宝財探偵所の迷宮事件 28-24 八王子大和田スーパー殺人事件のつづき
尖閣諸島に石油はあるか
1969年に、尖閣諸島の調査で、イラクに匹敵する石油埋蔵量がある可能性がある、と報告された。
石油といえば、砂漠地帯をイメージするが、岩盤でできている島でも石油が採れるのだろうか。
1951年には沖縄と同時に尖閣諸島がアメリカの施政下に入った。沖縄や尖閣諸島が日本に返還されたのは、1971年のことで、石油が埋蔵されている、と調査が報告されたのは、尖閣諸島がアメリカ施政下に入っていたちょうどその頃である。
もし、本当に石油が埋蔵されているなら、アメリカ採掘を試みているはずだが、2年後に日本に返還されている。
そんなことがあるのだろうか。
あるはずはない。アメリカがもし軍事基地にしていた尖閣諸島で大量の石油が埋蔵されていたとしたら、とうに採掘しているだろう。アメリカがオイルマネーを逃すはずはない。
そうすると、たいした価値もないので2年後に返還したわけだが、ただで返すのがイヤなので、中国に調査させようとして、イラクぐらいの石油埋蔵量がある可能性がある、と報告させたのだろう。