宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑪-5    ケネディ大統領暗殺事件のつづき

 
宝財探偵所の迷宮事件-4のつづき

 あろうことに、テレビも同じ仲間だった。
 ユダヤ人というグループで石油がらみの金に群がる人々で、それは、軍複合産業体という。
 アメリカとユダヤで連想するのが、フリーメーソンである。
 フリーメーソンは、アメリカの大統領を頂点に世界支配をたくらむ団体で、軍関係者にも会員が多い。というより、ユダヤ自体がペンタゴンを支援する人々である。
 この場合、ケネディは邪魔で仕方なかった。自分たちと反対のことばかりしていたからである。
 ユダヤといえば、映画関係者が多い。世界のユダヤ人がひとつになって、ケネディの暗殺を企んだとしたら、テレビなどを利用し暗殺シーンを流すことも出来たであろう。

 その中に含まれる企業(ロ社・日本でも疑獄事件で有名)が台湾人と非常に関係が深い。中国を分裂した台湾人は、もともと在中国のCIAだったのではないだろうか。 

 映画の場合、出資者が軍産複合体の場合がある。全てがそうではないが、プロバガンダ的要素も多分に含まれている。つまり、昔から戦争に映画はつきもので、映画産業自体が、軍産複合体である。
 暗殺に際し、そのような場面をわざと民衆に見せたり、衛生中継が入っている場合は、やはり、戦争にからむ殺害であったのではないだろうか。

 ケネディがもし、中国人か、もしくは中国人に間違えられていた場合、あるいは平和主義者に見られていた場合、これらのことがすべてつじつまが合ってくる。
 まさか、と思うかも知れないが、彼は赤狩りの対象だったことを考えれば、普通のアメリカ人とはちょっと違っていたはずで、見かけも髪が黒く顔立ちもオリエンタル風である。
 彼の外交はまずはじめに、共産国へ行くことだった。

 ケネディが中国人か平和主義者であると思われる理由として「赤狩り」で有名なアメリカのフーバー長官に厳しく周辺を監視されていたことが挙げられる。
 この頃は、大統領といえど、フーバーに逆らうことはできなかった。
しかし、おかしい。アメリカはその頃ベトナム戦争の真っ只中であったのに、どうして指揮を取る大統領でさえ、監視が許されたのだろう。
 では、実質的な指揮官はフーバーであったのだうか。
戦争という国の将来を決める重要な職に就いている者が、どうして女関係などを探られ脅されなくてはならなかったのだろう。
 ケネディと親交が深かった女優、マリリンモンローが死亡したのは、1962年である。大統領の親しかった女性が死亡し、まともな捜査がされていないのはおかしい。
 他の大統領も戦争中といえど、盗聴などで厳しく監視されるのだろうか。
 フーバー長官が行っていたのは、「赤狩り」であり、ケネディ大統領はその対象に入っていた。
 ケネディが殺される前から、俳優やタレントなど大勢の人たちが、アカと称して逮捕されている。ケネディが暗殺された時代は、アメリカでフーバーFBI長官の「赤狩り」政策により、大規模な盗聴が横行していた。ケネディは、大統領になる前から、赤狩りの対象だったはずで、赤狩りが横行していたためにそれをどうにかしてほしいと皆が一致して大統領に選んだ。

 しかし、それはうまくいかなかった。なぜかというと、100年前のリンカーン暗殺の資料があと少しで公開されそうだったからである。どうしても資料を公開したくなかったCIAやFBIは(捜査資料を公開したくなかったのはFBIだろう。疑惑のある事件はたいがいCIAも関与している)はどうしようかと思っていた。

 その時、ちょうど(必然かも知れない)ケネディという人物が出てきた。
 つまり、この頃のアメリカには、暗殺される大統領が必要だったとしかいいようのない事態だった。

 国民の人気を博したのは、赤狩りに対抗する人物だった。
 しかし、それが、いろいろな人の気持ちを逆撫でしてしまった。
それが、FBIであり、CIAであり(共産国と協力的なケネディが嫌い)、マフィアであり(麻薬撲滅なんてとんでもない)リンカーン暗殺の真犯人(捕まったらまずい)であった。弾圧好きな日本の天皇ケネディを不快に思っていた。
 これらの人々に一致することは、共産国や中国が嫌いなことだった。



宝財探偵所の迷宮事件-6につづく