宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑮-2  坂本弁護士一家殺人事件 殺害されたのは坂本弁護士一家ではない?

 殺されたのは坂本弁護士ではない?

 最近になり、奇妙なことがわかった。
 長野県の坂本弁護士の遺体の状態である。
 坂本弁護士の遺体は、犯人の一人が自首してきたことにより、発見されたが、その遺体の様子から、被害者は犯人の身内である可能性があるためだ。
 遺体は、歯型から身元を割り出すのを防ぐために、歯を砕かれており、さらに、頭蓋骨の一部に穴を開けている。そして、近くにはタラバガニの殻があった。
 猟奇殺人者は、身内を殺してしまった場合、もったいないのか、自分の一部であると思うためか、脳みそを食べることがあるようだ。
 この坂本弁護士の遺体は、この遺体の脳みそを食べるために、頭蓋骨に穴を開けた可能性がある。
 さらに、今から2000~3000年前の人間の生活は、穴を掘って住居としていたが、一緒に住んでいる人間を殺害し、自分たちの食べた食べ物の残骸を一緒に置いておく習性があった。一緒に住んでいる人間とは、おそらく親族者であるに違いないが、親族者を殺した場合には、食べ物の残骸と一緒に穴(たんす代わりの)にしまっておくようだ。
 この食べ物の残骸にあたるのが、タラバガニの殻であると思われる。
 歯を砕いたのは、歯型から被害者を割り出せないようにするためである。

 端本悟とは
 
 この被害者は誰だろう。
 坂本弁護士を殺害した人物は、端本悟という信者であるという。
 被害者は端本悟の本人や家族である可能性がある。
 
 事件が起きた時、神奈川県警の警察官が「坂本が大金を持って逃げた」というのは、端本という人物が殺される代わりに坂本弁護士が金を受け取り、逃走したということではないだろうか。

 坂本弁護士の事務所は、当時、共産党の盗聴事件で裁判に勝訴していた頃である。
 その裁判に対して良い感情を持っていなかったのは、I原S太郎と神奈川県警である。
 I原S太郎は、坂本弁護士に金を渡し、端本という人物一家を殺害させるように示唆した。何故かというと、端本という人物は、坂本弁護士のいた横浜法律事務所の弁護士であり、共産党盗聴事件の裁判を受け持っていた担当弁護士だったからではないだろうか。
 普通に殺せば共産党の盗聴事件の勝訴のせいであることがバレる。金を渡した人物は、共産党が嫌いだったので、勝訴は腹立たしかった。そこで、同じ法律事務所で働く坂本弁護士に犯人は金を渡し、共産党盗聴事件の担当弁護士の端本氏を殺させた。


 I原S太郎は、CIAの諜報員である。
 CIAが日本や世界に滞在し謀略を行う目的は、共産党の撲滅であり、日本は戦後アメリカの支配となったため、CIAの謀略事件も多かった。 
 I原の親族者は、自分が戦犯として裁かれないためか釈放されるために、アメリカと密約を結んで、日本の共産党勢力を撲滅させる諜報員となっている。だから、その謀略活動にI原が加担していたとしてもちっとも不思議ではないし、I原自身が外国などの戦犯に問われ、釈放される代わりに共産党勢力の撲滅政策を行っていた可能性もある。

 TBSで、坂本弁護士のビデオを見せられたオウム信者がいたが、このビデオに映っていた人物が坂本弁護士ではなかった可能性もある。
 坂本弁護士の顔を端本弁護士という人とすりかえて説明した何者かがいたのではないだろうか。

 実はTBSとは、アメリカの諜報機関である。
 I原S太郎の親族が、アメリカとの取引で自分を釈放する代わりに、日本で反共政策の謀略活動を行う、という密約をした人物が創設した会社である。
 だから、TBSの目的も、坂本ではなく、端本弁護士だった可能性が高い。人と人をすりかえ事件を未解決にすると、犯人の動機が見えなくなる。
 つまり、CIAは、共産党の肩を持つ横浜法律事務所をどうにかしたかったのと、共産党の盗聴事件で勝訴した端本弁護士が憎かったのだ。
 

 遺体は、坂本氏が新潟県、妻が富山県、長男が長野県に埋められた。
 つまり、ここで犯人が3人以上いることがわかる。遺体は、3台の車で3つに別れたと見るのが普通である。もし、1人であったら、近いところに全員埋める。いつ誰かに見つかってしまうとも限らないので全員早めに埋めようと心がけるはずだ。
 坂本氏の自宅から、茶碗が3つ消えていた。一家のものであろうと思われるが、何かのひょうしに犯人が素手で触ってしまったので、持ち去ったと思われる。もしくは、犯人の趣味で、何かの時のための身を守るものとして持ち去った。茶碗は韓国人系(端本悟)の男が持っている。
 この茶碗は、後から端本悟が、野田という信者に渡している。
 野田という信者が、坂本弁護士である。

 神奈川県警の警察官か署長が、橋本悟という名前で弁護士をしていたことも考えられる。