宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 61-2    韓国船沈没事件のつづき

 到着時間のズレ

 仁川~済州島行きの定期船・セウォル号は、済州島への到着時間は、8時30分だったようだ。曜日によって違いがあり、事故が起きた水曜日と金曜日の到着時間は8時30分で、

同じ航路のオハマナ号は火曜日と木曜日が8時00分の到着で、土曜日は8時30分の到着だ。

 事故が起きた時間は、8時58分であり、セウォル号到着時刻よりも28分遅い。

 出発時間が遅れたのか、途中で何かがあり遅れたのかわからない。

 とにかく事故のあった定期船は、何らかの都合で到着時間が遅れていたのだ。

 船の到着が遅れた理由に、濃霧だった、という説がある。
 しかし、別の報道では、天気はよかったという話だ。
 どちらが本当なのだろう。

 救助が来る頃には、霧が晴れていたということだろうか。

 韓国のテレビは、「事故の日は、本来の船長が休暇をとったために、代理の船長による運行だった。また、濃霧のため、2時間遅れての出航だった」と伝えた。

 本来の船長が休暇を取ったのは何故だろう。もちろん、直前になって休暇の申請をしたか欠勤したかだろうが、本来の船長はどうしたのだろう。事故だろうか、殺人事件の被害者となったのだろうか。そして、殺人者が船の運航の代理をしていたのだろうか。

 機長が交代する、というのは、旅客機事故が起きた旅客機で必ずと言っていいほど出てくる掟のようなものだ。

 本来の船長ではなく代理の船長が操縦していたとすると、韓国のセウォル号の沈没は、テロである可能性がある。

 船体が横に傾いた後、脱出した乗客は、救助船に助けられて済州島に向かったというが、この本当の救助より前に、潜んでいたかも知れない潜水艦の仲間が救助のフリをして出てきて、どこかへ運んで行った可能性も出てくる。

 中国が意味深な発言をしており、済州島近くの中国領に連行していたことも考えられる。

 客室が安全だから中で待機してください」と、船内で放送されていたのは、今出るとテロの迎えがいるのでさらわれる、という意味だったのではないだろうか。

 このアナウンスの女性は、救助隊に遺体で発見されている。

 この女性がもし本当に死んでいるとすれば、この年齢は22歳で、ソマリアの海賊に拉致された軍曹と同じ年齢で、もしかすると、軍曹とアナウンスの女性は、幼馴染とか恋人同士だった可能性もある。


 航路違い、沈没地点に1時間停泊していた

 セウォル号は、2時間遅れで出発したため、その遅れを取り戻そうと、通常とは別の航路を航行していた、という話が出ている。

 通常と別の航路だとすると、海底に何があるか予測できないこともある。

 テロだとすれば、もちろんそのことは予定に入っていたので、沈没したセウォル号の航路を先回りして待ち伏せしていたのだろうが。

 さらに、セウォル号が沈没した地点で、セウォル号は1時間ほど同じ地点にとどまっていた、という近くの漁船の話も出ている。

 もうすぐ到着だというのに、そんなところで停泊するとは何なのだろう。

 済州島の港が到着を拒否していたのだろうか。

 韓国が船の到着を拒否するとなると、北朝鮮の妨害が想像される。

 あるいは、動くと爆破するぞ、という脅迫をされていた、などのことも連想される。

 あるいは、船長が韓国にとって話し合いが出来ない相手のテロだったので、折り合いがつかず、そのまま1時間停泊していた、などという可能性もある。