宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件⑪-4    ケネディ大統領暗殺事件のつづき


宝財探偵所の迷宮事件-3のつづき

 オズワルドを殺害したジャックルビーのボスは、マイヤーというユダヤ系ロシア人である。

 ケネディ大統領暗殺事件は、アメリカと日本の初の衛生中継の日だった。
ケネディ暗殺の模様は、中継され日本に伝えられた。
この様子から、暗殺はこの日だと前もって計画されていたことがわかる。
 ケネディは暗殺されるのだ、ほら、頭を撃たれた、と犯人がほくそえんでいるようだ。
 この暗殺犯は、絵を気にしている。
 そして、2日後にもテレビ中継中に、今度は犯人とされていたオズワルドがマフィアに銃殺される模様が伝えられた。
 この犯人は、衝撃的な映像が好みである。
日本にもテレビ中継の最中に人が殺されたことがある。確かそれは、麻原彰晃率いるオウム真理教の幹部、村井という男の暗殺だった。
 このオウム真理教は、テレビをよく利用する。
 そして、その中でも、Jという男がテレビ映りを気にしながらしゃべる人として知られていた。
 このJという人物はある日本の大手映画会社東宝の息子である。

 1980年代初めにアメリカのロサンジェルスで起きた日本人の疑惑事件の主人公も、テレビをうまく使う人、として騒がれたことがあった。彼も映画関係者なのだろうか。この人物の里親(実の父かは不明)は日本の大手映画会社の女性との間に子供がいる。里親はジャック・ルビーの兄弟である。この事件では、日本の過熱報道が問題になったが、支配者がいるのだろうか。この支配者こそ数々の衝撃的な映像を世に披露している人物なのではないか。
 暴力団山口組東宝である。

 ケネディ暗殺の犯人は、この画面上の見せ方を気にする人ではないかと思う。テレビ関係者ともいえなくはないが、アメリカと日本の記念すべき初の衛生中継の日に、他の国の大統領の暗殺事件など企むだろうか。
 映画会社だったら、どうだろう。
 テレビと映画会社は仲はよくないはずだ。映画の客がテレビに取られてしまったからだ。
 記念すべき初の衛生中継の日を、暗殺事件で重々しくしてしまった犯人は、この、オウム真理教の息子のいる映画会社の中にいるのだろうか。

 それとも、日本やアメリカのテレビ局の企みだったのだろうか。日本のテレビと大物映画監督(S・ロシアユダヤ系)が示し合わせたとも考えられる。
 そもそもケネディの朝と昼の食事会に向かう映像をどうしてわざわざ衛生中継する必要があったのか。(この日の大統領の予定は食べることであったらしい。そんな日をわざわざ選んで、普通日米初の衛星中継の日に選ぶだろうか)そして、それを発案した人物は誰なのか?視聴率を取りたかった日本のテレビ局の有力者だろうか。しかも、これから昼食会に向かうということは、午前11時ぐらいだろうか。日本時間にして深夜1時頃である。誰が見るのか。
 アメリカや日本のテレビ局は、その日何かあることを事前に知っていたのであることがわかる。アメリカの大統領としての行動がその日はおかしかった。そして一大事が予想されたのだ。

 テレビの人は、国民に向かってメッセージを伝えたかった。
その日、ケネディが暗殺されることを。
 テレビの人は、誰に向かってのメッセージを伝えたかったのか。
ケネディの肩を持っていた人たちに他ならない。
 映像を使って、彼らに事実を知らしめると共にこんな奴の肩を持ちやがってと、こらしめてやりたかったのではないだろうか。
 キューバ危機やベトナム戦争で、CIAが出すぎていた。ケネディはそれをほじくってしまったら、マフィアが出てきた。マフィアを思い通りにしたかったばっかりにとんでもないことになってしまった。マイヤーらは、キューバで密輸をしていて、キューバのK議長を憎んでいた。ボスのランスキーは1983年頃死亡している。北朝鮮に殺された説がある。
 しかも、ケネディと軍との間で、感覚の相違が生じていたらしいことが推察できる。軍はもともとこんな戦争しやがって、と文句を言いながらベトナム戦争を戦っていた。ケネディは、軍の作戦は着々とうまくいっている、と思い込んでいた。軍産複合体は、石油業界と航空機業界と軍の巨大な戦争事業で、その中のものにケチをつけると歯車が狂ってくるのではないだろうか。戦争という悪魔の仕事にマフィアも乗っかっていたが、そこに、正義が介入すると、崩れて行く。軍産複合体は壊れなかったが、正義が死んだ。
 彼らは総じて共産国を嫌っている。中でも中国が著しい。


宝財探偵所の迷宮事件-5につづく