●事件名
祖師谷一家4人殺人事件
●事件の概要
2000年のおおみそかの前日12月30日夜、世田谷区上祖師ヶ谷の宮沢みきおさん宅に何者かが侵入し、妻と子供2人の合わせて4人が殺害された事件。
宮沢みきおさんはじめ、一家4人の惨殺死体が、妻の泰子さんの母親によって発見された。
一家は、近所でお正月の買い物をすませ、ゆっくりし、その後就寝中に襲われたものと思われる。
●事件の背景・動機
犯人は殺害現場にトレーナーを脱ぎ捨てており、それと交換するかのように、デサント製のトレーナーが被害者の家から持ち去られていた。
一家4人はメッタ刺しであった。
犯行後、犯人は一家の冷蔵庫の中のアイスクリームを3個食べ、その後パソコンでインターネットをした形跡がある。
宮沢一家の近隣は、公園の拡張により、多くが引越しをしており、宮沢家を含め4世帯が残っていた。
犯人は、現場に黒いハンカチ2枚を置いてきている。
そのハンカチの1枚には、中心に切りこみがあり、切りこみに全部の角を入れ込むと包丁のサヤのようなものになる。
●犯人は誰か
宮沢一家の土地の周辺は、公園の拡張工事により、多くが引っ越していた。
いつまでも立ち退かない、というイメージはよぎるものの、公園の拡張により、宮沢一家にも土地の売却により億の金が入る予定だったのではないだろうか。
世田谷区祖師ヶ谷あたりなら、30坪ぐらいで立退き料も含め億単位だろうか。
それを犯人が狙っていて、宮沢みきおさんを殺害し金を得ようと計画した。
犯人は、みきおさんの家に行ったことのある者で、殺害後リラックスしているところから、親戚である可能性が高い。
妻の泰子さんの母親の、孫か義理の息子ぐらいにあたる関係ではないだろうか。
宮沢さんの一家がよい暮らしをしていることに憎悪の感情が生まれ、あのような殺し方になったか、絶対に金を自分のものにするために確実に殺したかった。
家中の財布を全部集め、札を抜いて家の中のどこかに捨てた。
家中にある金を自分のものにしたかったのではないだろうか。しかし、塾で集金したと思われる、棚の上の金が手付かずだっので、塾の生徒の関係者であることも予想される。
3億円ぐらいの金が入るとわかったので余裕でリラックスしていた。
妻の泰子さんの母親とは身内なので、殺害後金は自分のものだった。
トレーナーが殺害現場から持ち去られているが、なぜ持ち去ったかといえば、被害者が、犯人からプレゼントされていたのではないかと思われる。
自分の匂いを消すために、自分がプレゼントしたトレーナーを持ち去り、代わりに殺害した後脱ぎ捨てた自分の着ていたトレーナーを犯行現場に忘れていった。
つまり、犯人と被害者は顔見知りであり、家の中の様子もある程度知っているような関係だったのではないだろうか。
隣の家に妻の母親夫婦が住んでいるのに、知らない者の犯行だったら落ち着かないはずだ。
一度に4人も殺害した犯人であったら、隣が親戚であることぐらいわかるはずで、長居はしないのではないか。または、前にも家族の者が犯人に殺されており、家の事情をよく知っている者かどちらかであろう。しかし、そのような報道はされていない。
犯人の置いていった黒いハンカチは、包丁入れになっていたらしい。
犯人はヤクザ者かチンピラ者であることが予想される。
土地の売却益を持っている親戚の者（別の親戚に譲られた可能性がある）でやくざのような男が犯人ではないだろうか。
この事件のポスターに載っている写真の男にぴったりの人物がいる。
不動産業をしている、30～35歳ぐらいの男だ。
チンピラのようながにまたの歩き方をする。つま先の細い大きな靴を履くおしゃれな感じのする男だ。ホストクラブで働いていた経歴の持ち主である。イギリス人からの金のやりとりもあるらしかった。東京都とも何かあるようだった。顔はお笑いの若手タレントのｍに似ている。
この人物は、元オウム信者で今は別の宗教団体代表の上佑である。彼は同時に演歌歌手の氷川Ｋでもある。
同じ雰囲気を持つ父親か親戚のような男がいて、どちらかがどちらかをかばっていることもあるが、共犯で複数犯だった可能性もある。
この男は、くつ下が嫌いな俳優のＩという人物に似ている。
俳優Ｉの方もＡ首相の息子である可能性が高く、俳優Ｉの息子が氷川である。俳優Ｉは、世田谷に住んでいる。
宝財探偵所の迷宮事件 -2につづく
