宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 29-411    仮谷さん拉致事件のつづき

 菊地直子はI山英太郎の娘?

 I山英太郎によく似た人物に、Kという女がいる。
 I山の顔によく似ているので、同一人物か別人か区別が難しい。
 Kは、昭和25年頃に、麻原彰晃と共に、菊地直子という人を殺しており、
麻原とKが菊地直子という名前をかたれると考えられる。
 オウム内では、麻原彰晃と共犯して殺害した人の名前を信者名として使っていると考えられる。
 この菊地直子など殺害した名前を、麻原がピタりと当てる、ということで、信者から崇拝されていた。一緒に殺した人なので、麻原はつまり、共犯者に対して殺害した人の名前を当てていたのだ。
 菊地直子と思われる人物は、1980年代にBという学校で、菊池Y江と名乗っており、親友が稲葉A子という女だった。この稲葉がI山英太郎だとすれば、始終一緒にいる所を目撃されたり、親友のように親しくしていたので、同一人物ではないことになる。
 I山英太郎の別名者の姉にKという女がいるが、この人物が、菊地Y江に似ている。
 I山とは顔が似ているし、ごく近い姉弟関係なので、間違えられることもよくあるたろう。

 その場合、I山英太郎は、林郁夫と同一人物だが、菊地直子ではないことになる。しかし、ごく近い姉弟関係にあるので、かばっている、ということはある。
 Kは、息子が平田信に似ており、もし、平田なら、親子で逃走犯ということが考えられる。

 菊地直子として逮捕されていたYえり子という女性がいたが、このYという女性がI山英太郎と同一人物なら※、Yは菊地直子によく似ているが別人、ということになる。
 しかし、YをI山とKが逮捕前に入れ替わっていたとすると、その時のYは糸山なので菊地直子ではないことになる。
 このことに(工作)と気づかなければ、菊地に一杯食わされていたことになる。

 Kの顔と、手配書の写真の顔は似ているが、一部分が少し違うような感じもある。
 この場合、考えられるのが、実際の菊地直子と手配書の写真は顔が違うということが考えられ、写真の人物は違う人物である、ということだ。 
 写真の人物は、I山に似ているが、麻原が菊地直子と呼んでいた人物とは別人が手配書の写真に使用されているということで、これがオウムの手口と考えられる。
 Yをいくら調べても菊地ではない、と判断されたのは、写真の人物と実際の菊地直子とは違う人物だったからだ。

 Kは、麻原に菊地直子の文字をとって、菊子と呼ばれており、同様に村岡達子は、麻原から達子と呼ばれていた。
 菊子と達子は姉妹だった。
 
 整形を特定の人物に真似て行うと、その人格まで似てくる、というようなことがあるしたら、誰が誰だか見分けがつかにい、というのは、顔と人格が区別がつかず、その二人いる、ということになる。

 ※その後、Y崎えり子をしていた人物は、I山と菊地直子の娘であることが判明した。

 
 秋元の写真はすりかえられていた

 御茶ノ水(もともと神保町にあったが引っ越した)の広告調査会社の秋元という女がもし菊地直子だとすると、どうしても捕まりたくない、と上司のO島という名前を名乗っていた松本知子(石井久子)に相談し、手配書の写真を誰かとすりかえたのかも知れない。
 広告調査会社には、秋元に顔がよく似た佐藤という女が働いていて、この二人は部署が違うが顔がよく似ていた。
 佐藤という女もオウムだとしたら、秋元の逃走を助けるために、佐藤という女の写真を提出し、秋元が疑われないようにしていた可能性もある。
 秋元は、演歌歌手のY代亜紀(熊本県麻原彰晃の隣のお姉さん)に顔や声が似ていて、厚化粧だった。
 佐藤がI山英太郎かも知れない。