意味がわかってきた、というようなことがあったに違いなく、関係者の中で、一番意味がわからなかったのが、殺害したと思い込んでクラブを去った安岡厚子である。「自分が殺したはずなのに、何故か殺された女が指名手配犯人になっている」というのが率直な感想だっただろう。
 この事件により安岡厚子が、どうなるか、ということが犯人の関心事だったに違いない。
 しかし、福田和子や同僚らの全貌を知る者としての動機が不明だ。
 
 事件の影響と福田逮捕後
 
 この事件は、謀略だったので、通報者が取り締まりを受けていた、ということが考えられる。その他、福田和子や安岡厚子に似た女性が捜査対象になっていた、という説があり、目的は左翼系女性の取り締まりだったのだという。
 福田和子自身は、ロッキード社の会長と同一人物なので、左翼系の人たちとは背反する思惑を持っている。
 愛媛県警は、事件を持ち込んだ演歌歌手Mの言うとおりにしていたというので、愛媛県警に意図があったとは思えない。しかし、愛媛という土地柄は、昔、ロシア人の収容所があった場所なので、首謀者がこの土地で事件を起こして公開捜査にしたのは、左派系の人たちを狩るため、という意味あいがあったとも取れる。
 この事件の前までは、社会党が最大野党で、自民党と対立関係にあったが、この事件後、何となくだが、右派系政治家が首相に就任するなど、次第に左派系勢力が衰えてきたという傾向もある。しかし、福田と同一人物の昭和天皇崩御した頃に社会党が再度台頭している。
 むしろ、問題なのは、福田和子が逮捕されてからのことで、福田和子は、シビリアン・コントロールの中心人物となった。福田和子は、H本龍太郎の妻と同一人物で、ロッキード社を利用して軍事シビリアン・コントロールを展開している。
 H本は、T中派に属していたが、親分が親中国なのに対して、H本政権は、どちらかというと、親米派であるようだ。H本とクリントンの日米首脳会談での日米共同宣言も、今になっても新しいものに更新されていない。
 自民党は、福田和子を庇護することにより、社会党にダメージを与えようとしていたフシもあるが、何故、逮捕された後にかばいだてするのか、何故、福田が15年の逃走を経て逮捕された後(1997年)、19年も経った今でもそれが有効なのか、など、疑問も出てくる。
 一つの印象として、福田和子は昭和天皇時代の自分中心の世の中を引き戻したいのではないか、ということがある。福田和子を自民党が庇護することにより、新天皇時代になっても、裏、内部から、自分の支配の影響をできるだけ強めに残したい、という思惑があるのではないだろうか。
 
 家財道具の中に遺体
 
 しかし、被害者は本当にいて殺害され、遺体も移動している、という説もある。
 この場合、以下のようなことが考えられる。
 
 逮捕された女が、すでに死んでいる本当の福田和子になりすまし、Tに殺害されるフリをした。しかし、この時の福田和子は、本物の福田和子を殺してなりすましているニセモノの方なので、殺害されず生き返った。
 一方で、逮捕された女に殺害された本物の福田和子さんは、福田和子さんの自宅の中にあり、家財道具を夫と一緒に運び出す際に、一緒に移動された。
 遺体は、家財道具の中に入っていたのだ。
 そして、女は、夫と一緒にその家財道具を運び込んだが、この夫が実はTだった。
 Tは、女の夫と同一人物だったのだ。
 福田和子を帯で首を絞めた時点では知らなくても、家財道具を運び出す時には妻から聞いていて、どういう人を殺したかということを知っていた。
 
 逮捕された女は、何故、途中まで夫を騙していたか、あるいは知っていて知らないフリをしていたかというと、「見る、聞くが同じの共通項の輪」を所有する同僚を騙すためではないだろうか。夫が福田和子を殺害する劇を演じて、それがわかる同僚を騙すことにより、仲間にも誰を殺害したかをわからなくするためである。
 
  ところで、H本龍太郎は、二人の人物が演じているが、一人は新実智光で、もう一人はやはり石井久子である可能性もある。
 新実と上裕の顔はよく似ていて、間違えられることがある。
 新実は、ビン・ラディン師の特徴にも似ている。上裕は、ビン・ラディン師にも間違えられているが、オバマがかばいだてしている新実の方があやしいことになる。オバマの大統領としての初仕事は、ビン・ラディン師の殺害であったが、殺害したことにしてかばいだてしているかも知れないからだ。新実は、最近、在日米軍海兵隊の長官となっており、これはオバマが抜擢したものだ。
 H本龍太郎が、新実智光石井久子なら、新実はビン・ラディン師、石井久子は軍事シビリアン・コントロールの福田和子(ロッキード社の会長)として、二大マインド・コントロールをH本政策で行っていたことになる。
 H本龍太郎はビン・ラディン師とロッキード社の会長ということになる。
 
 ビン・ラディン師は、「H本でM川」という説があるが、新実は、H本龍太郎であり、M川きよのしんでもあるので、H本でM川の意味がわかってくる。
 
 上記のことから、ビン・ラディン師が、福田和子を救っていた、ということになり、H本政策は、ただ福田和子を救うための政策で、国民のための政策では全くなかったことになる。
 
 被害者はチャールズ皇太子
 
 被害者は、T中直紀である、と前述したが、この人物は、イギリスの王室のチャールズ皇太子などの王室の子息ではないだろうか。
 舞台のクラブは、イギリス風の名前なので、経営者はイギリスに関係あるだろう。
 本当に殺害されたのは、クラブの経営者かも知れないのは、金を借りに来るのだから、経営者や役員のような人だろう。
 
 H本夫妻がイギリス王室にたかっていた
 
 事件後、チャールズ皇太子になりすましていたのは、新実智光でH本龍太郎である。H本久美子は福田和子で殺害した本人である。夫婦で被害者にたかりなりすまし、軍事シビリアン・コントロールを勝手に敷いていたのだ。
 H本は、ビン・ラディン師である可能性があるので、勝手に世界秩序を軍事にしていたのだ。
 
 H本は、Ⅰ田大作を襲撃した新実智光と同一人物なので、テレビに強いⅠ田大作から、「タレントとしてテレビに出すな」と言われており、テレビに出ない分、暗躍することで道を探そうとしたのではないだろうか。 
 
 体制に金を払う
 
 1997年頃から、政府はロッキード社の製品の何を買っていたのか調べても、今のところわからない。
 ロッキード社は、H本龍太郎体制を維持するために、金を払っているといった場合、通常、企業が政治家に金を渡すと、政府で製品を買ってくれ、とか、規制を緩和してくれ、などという例が多いので、少しおかしい。
 福田和子事件で殺害された人物は、実は、ロッキード社の会長と同一人物で、福田和子が指名手配されている間は福田は息を潜めていたが、逮捕されたので開き直り、今度は、新しいロッキード社の体制でH本龍太郎を支援し、福田和子を助けよう、ということになったのではないだろうか。
 H本龍太郎は、二人いて、一人は福田和子だが、一人は、T中直紀をしている人物である。
 T中直紀が、もしこの事件で殺害されていたとしたら、現在、T中直紀になりすましている人物は、ニセモノで、T中直紀が死亡したことを知ったので、自分がなりすまし、被害者が殺害されていないかのように見せかけて、仲間を助けたか、恩を売った、ということが考えられる。
 ロッキード事件を通報した人物は、殺害されたのではなく、通報し問題化したので、その人物が会長に就任したという可能性もある。
 ロッキード社の復讐心は尋常なものではないし、しかも、仕返しするターゲットを間違えている、といった、混乱状態にある。
 T中直紀をしている人物は、ビン・ラディン師を使って、テロを命令させている、というような立場にある。ビン・ラディンは、H本久美子だからだ。
 タリバンは、1980年頃に突如として登場したというが、福田和子事件が起きた頃、という解釈も成り立つ。
 
 T中角栄とH本龍太郎は仲が悪いのか
 
 ロッキード社の副会長に、Kーチャンという人物がいる。
 Kーチャンは、H本久美子と同一人物であるこどかわかった。
 つまり、H本龍太郎一家とは、ロッキード社一家であったことになる。会長がH本龍太郎で、副会長がH本久美子だったのだ。
 「H本は、親分のT中角栄を陥れたひどい奴」という噂があるが、H本龍太郎のロッキード社のせいで、T中角栄が失脚したので、「けしからん」ということになる。
 それとも、T中角栄自体を通報したのがH本龍太郎か家族、というようないきさつでもあったのだろうか。 
 T中角栄は、この件で、H本龍太郎に勝てない何ができてしまい、頭が上がらなくなった、というようなことになったのだろうか。 
 第二次橋本内閣で、S藤孝行が入閣したが、この人物は、ロッキード事件で名前が挙がった政治家で、内閣が誕生してから10日後位に、「ロッキード事件で有罪判決を受けているS藤が入閣している」ということで、辞任した。そのS藤孝行はT中角栄と同一人物である。同じ田中派で、T中角栄の方がボスなのに、H本内閣で就任10日後に辞任する結果になっている、というのは普通の関係とは言い難い。ロッキード事件で、ロッキード社側は有罪判決を受けておらず、無起訴になっている。だから、力関係で言えば、ロッキード社の方がT中より上だった可能性もある。
 T中角栄と同一人物者は、H本龍太郎が首相になる直前「こんな奴が首相になったらおそろしいことになる」と思っていたようだが、その予想はピタリと当たったことになる。
 この話からすると、裁判や報道でT中の方が損をしたことになり、ロッキード社の方が被害が少ない、という印象を受けるが実際はどうなのだろう。
 だから、福田和子事件で、ロッキード社の福田和子に被害を受けていたのは、やはり、F田側ではなくて、T中側である、という可能性も出てくる。
 その場合、T中直紀という人物が、被害者である、ということも考えられ、だから、犯人を釈放してくれ、と電話してきた妻のT中真紀子はおかしい、ということになるのだ。
 夫が殺害されているので、子も殺害されている可能性もある。
 H本やロッキード社は、この頃から、T中に強く出られるようになったのだ。
 ところで、H本龍太郎がストーカーしている人たちの中に、T中の関係者がいるようだが、福田和子が逮捕されたのに、被害者がT中であることがわからないので、T中ばかりが追い詰められる、という構図になっているということが考えられる。
 福田和子が刑務所内で死亡した時、実は、福田和子は、都内で交通事故を工作していて、その交通事故で死亡した女性は、T中という苗字だった。このT中という女性の死を、福田和子の死亡に利用した、という噂がある。
 これと似たような関係が、H本・ロッキード社とT中にあるのだろうか。