宝財探偵所の迷宮事件 61-3 韓国船沈没事件のつづき
赤いレンガ
沈没したセウォル号の映像を見ると、船体の前部に赤いレンガのような物体がたくさんあるのがわかる。
船体の前部は、機関室があり、2階部分までしかない。
全体から見れば前部は凹んでおり、この凹みの部分にレンガのような赤い四角い物体が船の傾きと同時にたくさん傾いているのがわかる。
この赤いレンガの正体は不明だ。
例えば、こんなことがあったのだろうか。
作業員が何らかの作業をしていた
○船体の前部の甲板で、作業員が何かの作業をしていたが、失敗して一部に穴が開いてしまったが、そのままではまずいので、どこかから赤いレンガを持ち出して穴を塞ぐために置いておいた。しかし、船が傾いたので、その天井の穴を隠すのに使っていたレンガも一緒になって傾いた。
そうすると、沈没の原因か遠因は、作業員がしていた何らかの作業ということになり、しかも、それは何故穴が開いたのか、ということになってくる。
船のバランスを崩した時におもりとして持ってきた
○あるいは、穴を開けたのではなく、船のバランスを崩したので、どこからか(船の倉庫などから)レンガを持ってきて、バランスを保たせようとした。
船のバランスを取る部分が何かに当たって穴が開き、バランスを保てなくなり、それを補おうとしてレンガを持ってきたが、船は横に傾いてしまった。
海賊に襲われた
○テロの犯人が海賊なら、貨物室を狙う。
貨物室は、セウォル号の2階部分にある。前部の凹み部分の斜め上が貨物室の位置になり、潜んでいた潜水艦か仕掛けた岩礁に船が当たった時に上がってきて、ここに侵入して荷物を奪おうとした。
○このレンガは、耐火用レンガで、貨物室の壁を破壊しようとして爆破して内部に入り込み、穴を塞ぐために耐火レンガを使用した。
珍島で1時間停泊していたのは、実は、海賊に入られたからで、動くと殺す、と脅されていた。
航路の黄海は、海賊が出現する場所として周囲の国に知られていて、韓国は、このために、ソマリア沖の海賊問題で派遣されていたのだ。