宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ⑭    エルビスプレスリーの死

●事件名
エルビス・プレスリーの死

●事件の概要
 1997年8月16日、エルビス・プレスリーがメンフィスにある自宅のバスルームで倒れていたところをガールフレンドが発見した。病院に運ばれたが、処方薬の極端な誤飲による不整脈であると診断された。

●事件の背景
 エルビスは、これまでの白人音楽にはなかった黒人のロック音楽を取り入れ、それは爆発的人気になった。コンサートのチケットも死亡直前も売れ切れで、彼のコンサートは世界15カ国が衛生中継したほどだった。
 彼の功績によって、世界のロック音楽が一変したといっても言いすぎでぱなかった。
 
●犯人は誰か
 エルビスは、薬物を大量に服用していたといわれている。
その理由として、睡眠不足と情緒不安定などのノイローゼがあげられる。
テレビで自分の嫌いな番組が放映されていると、所持していた銃をテレビに向けぶっ放していたという。
 この場合、エルビスの身辺にマフィアなどが住み出し、テレビのやっている番組が、自分のことを言っているのではないかと錯覚していたことが考えられる。
もちろん、そういう場合には、そういう原因となるエルビスに反感を持つテレビ関係者の存在もあっただろう。
テレビに嫌われていたというのが問題で、政治的にテレビ業界に圧力がかけられ、テレビの人間たちがエルビスを嫌うように仕向けていたことが考えられる。

 1977年といえば、アカ狩りが気になる。
アカ狩りが激しく横行したのは、1960年代であったが、大量にアカとみなされた者たちを狩っていた者たちにとっては、反社会性的な要因を含んでいると思われたロックを歌っているとともに、自由な思想を持つエルビスのような人物が幅を利かしていたとしたら目ざわりな存在であったことは容易に察しがつく。
 そして、ロックという音楽はもともと黒人の音楽で、エルビスより前のロック歌手たちは顔を黒く塗ってからでないと、白人は歌うことを禁止されていたという。
 アメリカの有名な人物たちの死には、よく黒人が関わっていることが多く、アメリカのナショナリストたちの反発を買い死亡することもある。エルビスが登場してからのロックは、黒人と白人の区別があまりなくなったとされているが、そういうことを気にさわる者たちもアメリカには多い。
 ケネディ大統領やリンカーン大統領も、黒人の人権を認める派の政治家だったが、ともに暗殺されている。
 ケネディの時代には、黒人を擁護する人々がたくさん死んでいたり、戦争により麻薬が流行ったりと、ケネディの掲げる麻薬撲滅、黒人擁護とは全く逆の状態となっている。
 ケネディの政治力がないのではなく、ケネディは、自分の本当の政策と正反対のことを言っていただけである。

 マイヤーというマフィアがいる。
マイヤーズブラザーズというエルビス・プレスリーご用達の洋品店があったが、
マイヤーというマフィアがアメリカにいた。
ケネディ大統領を暗殺したといわれていたオズワルドを射殺したジャック・ルビーの親玉のマフィアのボスの名前が、マイヤー・ランスキーという名前である。

 エルビスは、米国の商業主義の人たちの犠牲になったともいわれている。
つまり、軍需産業にとって、面白くない人物だったことがうかがえる。
 軍需産業の仲間である映画業界からもエルビスは睨まれていただろうし、映画業界からテレビに政治経由で圧力がかかることもあるのではないだろうか。
 ある時、そういう者の手によって殺害が命令され、マフィアなどが近所をうろつくようになり、睡眠不足や神経過敏になり、薬物に手を出し、覚せい剤も打つようになっていった。
入浴中にも、薬物を飲んでいたということから、直接の死因は、そのあたりであろうが、
テレビ番組を嫌っていたというからには、テレビの中にも(イスラエル人など=マイヤーというマフィアのボスは、ユダヤ人だった)彼をノイローゼにしたい者がいたとみるのが普通だろう。

 アカ狩りを任されていたのは、アカ狩りで有名なフーバー長官か、軍需産業の中心的人物ともいえるテキサスのB大統領一族であろう。彼らは、黒人の人権を認めない派の政治家で、黒人に影響され、人々が自由な思想を持つことを嫌っている。
 ケネディ政権のケネディ大統領の下(閣僚)にいた警察の長官である。