宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 番外編    口蹄疫問題

 火山噴火と伝染病 江戸時代にも流行った伝染病

 火山噴火や大地震が多発した、江戸時代末期、天然痘が大流行した。
 天然痘は、高熱が出て体中に水泡が出来る伝染病で、罹ると死亡することがほとんどだった。
 牛痘に罹ったことのある人は、天然痘に罹らないことがわかり、牛痘のワクチンを作って天然痘撲滅に大効果を得た。
 牛痘とは、牛に水泡が出来て死に至る病気で、人間の天然痘の牛版が牛痘ではないかと思われるぐらいに、遺伝子構造も酷似していたようだ。
 また、ワクチンというのは、例えば、牛痘ウイルスを人に注入することで、体内に抗体を作り、以後感染症にかかりにくくすることをいう。
 天然痘は、この方法により、1980年代に撲滅した。
 しかし、天然痘を撲滅させるに使った牛痘は放置されているようだ。
 だから、今回の火山噴火では、人間が罹る天然痘が流行しない代わりに、解決されていない牛痘(つまり口蹄疫)が大流行したのではないだろうか。 
 高熱が出る、ということは、細菌やウイルスの仕業である可能性があり、空気中に何らかのウイルスが混じり、それが仲介者を介して伝染する。
 火山噴火の際に、空気中の水分と、火山噴火物質が決着し、何らかのウイルスを形成し、それが動物病気を起させるのではないだろうか。
 例えば、水素(空気中の水分)と灰(炭素)が決着するだけでも、動物には毒になる。
 火山の中に核物質が含まれていれば、水素と核物質、炭素の決着ということになる。

 サツマイモ

 口蹄疫の発症した鹿児島県は、サツマイモの産地として有名だ。
 一方、江戸時代は、飢餓対策として、サツマイモの生産が奨励されていたという。
 つまり、江戸(東京、関東)でも、江戸時代にサツマイモが生産されていたのだ。
 今では、サツマイモは関東ブランドもいくつか存在する。
 
 サツマイモは、土着性の高い野菜で、土の中の根を芋として食用にする。
 サツマイモは、花のつきは悪いが、根で窒素固定が出来るため、繁殖能力が高い。
 窒素は、植物の肥料にもなる物質だが、炭素と関係がある。
 サツマイモは、窒素を根の周りに呼び寄せられるため、肥料がほとんど必要がない場合もあり、さらに、光合成で得た栄養素が葉や茎の成長になり、根部分が浪費されるため、光もほとんど当ててなくても良い可能性もある。
 このため、細菌が発生しやすくなる危険性もあり、根や土の部分で発生した病気を放置すると土壌病にまで発展する。特に、酸性の土壌で病気が発生しやすくなるが、火山噴火の際に出る硫化硫黄は、強酸であり、これが土壌と関係して、サツマイモ栽培の農地でサツマイモネコブセンチュウなどの病気が発生して、それが口蹄疫の一因になっている可能性もある。

 口蹄疫は、サツマイモ根コブ線虫が原因なのか

 サツマイモネコブセンチュウは、雌のみで繁殖するコブ状の線形動物門に属する動物で、線虫である。
 寄生が多いと植物の根部分がコブだらけになるという。 
 サツマイモネコブセンチュウは、漢字で書くと、サツマイモ根コブ線虫である。
 例えば、サツマイモ根コブ線虫に罹ったサツマイモを、家畜に餌として与えていた場合、被害の拡大が予想される。
 目に見えないほどの小さな線虫なので、芋の中の線虫が、餌から体内に入り、糞尿にそれが排出される。
 線虫の大半の種は、土壌や海中で非寄生性の生活を営んでいるというが、植物寄生線虫学では、農作物に被害を与える線虫の、寄生虫学では、ヒトや脊髄動物に寄生する物の研究が行なわれている、という。

 駆除方法

・肥料を与える
・太陽光消毒
・土壌くん蒸剤を使用
・農薬使用
・南米原産の甘味料が効果があるという説もある。
など

 根コブにあたるものが水疱?

 例えば、植物の根に発生したネコブセンチュウは、餌として家畜の体内に入った後、突然変異して、家畜の体内に寄生し水疱を作るのではないだろうか。
 水疱にあたるのが、植物でいうネコブにあたり、線虫は、家畜の栄養分(体液など)を吸収して生活するのではないだろうか。

 ある大学の調査によると、センチュウの排出(糞)する刺激物質により、寄生された植物の根の細胞が異常分裂を起こし、コブが形成されるのだという。
 根の細胞が異常分裂を起こす、というのは、その植物と同じ物質から作られた類似した強烈な物質が、その植物の根に作用するために、根が異常分裂するのだろうが、それは植物の根幹を作っている物質で(例えばたんぱく質、でんぷん、繊維など)、これを破壊してその植物を壊滅させるパワーを持つのではないだろうか。

 

トウダイグサ科等の毒物を飼料にしていることが原因なのか

 

 2020年コロナウイルス感染症が大流行した。このコロナウイルスの原因は、リシンという猛毒の元になっているトウゴマというトウダイグサ科の実(種)である可能性がある。何故かというと、リシン中毒の症状が、コロナウイルスの症状に似ているからだ。

 そのトウゴマの実を、飼料にしようという研究がされているという。しかし、飼料の研究段階といっても、すでに飼料として家畜に餌として与えられている可能性もあり、そのリシンの毒を摂取した家畜が、口蹄疫に罹っている、ということも考えられる。

すでに家畜の飼料になっているものには、トウゴマと同じトウダイグサ科のキャッサバ(タピオカの原料)がある。キャッサバにも、トウゴマと同じような毒性分があり、水に付けたり加工しても毒が完全に取り除けるわけではない。

 このように、最近、家畜の飼料に毒性分のある植物が使われていることがあり、そういう飼料を食べた家畜が病気を引き起こしている可能性がある。