宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ②-11    村下孝蔵の死の謎のつづき 田宮高麿だった

 Hの宮の父母は、T元外相と夫のT氏の息子である可能性が出てきた。
 ところが、T氏は、H前総務相にも似ているし、村下孝蔵氏にも似ている。そして、H前総務相は、田宮高麿にも似ているのだ。
 田宮高麿、H前総務相、T氏、村下孝蔵氏がもし、同一人物であるとすると、オウム真理教事件の関係で赤軍派が摘発されるようになり、田宮高麿は摘発の最重要対象者となったはずである。
 田宮高麿とは、1970年のよど号事件の首謀者であるといわれ、各国でハイジャック事件を起こしている。
 実は、よど号事件を起こした理由というのが、皇族のHの宮と田宮高麿の子供をすりかえるためのものだった可能性もある。
 
 村下孝蔵氏とT元外相は親しい関係にある。村下孝蔵氏のヒット曲「初恋」のCDジャケット(当時はレコード)の女の子の絵は、当時村下氏と一緒に住んでいた娘に似ていて、その女の子はT元外相の娘である。
 村下氏の女性の名前をタイトルにした曲があるが、その女の子は、タイトルと同じ名前を中学時代に名乗っていた。
 しかし、ファンの人たちが、密かに噂していた人とは別人である。
 
 村下氏は、1990年代半ばに、シンガーソングライターHの彼女でファンのオウム信者と親密な関係になっている。
 村下氏はその人をかばうためにやっていたことが、ファンには理解できないでいたようだ。
 そのことをきっかけに、村下氏の周りにはシンガーソングライターHの関係者が力を持つようになったようだ。
 

 シンガーソングライターHとオウム信者の女性は、たびたび、テロのシナリオを一緒に練り上げている。
 1998年頃には、実際にテロの実行にも参加している。
 
 これは、村下氏に罪をなすりつけられる、と踏んだシンガーソングライターHとオウムの女性信者の計画の一環である可能性もある。
 しかし、村下氏が田宮高麿であるとすると同じような仲間であり、リーダーシップを取りたがる村下氏は、そういう点でも責任をなすりつけられていたことも考えられる。
 
 そこで、やってしまった事件の責任を他に転嫁するために、ファンの間から娘であるといわれていた人を、事件の罪をなすりつけるために、今度はH前総務相として、会社などに圧力をかけ、何もしていないでいながら、菊地直子の汚名を着せられることになってしまった。
 村下氏と親密になった女性の多くは、その当時、オウムの女性信者などもいて、オウムの女性信者をかばうために(その中にシンガーソングライターHの彼女もいた)、別の人や自分のために役立てようと勝手に思っていた、村下ファンなどにぬれぎぬを着せるようになった。

 そのうちにシンガーソングライターHや彼女がテロにより力をつけるようになり、ファンよりも親密な女をかばおうとする村下氏の思想によって、ファンはないがしろに、関係を持った女は特別な扱いになり、自分の歌を聴いている人と、聴かずに関係を持った女との間のどちらを選ぶか、までになってしまった。
 その結果、村下孝蔵は死亡したのだと思われる。
 
 しかし、H前総務相でもあったと思われる村下氏は、それが悔しかったのか、死んだと報道された後も、ぬれぎぬを着せられたファンなどを恨むようになり(逆恨みかお門違いの恨み)、歌を聴いていた人の家の隣の空き地に行き、見せつけるかのような乱暴な行動に出たりした。
 ファンの間では、そういう人がいけないのだ、という村下氏の一方的な言い分がまかり通り、今まで歌を聴く以外何の接触もない人などが迷惑を被ることになり、村下氏の事務所にそれを正しに行ったファンなども行方不明になったりした。
 
 もとはといえば、シンガーソングライターHといつ頃から仲が悪かったかはわからないが、ずっとライバル視していたHのファンと関係を持ち、かばうようになったことが村下氏の失敗の始まりであるし、それは全て自分のせいである。
 それを、とうとう自分が歌を辞めなければならない事態にまで発展したからといって、ファンの人のせいにしようとする村下氏の考え方がどうかしているのである。
 
 ところで、村下氏はHの宮の父親でもあったので、またまた曲を聴いていたファンの人に今度はHの宮をかばわせようと思った。
 村下氏がもしH前総務相であると、オウム真理教を育てていたのも村下氏である。
 H前総務相は、オウム信者が中学生だった頃から金を払い、自分とHの宮のための部隊にすることを考えた。
 田宮高麿が死亡した、というニュースは、田宮高麿でHの宮の父が暗躍するという合図でもあったようだ。
 
 その頃ぐらいから、村下氏はアルバムを出さなくなっている。