宝財探偵所の迷宮事件

宝財探偵所が未解決事件に挑みます。

宝財探偵所の迷宮事件 29-521    仮谷さん拉致事件のつづき

 被害者は実子なのか違うのか

 林郁夫の殺人で殺害されている人物とは、麻原に脅されて仕方なく殺していた自分の子なのかそうでないのかの参考事例がある。

 京都で起きた同志社大学の職員殺害事件で、犯人は逮捕されたが、被害者のA川孝二という人物は、顔を見る限り上祐である。
 上祐は生きているので、A川は本当は被害者ではなく、またいつものように被害者の顔と名前が別、ということになる。

 同志社大職員の殺人

 被害者と犯人は前日の夜、二人で揉めていて、それをA川という人物が警察に通報している。
 警察官が来て事情を聞いている時に、A川氏の車にブロック塀を投げた男が「警察を呼びやがったな」と言って走り去るのを目撃されている。
 単純に考えれば、この二人のうち、ブロック塀を投げられたA川さんが殺害事件の被害者で、投げた方が加害者、という風に見える。しかし、A川氏の方は顔が上祐で、上祐は生きているので、実は殺害されたのは、ブロック塀を投げられた方であるという可能性がある。
 被害者は、携帯電話で警察に話しているところを何者かに刺されたようだが、この人物がA川氏である、というのは、妻の証言だろう。
 もし、妻が共犯者であれば(例えば、ストーカーのことを相談した女性職員と同一人物者)、本当は別の人物が殺害されたのに、それを自分の夫だ、と言ってしまえばいいことになる。

 被害者の顔とA川孝二という人物は、顔が似ていたのだろうか。

 被害者がもし、言われているように林の息子だとすれば、林の息子や娘はいろいろな事件で殺害されていることが考えられる。