宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 ②-10    村下孝蔵死の謎のつづき 麻薬密売に関する死?

 尾崎豊は、前月の暴対法の施行により、麻薬取り締まり容疑で逮捕されている。
 麻薬のバックには、I知事がいた。
 I知事とH川は、麻薬の金でつながり、その資金の流れを隠すためか、H川に金を渡すために、殺人を利用している。
 尾崎豊氏も村下孝蔵氏も、同じ女が身辺にいて、死亡している。
 
 この女とH川は恋人のような関係である。

 この女・N原は、高校時代にギター部に所属していて、部長だった。ギターの腕前は副部長Mさんより劣っていたようで、N原は何かとMさんの世話を焼いていたようである。
 Mさんは、オサマビン・ラディン師とつきあいがあり、N原の方は、タリバンのハビブ・ジディでH川とつきあっていた。

 H川もオサマビン・ラディン師より下っ端だったので、何かとオサマビン・ラディン師の世話を焼いていた可能性もある。

 Mさんは、自分のギターが優れているので、尾崎豊氏や村下孝蔵氏のギターは自分の邪魔になると考えていたようである。

 Mさんと葛飾区の女性とは同一人物であり、村下氏と公共施設で出会い、結婚している。
 その前には、N原が村下氏と結婚している。

 しかし、MさんとN原の強弱関係もあり、Mさんが村下氏を邪魔な存在だと見ていたとしたら、N原が村下氏を罠にかけようとしたひとつの動機と考えられる。
 しかし、そのようなことが殺人か死亡事件に発展するのは考えにくい。

 H川の関わる麻薬密売とI知事とのからみでは、よく未解決事件の殺人事件か起きる。

 宮沢一家殺人事件では、H川の密売の金を渡すのに、東京都が邪魔に思っていた宮沢一家をH川らに殺させ、(犯人グループは、平田信の経営する着ぐるみ会社のアルバイトで、有名な芸能人の名前が登場する)麻薬密売金をH川の偽名口座に振り込んだ。その額は3億円ともいわれる。
 
 坂本弁護士一家殺人では、平田信が実行犯の一人で、坂本氏の持っていた金が、I知事からのものだったと推測される。
 この金を殺して奪うように仕組んだのがI知事で、犯人のオウム信者らは、この金が麻薬の密売金であることを知って、坂本氏らを殺害し、I知事からの麻薬密売金を奪う形で受け取っている。


 尾崎豊の事件の場合、尾崎氏の同窓会の翌日に尾崎氏が死亡していて、尾崎氏は同級生らに麻薬はやめるかやめないか聞かれた際に、やめるつもりはない、などと言ったという話が伝わっている。
 それでは、自分の麻薬ルートが暴かれてしまう、と危惧したI知事が、尾崎の父などに頼んで撲殺させたか、麻薬密売ルートの暴力団が殺したのではないかと思われる。

 村下氏の場合、尾崎豊の兄がH川で、その彼女と結婚していた。生前最後のアルバムのタイトルは、同窓舎というものだったが、尾崎豊氏の死亡する前日には同窓会が開かれていた。
 偶然に違いないだろうが、二人の共通点でもある。

 村下氏は、H川か彼女のN原からの麻薬を常用していたと思われ、I知事が何らかの理由(麻薬の密売ルートが暴かれそうになった)により、殺すよう示唆をしたことも考えられる。
 平田信は、実はHの宮と同一人物で、かねてから自分の正体を村下氏に暴かれては困る、という理由から、マネージャーを使い、殺す計画があった。
 しかし村下氏は、平田信坂本弁護士一家殺人事件の犯人であることも、平田がHの宮であることも知らず、Hの宮だから安心だろう、と言う通りにしていたか、マネジャーから入れ替えられていた。
 マネージャーはA首相本人か側近で、妻とA首相の関係は、A首相がH川の父親だった関係である。つまり、妻の愛人の父親がA首相だった。
 そのため、村下氏は平田信の罪をなすりつけられていた。マネージャーから、村下氏が平田信高橋克也であると通報されていた可能性もある(オウムの逃走犯・高橋克也はK政権のT元金融相である)。高橋に間違えられているとすると、高橋克也も事件の犯人の一人である可能性がある。
 高橋克也は、村下氏のバックコーラスをしていたC支かも知れない。

 麻薬の密売人でI知事の命令に逆らえないシンガーソングライターHも、村下氏の死に登場する。
 シンガーソングライターHのバンドにC支という人物がいて、C支は、村下氏のバックコーラスもしていた。
 村下氏がHに呪われる、と言っていたのは、C支という人物のことではないだろうか。

 村下氏は、以前より、演歌歌手が苦手だと言っていた。C支という人物は、演歌歌手Mのバックコーラスもしていた。