しかし、Hの宮とは同一人物ではない。何故なら、Hの宮の身長は165cm前後だが、平田信の身長は183cmで、違う人物であることがわかる。
オウム捜査が始まった時、平田信がHの宮であるという情報が警視庁に流れ、平田は捕まえることが出来ない、などという暗黙が警察内に出るようになる。しかし、実際には平田はHの宮ではない。この情報のソースは、もともとが、朝美が情報源になっているのではないだろうか。
演歌歌手Mや平田信がC5のボーカルになっているが、C5のM本E朗は、明仁皇太子(当時)に顔が似ていた。岩Kというコーラスのメンバーがいたが、この人物は、「俺は天皇のお父さん」と漏らしたため、通報されている過去がある人物である。
定かではないが、演歌歌手Mも、幼い時から天皇になる、という夢を持っていたことがあるらしい。
そのように考えると、朝美は、天皇になりたい男の妻になったり、内助の功ともいえる平田信の援助をしている。
しかし、もともとは、平田信がHの宮になりたい、といったのが始まりで、演歌歌手Mに近づいたのは、平田信の夢を実現させるためであったような感触もある。
平田信の父母
平田信の父母は、K山という。
横浜に住んでいて、クリーニング店を経営していた。
父は、政治家で国際政治評論家のM添Y一である。
朝美は、警視総監を殺害しているため、オウム真理教内では、多少、気に食わなくても、朝美を大切にしようとする心がはたらいている。
我の強い女で、全く違う事実があっても無視をするというようなところがあり、強引な性格でもある。
平田信を崇拝するか慕うために、警視総監を立て続けに殺害していたということも考えられるが、その思想に乗り、自分の支配を作ろうとする魂胆でもあるようだ。
朝美は、宝塚出身の女優でもあり、宝塚も朝美の思惑にのっているところもある。
同僚だったS風M世は、パナウェーブという宗教団体の代表か同等の立場にもなっている。
演歌歌手M(高橋克也)
演歌歌手Mは、Aの宮に似ていて、Aの宮の正体は、J事務所の人気グループのK村T哉であるともいわれている。K村T哉は、演歌歌手本人か息子であるという警察官もいる。
演歌歌手MがAの宮の関係者であるとすると、朝美はAの宮の家族の妻となり、その後、Hの宮になりたいといっている平田信を慕う関係は、Aの宮を犠牲にし、Hの宮を天皇にするという狙いがあるようにも見える。
朝美と演歌歌手Mは、離婚後も関係があり、男女関係の他、商売のつながりがあるのではないかと思われる。
そのこともそうだが、夫婦時代に、共犯行為もあると思われ、ある意味では運命共同体が続いている関係でもあると思われる。
朝美のマインドコントロールともいえる、他人に対する思惑の植付けは、
テレビ業界にもある。
朝美は、宝塚出身のテレビ女優にもなっているので、事実ではない情報をおしゃべりで関係者に話し、うまく口車に乗せている感がある。
自分が窮地に立たされると、他人の悪口を言う、というクセがある。
テレビ業界は、芸能人に逆らうな、とりえがないクセになどという思惑のもと、一般の人の声を無視して、一方的に番組を流しているが、この傾向が出たのは、オウム事件からである。しかし、オウム信者のほとんどがタレントであることから、テレビ業界のオウム思想の蔓延は確実的なものとなっている。
朝美のめちゃめちゃな情報のせいで、オウム信者ではない者が逮捕されたり警察から監視を受けているケースもあり、朝美の目的は、元夫や平田をかばう他に、オウム真理教を守る、ということに集約されているようにもみえる。
現に、警視庁のオウム捜査班には、数々の情報が寄せられているが、逃走犯が逮捕されるということにはなっていない。
それどころか、的を突いた通報者を追いかけ、逃走犯のことは棚上げしている姿勢がみえる。
朝美は、在家信者であったということだが、まだ、オウム真理教から精神的に脱退していない。
その上、警視総監を立て続けに殺害しているということを盾に取り、オウム内でまかり通らないわがままを言い、周囲から反感が出ることもあるが、麻原がどうしても朝美をかはぎいたい、ということで決着することが多い。