宝財探偵所の迷宮事件 ②-8 村下孝蔵死の謎のつづき 妻と別れるために焼き場から脱出

　
　村下氏は、今までの生活やシンガーソングライターとしての生き方を変える必要性が出てきた。妻に不信感を持ちつつ、Ａ元首相とＫ元首相などからも妨害を受け、このままシンガーソングライターを続けるかどうかを迷った。
　彼が音楽活動を引退してやっていたことは、テロ活動である。彼の死亡説後も、元マネージャーＡ首相が村下氏の監視していた。伊豆高原で働いていた2005年頃、その時すでにどこかの権力から経済制裁されていた。自分の不愉快さをしのぐために、空き巣に入り盗みをはたらいたり、偽造口座を作ったり、銀行強盗をしたりして金を手にしていた。覚せい剤などで精神を誤魔化していたりもした。


　Ｈ元首相は、村下氏の妻の実の父親であるといわれ、Ｈ元首相は村下氏の意に逆らうことが出来なかったという。そのうちに自民党の暴力団としてやって行く方が子供のためであるし、音楽活動をするよりも自分のために得策であると考えた。

　村下氏と葛飾区の女性の間に子供がいて、死亡した後必然的にその娘と別れることになった村下氏だが、森順子とＨの間の娘と勘違いさせられていたようでもある。

　スタッフの中に自分を殺そうとしている者がいて、自分の人を見る目が甘かったのではないかと思われるが、ファンに取り繕う口実として、誰のせいだ彼のせいだ、と言う方が、自分が責められない方法だと思い、Ｔ新聞には誰かが悪いことにされてしまっていた。

　シンガーソングライターＨが自分を殺そうとしている、などと口走ったことについては、妻の実家の中にシンガーソングライターＨがいて、Ｈの子のために村下孝蔵は死ね、というスタッフに回り囲まれていたのだ。シンガーソングライターＨの兄弟に、Ｋ元首相の有名な秘書Ｉ氏がいて、村下氏の死にＨと政治家が関係しているというのは、ここから来ている。

　村下氏が倒れた駒込のライブハウスだが、駒込は、妻やライバルにあたる重婚していた葛飾区の女性のゆかりの場所である。文京区駒込の高校で同じギター部に所属していた。葛飾区の女性との間では彼は電気技師という肩書きだった。


　村下氏の妻は、大阪の暴力団の山Ｋ組の娘で、組は覚せい剤の密売をしていた。
　村下氏と結婚する前には、尾崎豊と結婚していて、尾崎氏は1992年に死亡している。尾崎氏と村下氏には共通点があり、葛飾区の女性Ｍさんと妻は同じ部活でライバル同士だった。Ｍさんには政治家や宗教団体のバックがあり、Ｍさんが嫌う（尾崎豊）芸能人の妻となっていたのが村下氏の妻である。妻は覚せい剤を村下氏に常用させ、青年実業家として活躍させた。死亡したのは、実は妻から足を洗うための口実だったかも知れないが、彼を取り囲む環境がそのように動いていたともいえる。

　山Ｋ組は、芸能人や若者などに覚せい剤を売り、いわゆる「シャブ漬け」の廃人同様にし、要がなくなったら殺すということをしている覚せい剤のバイヤーである。
　葛飾区の女性Ｍさんとも結婚していたのに、何故村下氏が死亡するに至ったかといえば、妻（組）の存在の方がやはり大きかったからであろう。
　葛飾区の女性Ｍさんは実は他の芸能人とも親交があり、村下氏のことが本当に好きであったのかは疑問である。学生時代、ギター部に所属していたＭさんは、村下氏のギターを妬んでいたと思われる。
　葛飾区の女性Ｍさんの父はＭ元首相である。

　驚くべきエピソードがある。
　村下氏の遺体は、中野の宝仙寺で告別式をした後、江戸川区の焼き場へ運ばれた。その時、通常、焼かれた遺体は、遺族がひとつずつお骨を拾い骨壷へ入れられるのに、村下氏の場合は何故か「焼き場でやっておく」と言われて、そのままお骨をもらわずに帰ったという。
　これは、焼かれる寸前に村下氏が生き返り、事情を察した焼き場がそのまま村下氏を逃がしたという可能性が大きい。
　暴力団から足を洗うために努力をしていたことが焼き場の人にもわかったのだろうか。

　村下氏のスタッフの中には、妻の実家の暴力団から覚せい剤を買っていた人が多かった。プロデューサーのＳ氏は、尾崎豊のプロデューサーもしていた。
　そういうことも村下氏が死亡してしまった要因の大部分を占めていると思われる。
　芸能人の不自然な死亡の背景には、覚せい剤がからんでいることが多い。　Ｈの名前がどこかに出てくる場合には、バイヤーの関西系暴力団が関係しているだろう。
　村下氏はその仲間に入っていてＨに引っ張られてしまったためにＨに負けてしまったのだ。

　ところで、村下孝蔵の歌を聴いていた人が世の中から次々と姿を消したことがあった。殺害した犯人にしてみれば、彼の曲を聴いている人というのが目障りで迷惑な存在だからである。
　それを実行していたのが、シンガーソングライターＨである。