宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑪-6    ケネディ大統領暗殺事件のつづき


宝財探偵所の迷宮事件 -5のつづき

 暗殺犯だと疑われたオズワルドを射殺したのは、ジャック・ルビーというマフィアである。オズワルドの遠い親戚にあたる。オズワルドにマフィアのことをしゃべられると困ると思ったジャック・ルビーは、オズワルドをダラス警察署の地下で銃殺してしまった。ケネディ暗殺に使用された銃は、イタリアのカルカノという銃である。ジャック・ルビーは、イタリア系のラッキー・ルチアーノというマフィアと親しかったか知り合いであったらしい。

 だいたいロシアのスパイであると疑われていたオズワルドが、共産諸国よりの政策を決定しようとしていたケネディを狙うはずがない。
 ケネディは、これまでのアメリカの暗黒社会と敵対する政治家であったことは、有名である。オズワルドがケネディを殺して得になるかといえば、むしろ、逆である可能性が高い。

 当時、ダラス警察の中にマフィアのような人物が紛れ込んでいて、その男がケネディを狙って発砲したという話は有名だ。日本の警察にもたまにあるが、暴力団が紛れていることはよくある。刑事を殺してその人間のフリをし中に入り込むのだ。
 このダラス警察のマフィアはジャック・ルビーではないだろうか。オズワルドはそのことをうっすらと知っていて、それをしゃべられると困ったのだ。しかも、ケネディを陥れるために、ケネディの周りで問題を起こしていたのがこのマフィアたちで、動機もある。調べられるとマフィアの存続も危うい。
 このマフィアは、世界にマフィアネットワークがあり、日本では山口組という名前だ。日本のドンの男は、ドイツ人系である。
 この暴力団は、昔から共産国嫌いで赤狩りなどに協力していた。アメリカが金を渡して一声かけると赤狩りが始まる。

 ケネディを狙撃した銃は一発ではなかった。ケネデイ暗殺の瞬間に、二,三発の銃声がした。狙撃犯人は1人~3人ぐらいである。何かの合図で一斉にターゲットを狙った。後部座席の男が動いたら、とかそんな合図であろう。
 一人はジャック・ルビーだとして、あと二人ぐらいいるはずだ。
 ジャック・ルビーと同じマフィアの者だろうか。それとも、同じドイツ系であろうか。いずれにしても、ジャック・ルビーのマフィアに関係する人物であろう。兄弟だろうか。雇い人のRペンタゴン元長官だろうか。彼もドイツ系である。雇い人に断りなくマフィアが勝手に大統領を殺すことは有り得ないのではないだろうか。当初から言われている通りマフィアと軍複合産業があやしい。
 アメリカの大統領を殺して未解決事件になっているのだから、世の中に出てこないはずはない。ケネディの後の時代に大統領や大臣などになっているはずである。
 天皇家は、ケネディ大統領暗殺の手腕を買ってヒラドという男を皇居に呼んだ。そして、次の年に子供が生まれた。それは女の子だったし、三番目の子供だったので、天皇はうまくこの男をコキ使えた。その男は、ジャック・ルビーではない。しかし、ジャック・ルビーの兄弟である。しかも台湾に関係がある。ロ社(軍複合産業体)も台湾に関係する会社で暗殺に関わった可能性がある。
 新しい大統領とマフィアや軍の間で大きな対立があり、それが暗殺の大きな理由である。「赤狩り」が何故起きたかといえば、戦後、共産国が波に乗っていたからである。それが、マッカーサー(ドイツ系)やFBI長官のフーバー(ドイツ人?)は気に障っていたし頭に来ていた。つまり、台湾と中国の争いで中国がリードしていた。台湾という国はアメリカの支援を受けて中国から離脱した。
 だから、赤狩り組は中国が嫌いなのだ。ヒラドという男も、台湾に関係がある。天皇家のNの宮の父なので、それで助かる暴力団が日本には多い。
 
 単純に考えると、ケネディベトナム人か中国人だったのだろうか。
 戦後、敗戦国となった戦犯たちは、処刑を逃れていた可能性があり、暴力団やマフィアとして今度はマッカーサーの協力者となり「赤狩り」に従事していた。
 マッカーサーといえば、連合国軍のトップであり敗戦国の支配者であった。だから、ちょっと大統領になったケネディに軍や、それまでの秩序をいじくられると面倒すぎたに違いない。
 そこで、ケネディを暗殺するよう、敗戦国で暴力団やマフィアをしていた戦犯に頼んだということが考えられる。