宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 35-16    松山ホステス殺人事件(福田和子事件)のつづき

 T中真紀子からの電話

 福田和子が取り調べを受けている時にかかってきた一本の電話の主は、T中真紀子だったという。
 この時、T中真紀子として電話をかけていたのは、田中角栄と同一人物で当時、同一人物だった上祐であると思われる。
 上祐は、福田和子事件の実行犯なので、共犯者の福田和子の刑を軽くするように電話をしたのだ。
 田中が福田を庇う意味不明さももちろん利用している。
 つまり、犯人は、田中と福田の両方で、被害者は田中の夫の直紀の娘だった。
 ロッキード疑惑は、福田と田中の両方の側が、疑獄事件を自作自演するために仕組んだもので、目的は中国への打撃行為である。
 この事件での真の被害者は、T中直紀の娘であると思われるがT中直紀がいるために、それがうまくいったのだ。福田と田中にしてみれば、T中直紀は第三者であり、丁度いいカモだったのだ。
 
 斉藤明美は、麻原彰晃

 斉藤明美で福田和子は麻原彰晃である可能性もある。
 福田和子の正面写真が麻原彰晃の顔の一部の特徴と似ている。

 麻原彰晃は、1998年か1999年頃、和歌山刑務所に入所していたことがある。
 福田和子が逮捕され服役していた刑務所は、和歌山刑務所であり、時期も場所も一致している。

 福田和子事件が起きたのは、1982年8月19日だが、麻原彰晃と同一人物者の演歌歌手Mの誕生日と日にちが一致している。
 
 福田和子が逮捕された頃、麻原はオウム事件で世間を騒がせていた。
 福田和子が逮捕された1997年7月頃、当時のH本龍太郎首相は「あの女がしくじった」と言っており、「あの女」とは誰のことかが影で話題になっていた。
 「あの女」とは、福田和子のことだったのだ。
 H本龍太郎と麻原彰晃と福田和子は同一人物なので、誰にでもおしつけ可能な「あの女」という言葉を使ったのだ。

 福田和子が刑務所で脳梗塞で死亡したのと同時期に、オウムの飯田エリ子も同じ病気で倒れているが、飯田エリ子は麻原と同一人物である。福田和子と飯田エリ子が同一人物なら、福田は麻原彰晃かも知れない。

 このようなことも考えられる。
 福田和子は斉藤明美だが、服役していたのは麻原彰晃の方だ。
 斉藤明美麻原彰晃の区別が難しいのは、似ていることを利用して、替え玉の麻原が牢獄に入っていた。

 麻原彰晃は、福田赳夫と同一人物

 麻原彰晃は、福田赳夫とも同一人物なので、福田和子事件の犯人は、田中角栄福田赳夫の二人ということになる。
 やはり、目的は中国へのダメージ攻撃だったのだ。

 福田和子の夫は福田隆志

 福田和子は、1974年に福田隆志と結婚している。福田和子の旧姓を調べたが、出てこなかった。
 福田隆志と結婚する前には、大島というヤクザ者と結婚して、共謀して起こした事件で和歌山刑務所に入所している。
 福田和子と福田隆志の間には息子もいたという。
 福田隆志には借金があり、この借金が、福田和子事件の動機であると考えられるが、隆志は和子ほど名前も知られていなく、何故、夫の借金のせいで殺人事件を起こして指名手配されたのに、夫の名前が出てこないのか不明だ。さらに、松山ホステス殺人事件は、福田和子が殺人をした後、夫を呼んで家財道具を運んだ、と言われているので、夫は少なくとも共犯者であるはずだ。
 それなのに、夫の名前は伏せられていて、福田和子と隆志の犯行、という言われ方はされない。そして、そのことをかばっているかのように福田和子は可哀想、という言い方が広められた。つまり、福田隆志のことを黙っている代わりに福田和子は可哀想、と言っているような背景がある感じもする。
 
 ところで、福田和子という名前は、田中角栄のかわいがっていた政治家のO沢一郎の妻の旧姓と同じ名前だ。
 O沢一郎の妻を調べると、上祐と同一人物なので、福田和子の名前を持っていたのは、上祐で福田隆志の方である。
 いずれにしても、田中側の人間ということで、話の内容は合っているわけだ。