宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ③-3    江崎グリコ・森永事件のつづき 大戦中の中国グリコ青年学校

宝財探偵所の迷宮事件 -2のつづき

 犯人が江崎社長を監禁していた時に着せていたオーバーコートが「グリコ青年学校」でグリコが満州の学生に配っていたものである。質のいいコートだったらしい。グリコは満州に学校を作っていたのだ。
 ところで、グリコと中国の関係はここにあった。
 犯人はY組のW会長に違いないが、彼らは中国に恨みがある。W会長は、北朝鮮金日成の息子である。だからY組は、全員統一教会員である、といわれている。
 日本に住んでいる人の中には、中国を毛嫌いする人々も多い。
 1984年といえば、イギリスが香港を中国に返還すると決定した年であり、これが犯人側にとっておもしろくなかったのだ。
 犯人は、グリコに相当な恨みを抱いているといわれている。グリコ青年学校の時、コートを渡されていた人間の中に犯人がいるのではないだろうか。
 ・グリコ青年学校にいた生徒
 ・中国が嫌い
 ・Y組の幹部
 ・滋賀県警職務質問した男

 中国の指導者に毛沢東という人物がいて、彼の顔が金総書記一族に似ている。そして、犯人と思われる渡辺会長にも似ている。毛沢東は、中国では嫌いな人もいるらしいが、731部隊に関わりがあったことも考えれる。青年学校では、731の標的にされた中国人たちにコートを配ったり食料の支援をしていたことから、毛沢東や金一族から目障りな存在として映っていた可能性がある。
 
 ところで、Y組のW会長は、戦後、GHQの令によって、日本国内の共産党狩りに一役買っていた。GHQは国内の右翼や暴力団を巧みに使い、中国の肩を持つ日本共産党労働組合をつぶそうとしていたのだ。
 有名な下山事件はWが関与している。
 
 脅迫された会社は、犯人が捕まるのを警察に頼み逮捕するのはやめてくれ、と言ったという。
 それはどうしてなのだろう。
 日本人の情操として、天皇家がからむ事件は、あまり捜査しないでくれ、と言ったも同然なのだろうか。

 宮崎学という株に詳しい人物がいて、その男の顔がキツネ目の男にそっくりであった。その男の話によると、株を事件の前に大量に買い、事件を起こして株を売ると1億円投資し3000万円の儲けにしかならない、と言ったという。
 株を買った時の価格が600円で、売った時の値段が540円で、それを1億円分買うと3000万円の儲けにしかならない、という話は変である。3000万円の損ならわかるが儲けではないはずだ。逆だったら儲けである。540円の時に株を買い、グリコが持ちなおして600円になった時に売れば3000万円の儲けになる。100万円で30万円の儲けだったらまあまあだと思えるのだが、そうでもないのだろうか。
 グリコ株を買い占めるつもりだったのだろうか。身代金はその資金だったのだろうか。
 宮崎という人物は、本当に株に詳しい人物なのかは不明だ。とにかく、キツネ目の男に似ていたことが重要で、彼が犯人ではないとしたら、彼の兄弟が犯人なのではないだろうか。
 ちなみに、宮崎学氏の顔は、Y組のW会長によく似ている。
 しかも、Y組のW会長や宮崎氏の顔は、北朝鮮の金総書記の顔にも似ている。これは、親族である可能性が高いし、左翼系が犯人だといわれていたことにも一致する。
 W会長は、中国が嫌いであるのは、北朝鮮人だからではないだろうか。
 
 ところで、グリコと供に脅迫されていたというMGという会社の親族に、皇族の常陸の宮がいる。 
 彼は天皇の弟で、韓国人の姪がいる(MG製菓の令嬢の父親の兄弟が常陸の宮)。
 グリコほどではないのに、どうして事件の冠にMGの名が挙がったのだろう。しかも、グリコの役員には警備がつかなかったのに、MGの役員には警備がついた。日本の警察は天皇家と関係のある会社が被害に遭っても、「犯人を捕まえないで欲しい」と言った脅迫された会社のために、犯人を捕まえないようにしたのだうか。
 はっきり言って、犯人がわからないというのはおかしい。 
 警察上層部の圧力のために犯人が捕まらなかったとみる方が正解である。 仮にMGが犯人と共謀していたとして、天皇家がからむ会社だったので、他の脅迫された会社が「天皇陛下が犯人だったのか」と思えば、逮捕しないでいいです、と言ったことはつじつまが合ってくる。警察上層部が捕まえないようにしよう、と思ったこともつじつまが合う。

 グリコ青年学校とは、戦前、戦中に満州にあった学校であるという。
 もし、中国と親しくしていた学校であるとしたら、天皇に逆らう者たちとして、目をつけられていたことになる。 
 関東軍という日本軍は、中国の満州で、鉄道をつくる一方、中国人の人体実験をしていた悪名高い731部隊をしていた人々である。これは、天皇の命令だった。だいたい中国最後の皇帝を殺してしまったのが日本の天皇家であるのだから、中国と仲良くすることはできないに違いない。